「スカイライン 逆襲」3作目は蛇足っぽい感じがしたけど、どうなのかしら? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「スカイライン 逆襲」を観てきました。

 

ストーリーは、

15年前に地球を襲ったエイリアン「ハーベスター(=収穫者)」の目的は、人類を資源として利用することだった。捕らえられた人々は脳を「パイロット」と呼ばれるサイボーグに移植され、奴隷として使われた。ハーベスターの宇宙船が放つ青い光の影響で特殊なDNAを持つことになったローズは、抵抗軍を結成してハーベスターと戦い、彼らを一度は撃退する。しかし、5年後、ハーベスターは反撃の準備を着々と進め、地球に残った30億ものパイロットを再び操ろうとしていた。その計画を阻止するため、ローズは精鋭部隊とともに敵の拠点に向かうが・・・。

というお話です。

 

 

15年前、地球に出現した宇宙船は、青い光を放出し大量の人間を吸い上げていった。彼らエイリアン〈ハーベスター=収穫者〉の目的は、人類を資源に使うこと。捕らわれた人々は、脳を人造人間〈パイロット〉に移植され奴隷として使われた。

母親が妊娠中に捕えられ、青い光の影響で特殊なDNAを持って生まれたローズは、父親代わりのマークらと抵抗軍を結成。10年後、リーダーに成長した彼女は、青い光のパワーの源コアドライブを積んだアルマダ艦を打ち破り〈ハーベスター〉は地球から姿を消した。



 

それから5年、戦いで心に傷を負い抵抗軍を離れたローズは、女医マルらに支えられ世捨て人のように暮らしていた。そんなある日、ラドフォード将軍に呼び出されたローズは、コアドライブが敵の惑星コバルトワンに転送されていたことを知らされる。

すでに〈ハーベスター〉は反撃の準備を整え、洗脳から逃れ地球で暮らす30億もの〈パイロット〉を再び操りはじめるという。それを阻止するにはコアドライブを止めるしかない。残された時間は72時間。ローズはオーエンス大佐、レオン伍長ら精鋭部隊や〈パイロット〉にされたマークの息子トレントらとコバルトワンに向かった。



 

ところがコバルトワンはすでに死の惑星と化していた。ひとけのない惑星に降り立ったローズらは、謎の怪物たちの襲撃をかわしながらコアドライブを捜索。そんな彼らの前に、〈ハーベスター〉のリーダーが現れる。いっぽう地球では〈パイロット〉の群れが人々を襲いはじめていた。(公式HPより)後は、映画を観て下さいね。

 

うーん、この映画、一応、観たけど、酷かったなぁ。人間を食糧にする宇宙人に責められて、最初はメタメタに負けるんだけど、妊婦が宇宙人に取り込まれて、その後に産まれた子供が、宇宙人の影響を受けていたっていうのが1作目で、宇宙人の影響を受けた子供が、宇宙人の力も持って生まれてきていて、その子供が一気に成長して、地球を救うのが2作目。そして、今回の3作目で、今度は、地球に溢れた宇宙人の身体を持った人間が、また宇宙人に支配され始めるという事なんです。

 

 

でね、ウィルスが原因で、人間としての意識が薄れて宇宙人になってしまうから、それを止める為の装置を取りに、敵の星に向かうという話なんです。2作目で、宇宙人の母船を倒したのに、その装置だけ、本星に送っていたらしいんです。なんだかなぁ。で、またも、宇宙人と人間のハーフのローズが出番になって、宇宙人の星まで向かうんですね。

 

でもね、一緒に行く軍関係の人が凄く胡散臭いんですよ。どう見ても、何か企んでいるとしか見えないの。だけど、脅されたりして、行くしかない状態になって行くんだけど、宇宙人の星って、もう宇宙人は滅びていて、彼らが操っている原住民みたいのしかいないんです。そうなると、どうして宇宙人が地球にいるパイロットを操る必要がある訳?って事になるんです。不思議でしょ。自分たちは滅んでいるんだから、今更、地球に意地悪する意味がない。じゃぁ、パイロットをウィルスで狂わせているのは誰なのか、そして何で装置が必要なのかって事なのよ。

 

 

一応、辻褄は合っているんだけど、じゃぁ、そのパイロットを狂わせるウィルスは何なの?とか、その装置で何が出来るの?ってことが、とっても曖昧なのよ。そこら辺は、何の説明もなくスルーで、オイオイ、まず、そっちをちゃんとしようよって言いたくなりました。

 

 

とっても話が荒くて、2作目で活躍したアジア人のアクション俳優さんも、出てきて活躍してくれるんだけど、どういう感じでウィルスに感染して、どういう状態だったのかということを隠して、全く見せないんです。その人、確か、2作目で一部分が宇宙人になっていたようなんですよね。そういうのがどうなっていたのか、考えるのが面倒だったのか、病気が治ったよ~ってところからしか出てきませんでした。

 

いやぁ、この映画、3作も作ったけど、一体なにが訴えたかったのか、何を楽しんで欲しかったのか、私には良く判りませんでした。私は、SF映画大好きなんだけど、こういう、宇宙船に乗って宇宙人と戦って、ってだけで、アクションを見せる為の映画は、あまり好きじゃないんですよ。SFなら、もっと考察をして、辻褄を合わせて、ルールに乗っ取ってやって欲しいです。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁ~、あまりお薦めしたくないけどなぁ~って感じです。観る部分によっては、パイロットの造形とか、敵の操るモビルスーツみたいのは良いんだけど、ストーリーが酷いので、どうしてもお薦めよって言えないんです。ごめんなさい。でも、SF映画が好きな人は、最近、宇宙船で戦うとかの映画が少ないので、久々に楽しめるかもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「スカイライン 逆襲」