「ザ・バッド・ガイズ」犯罪者を勧誘して犯罪者を捕まえるってワイルド7のパクりかなと思いますけど。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ザ・バッド・ガイズ」を観てきました。

 

ストーリーは、

囚人たちを乗せた護送車が、覆面武装集団に襲撃される事件が発生。多くの凶悪犯罪者が野に放たれてしまった。警察の上層部は逃亡した凶悪犯たちを再び捕まえるため、元警察官のオ・グタクに指令を出し、重大な罪を犯して刑務所に収監されている服役囚たちを集めた極秘プロジェクト「特殊犯罪捜査課」を始動させる。オ・グタクは「伝説の拳」と恐れられているパク・ウンチョルや、天才詐欺師のクァク・ノスン、犯人逮捕で過失致死に問われた元警察官のコ・ユソンらを、減刑を条件にチームに勧誘。凶悪犯たちを追い詰めるが、この事件の背後には国家を揺るがす謎の組織が暗躍していた。

というお話です。

 

 

囚人たちを乗せた護送車が武装集団に突如襲撃され、凶悪な犯罪者たちが脱走してしまう。この事件で、ある女性警官が重傷を負い、寝た切りになってしまう。彼女は、突然に韓国マフィアが統合され、裏に大きな力が動いている事を察知し、調査を始めていたのだった。

彼女と仲の良かったパク・ウンチョルは、彼女の残した資料を調べ、彼女の上司だったオ・グタクと動き出す。

同じ頃、警察トップからオ・グダクへ、護送車から逃げた凶悪犯を再度捕まえるように特命が下る。この史上最悪の事件を解決するため、警察組織の上層部は元警察官のオ・グタクに指令を出し、重罪で刑務所に収監中の服役囚たちを集めた極秘プロジェクト、“特殊犯罪捜査課”を始動させる。



 

オ・グタクは“伝説の拳”と呼ばれて恐れられているパク・ウンチョル、どこか信用できないが頭は切れる詐欺師のクァク・ノスン、過失致死罪に問われた無鉄砲な元エリート刑事のコ・ユソンをメンバーとした最凶チームを結成。

減刑を条件として、時に協力し合い、時に衝突しながらも凶悪犯たちを追い詰めていく。しかし、今回の事件の背後には国家を揺るがす巨大な陰謀が見え隠れし、謎の組織が暗躍していた。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。

 

 

大人気のマ・ドンソク兄さんの最新作です。内容を何も知らず、ただ、ドンソク兄さん見たさに行ってきました。そしたら、映画も面白かったですよ。内容的には、日本の古い「ワイルド7」という漫画のちょっとパクりっぽいかな。警察が使えそうな囚人を使って超法規的組織を作り、犯罪人を捕まえて行くというお話です。

 

ウンチョル(マ・ドンソク)は、組員ではないのですが友人のヤクザの手伝いをしていて、巻き込まれ犯罪者となり、囚人となったんです。力は強く、頭も良いので、その後、オ・グタクに見出されて、”特殊犯罪捜査課”の一員として働きましたが、仕事が終わり、また囚人となっていました。

 

 

そんな時、また大きな犯罪が起こり、オ・グタクに召集されます。オ・グタクは既に引退しており、ガンに侵されて余命が少なくなっていました。しかし、最後の仕事として、特殊犯罪捜査課を再招集します。ウンチョルは再始動なのですが、他の一人は護送車の襲撃で重体となり、もう一人はキリスト教信者となり暴力はしないと言い、新しい人材を探します。そして、クァク・ノスンとコ・ユソンを雇うことに。

 

この新しい3人が強いのよ。もー、マンガのように強いの。オ・グタク班長も強いんだけど、ガンで弱っているからそんなでもないかな。この4人が、警察庁長官?らしき人の命令で護送車から逃げた犯罪者を追って行くんです。その犯罪者の中に、この映画の最大の敵を知っている人物がいるんだけど、その人物が捕まらないのよねぇ。

 

 

とっても面白い展開で、どうなるのかな、どうなるのかなってドキドキしていたのですが、最終的な最大の敵がイヤだったなぁ。昔の話しだし、日本人は、反日の事をやられても、それほど怒らないから上映したんだろうけど、日本人が極悪非道という描き方で、ちょっと辟易しました。

 

どうしてもこういう反日を描くと人気が出るからやるのかしら。韓国も、良い映画を作っているので、あまり悪く言いたくはありませんが、そろそろ、古い国民の人気取りをするのを辞めて、世界的な人間としての描き方をした方が良いのではないかな。あいつらを悪く描いておけば人気が出るだろう的な脚本は、自分たちの品位を落とすことを知らない訳じゃないでしょ。

 

 

俺たちは描きたいものを映画にするというのかもしれないけど、人に嫌な思いをさせる映画ってどうなの?なんでもフィクションなら良いでしょという訳じゃないんですよ。ま、これ以上は言いません。折角の楽しい映画が、最後で嫌な気分にさせられたのは嫌だったなと思っただけです。それに、イマドキ、ヤクザは暴対法などで力がありません。日本の韓国マフィア、中国マフィアの方が、よっぽどたちが悪いと思うけど。

 

映画としては、面白かったと思います。ワイルド7のパクりだけど、まぁ、古い漫画なので判らないと思ったのかな。でも、最後の悪役の描き方に不満がありました。日本人は、ちょっとイヤな気持ちになると思います。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。映画としては、面白いと思いました。犯罪者を警察が雇って、犯罪者を捕まえるというのは、心理が一番わかるだろうから、理にかなっていますもんね。でも、悪役の描き方に反日の意志が少し入っていて、イヤな気持ちになった事と、最初に重体になった女警察官はどうしたの?とか、他にも、回収しきれていない伏線が幾つもあり、そこら辺も、ちょっとマイナスでした。でも、まぁ、頭を使わずに楽しめるので、良いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ザ・バッド・ガイズ」