「アウトポスト」あまりの戦地の状況の酷さに驚き、唖然としてしまいました。辛い映画です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アウトポスト」を観てきました。

 

ストーリーは、

アフガニスタン北東部に位置するキーティング前哨基地は、米軍の補給経路を維持するための重要な拠点とされていたが、四方を険しい山に囲まれた谷底に位置しており、敵に包囲されれば格好の的になってしまうという弱点があった。連日のようにタリバン兵から銃弾が撃ち込まれるという過酷な環境の中で、同基地に派遣されてきたロメシャ二等軍曹らは、「いつ圧倒的多数の敵に囲まれてしまうか」という不安を抱きながら任務に就いていた。そしてついに、その恐れていた事態が現実のものとなり、タリバン兵の総攻撃が開始される。

というお話です。

 

 

アフガニスタン北東部に位置するキーティング前哨基地。米軍の補給経路を維持するための重要拠点とされていたが、派遣されてきたロメシャ2等軍曹ら兵士たちは、その地をひと目見て驚愕する。そこには基地として致命的な欠陥が存在していたのだ。

四方を険しい山に囲まれた谷底に位置しており、敵に包囲されれば格好の的となる。つまり、防御面からすると圧倒的に脆弱なのだ。いつタリバン兵の銃弾が撃ち込まれてもおかしくはない。



 

案の定、日々襲いくる攻撃の中、誰かが命を落としてゆく。「もし圧倒的多数の敵に囲まれたら…」彼らの日常は文字通り死と隣り合わせだった。

そしてその日、ついに恐れていたタリバン兵の総攻撃が開始された。それは後に「カムデシュの戦い」と呼ばれる、アフガニスタン紛争で最も過酷な激戦の幕開けだった。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画は凄かったです。実際にあった戦いが元になっているのですが、これこそ袋叩きっていうのかしら。山に囲まれた窪地に前線基地があるから、そりゃ、攻めやすいですよね。山の上から撃ち下ろせばよいので、とてもやり易く、狙いやすいんです。下から上を狙うのは難しく、とにかく、前からも後ろからも横からも攻められるから、身を隠すのも難しい状態での戦闘になるんです。

 

 

何度も狙われて、沢山の兵士が犠牲になってきたのに、軍は撤退せず、随分と犠牲が出てから、やっぱり撤退しようかって話になって、撤退を決めるんだけど、撤退する少し前に、総攻撃をされてしまいます。

 

もう、あまりの酷さに目を瞑りたくなりました。だって、前からも後ろからも、横からも攻められて、身を隠しても反対から狙われてしまうんです。逃げようと思っても、必ずどこかの方向から見えてしまうから、狙われて撃たれるんですよ。これこそ、袋のネズミって感じでした。

 

 

よく、これほどの攻撃を受けて、全員死亡にならなかったなと驚きました。だって、タリバン兵に基地の中まで入られているんですよ。攻められて、入ってきているんです。もう、全滅させられてもおかしくない状況の中、弾も無くなり、武器も壊れ、兵士もどんどん倒れて行き、終りかって言う時に、ヘリや戦闘機の援護が間に合うんです。でも、既に、沢山の死者も出ていて、酷い状況でした。

 

こんな酷い戦闘があったのだと初めて知りました。こんな事されたら、タリバンへの憎しみは尋常じゃないでしょうね。だって、もう、酷いんですもん。まぁ、相手にしてみれば、お互い様だというのでしょうが、映画で観ると、酷い状況でした。あまり見たいとは思わないような状況でした。

 

 

そんな酷い状況が、始まってすぐの頃からあり、映画の半分以上は、酷い戦闘が続くんです。戦争の酷さと苦しさと悲しさを良く描いているのは解りましたが、あまり見たい映画ではありませんでした。目の前で仲間たちが死んでいくのを見るのは耐え難いですよね。それを、延々と描くのですから、観ている方も辛いです。

 

でも、この映画を観ると、やっぱり戦争はやってはいけないと、心から思います。こんな戦闘地域に家族や知り合いを行かせるなんて、絶対にしたくないと思いますもん。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。戦争の本当の姿を描いていると思うので、観るべき映画だと思いますが、結構、観るのは辛いです。ここまで描かれると、私は、観た後に放心状態になってしまいました。でも、良い映画だったと思います。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「アウトポスト」