「裏アカ」幾つアカウントを作ろうと自分は自分なのにね。無駄な露出は自分を落としめるだけです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「裏アカ」を観てきました。

 

ストーリーは、

青山のアパレルショップで店長を務める真知子は、どこか満たされない日々を送っていた。ある日、彼女は年下のカリスマ店員・さやかの何気ない言葉がきっかけでSNSの裏アカウントを作り、胸元の際どい写真を投稿する。表の世界では得られない反応に快感を覚えた真知子の投稿は過激さを増していき、やがてフォロワーの1人と会うことに。その相手は「ゆーと」という年下の男性で、真知子は自分と同じように心の乾きを持つ彼にひかれていく。

というお話です。

 

 

青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子は、どこか満たされない毎日を送っていた。自分の意見は採用されず、年下のカリスマ店員・新堂さやかに仕事を取られ、ストレスが溜まる日々。

そんなある日、さやかの何気ない一言がきっかけで真知子はSNSの裏アカウントを作り、胸元の際どい写真を投稿する。表の世界では決して得られない反応に快感を覚えた真知子の投稿はどんどん過激になっていき、それに呼応するようにフォロワー数も増えていった。



 

「リアルで会いたい」「もっと自分を解放して」 そんな言葉に誘われ、フォロワーの1人と会うことになった真知子。その相手は、”ゆーと”という年下の男だった。

真知子は自分と同じ心の乾きを持つ彼に惹かれていく。しかし、その関係は1度きり。それがゆーととの約束だった。ゆーとと会えないことから、真知子は他の男と関係を持つようになるが、その心は満たされない。



 

裏の世界でフラストレーションがたまっていくのとは裏腹に、表の世界は、店の売り上げ不振回復への施策に自身のアイデアが採用され、大手百貨店とのコラボレーション企画が決まるなど充実していく真知子。やりがいのあるプロジェクトに意気込む真知子だったが、その百貨店担当者の原島努こそが、あのゆーとだった。

表の世界で再会を果たした2人。平静を装う原島に対し、心乱れ動揺を隠せない真知子。原島ではなく、ゆーとに会いたいという思いが日増しに募っていく。表と裏、愛情と憎悪、真実と嘘、理性と欲望。相反する2つが激しく交錯する中、真知子に突然訪れる結末とは。(公式HPより) 後は、映画を観てくださいね。


 

この映画は、2015年にTSUTAYAの映画関係のコンテストで準グランプリを受賞した作品だそうで、それが映画化されました。私、この裏アカウントという定義が、イマイチ解ってないんですよね。セカンドアカウントと思って良いのかしら。それとも、顔出ししていなくて匿名だったら、裏アカって言われちゃうのかな?そしたら、私だって顔を出して無いし、本名では無いので、裏アカなのかな?その辺りがとても曖昧な気がしてます。ただただ、エッチな画像とか出すのを裏アカっていうなら、まぁ、それは裏ビデオと同じ定義だってことで、納得は出来るんですけどね。

 

主人公の真知子は、仕事も上手くいかず後輩から突き上げをくらって、ストレスが溜まってしまい、つい、Twitterで新しいアカウントを作り、胸の谷間の写真を投稿します。確かに、Twitterを見ていると、胸の谷間の写真とか、酷くエロい写真を載せている人いますよね。そんなに見せたいなら、AVに出たり、ポルノ雑誌に出れば良いのに、きっとそれ程キレイじゃないし修整を加えているから、自分で出すしかないのだと思うけど、ちょっと可哀想な人達だなって思います。そして、この主人公もそんな人でした。

 

 

裏アカウントでエロ画像を出していたら、フォロワーが増えて、イイネが沢山ついて、大人気になるんです。そして”ゆーと”という若い男性と知り合います。でも、会うのは1回だけ。それ以上は、決して連絡を取らないという約束でした。後腐れ無くて、良い関係だなと思ったけど、真知子はゆーとが気に入って、また会いたいと思い始めるんです。

 

この真知子、ゆーとと別れた後は、次々とTwitterで知り合った男性と寝て行くんです。凄く貪欲で浅ましい感じで、そこまで落ちるかっていうほど、酷い性生活でした。そんな手当たり次第にヤッていたら、病気になると思うんだけどな。真知子は、綺麗な顔で良いスタイルをしているのに、まるで自分を痛めつけるように、色々な男とヤリまくるんです。だけど、Twitterのフォロワーのある人にだけは連絡もせず、相手にもせずで、段々と相手に恨まれていくんです。

 

 

ここら辺で判っちゃったかな。はっきり言って、ストーリーは王道です。良くあるお話で、他のドラマでも何度か同じようなストーリーを観た覚えがあります。なので、ストーリー的に面白いとは思えませんでした。ただ、気になって、面白いと思ったのは、”ゆーと”という人物です。このゆーと、感情が欠落している男なんですよ。美しい容姿をしていて、人当たりも良く、何でも人並み以上に出来てしまうようなんですが、既に人生に絶望をしていて、生きる意味が無いと思っているんです。このキャラクターは面白いなと思いました。少しは心も動くんだけど、でも、自分から動く気は起きないし、面倒な事はしたくないというスタンスみたいで、こっちを主人公でストーリー展開したら面白いんじゃないかと思いました。だって、女性が主人公だと王道にしかならないんだもん。

 

真知子役の瀧内さん、美しくてカッコ良かったです。私、「火口のふたり」の時に素敵だなって思っていて、また観れて嬉しかったです。映画が主みたいだけど、TVでも観たいな。エヴァのリツコみたいな役をやって欲しいです。ゆーと役の神尾さん、最近、人気が出てきてますね。ちょっと、若い頃の柳楽さんのように、目が印象的ですよね。舞台も経験しているようなので、これからが楽しみです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ちょっと良くありそうなストーリーなのですが、主演は美しいし、相手役も印象的なので、まぁ、いいんじゃないかなって感じですかね。映画としてどうかと言われると、ちょっと悩んじゃうかな。まぁまぁって感じでした。いやぁ、だって、素晴らしいドキュメンタリー映画を2本観た後に、この作品を観たので、比べちゃいけないと思いながらも、ダメでしたね。でも、楽しめる作品だと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「裏アカ」

 

 

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