「殺意の道程」WOWOWのドラマが劇場版になりました。ドラマは最高の出来ですよ。面白いです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「殺意の道程」を観ました。でも、劇場版ではありません。WOWOWでシリーズで配信しているので、そちらを観ました。このドラマ版のギュッとしたのが劇場版だと思います。

 

ストーリーは、

ある小さな会社の社長が取引先の社長・室岡義之の裏切りが原因で自殺し、息子の窪田一馬はいとこの吾妻満とともに室岡への復讐を決意。キャバクラ嬢の"このは"、"ゆずき"らの協力を得ながら計画を練る。しかし、事はそう簡単ではなく、打ち合わせ場所はどこか、殺害方法やそのために必要な道具はなにか、そもそも完全犯罪はどのようにすればいいのか。2人は初めての殺人のために悪戦苦闘しながらも計画を進めていくが・・・。

というお話です。

 

 

ある日、小さな金属加工会社の社長・窪田貴樹が自ら命を絶った。彼を自殺に追い込んだのは貴樹の会社が下請けをしていた取引先の社長・室岡義之。部品の発注をするからという室岡の口車に乗せられ、室岡の息のかかった金融会社から資金として6000万の借金をした窪田は、突然に発注を断られ、結果、多額の負債を抱え、会社は倒産。全てを失い絶望した貴樹はビルの屋上から投身した。

 

遺族たちの訴えも虚しく、一切罪を問われることなく、まるで他人事のようにその後ものうのうと裕福な生活を続ける室岡。貴樹の息子・窪田一馬は司法では裁かれない室岡への復讐を心に誓う。そして、貴樹が息子のように可愛がっていた一馬の従弟・吾妻満が、復讐を手伝うよと言い、一馬と満は二人で室岡への復讐を誓う。そして完全犯罪をしなければと、計画を立て始める。

 

 

しかし、人を殺すにも準備は必要。これまで一度も犯罪に手を染めたことのない二人は、まず計画会議を開こうとするが場所が無く、一馬の親友・隼人の事務所を借りることにする。親友の隼人が陣中見舞いに訪れ、連れてきたキャバ嬢のこのはが会議に乱入し、計画名を「苺フェア」にすればと言い、殺害計画の名前は「苺フェア」に決定。

 

それから二人は、このはの知識を借りて、他にも信頼する人たちの協力を得て悪戦苦闘しながら殺害方法を探っていく。「殺害計画の打合せ」から「必要な物資の買い出し」、「殺害実行のシミュレーション」など。果たして、一馬と満は復讐を成し遂げることができるのか。後は、ドラマか映画を観て下さいね。

 

 

これ面白かったなぁ~。”殺意の道程”って題名だから、てっきり、暗い復讐劇かと思って、落ち込むのはイヤかなぁと思いながら観てみたのですが、もー、観ながら大笑いでした。

 

主人公の一馬の父親が自殺をして、その原因が、取引先の社長に騙されてサラ金もどきから巨額の借金をしてしまった事を苦にしてのものでした。一馬は復讐をしようと考えていると、お葬式の時に、従兄弟の満から復讐するなら手伝うよって言われるんです。え?手伝ってくれるの?って感じで、復讐計画を練るための打合せをしようとするんだけど、これが、従妹同士だから性格が似ていて、何だか笑っちゃうのよ。

 

 

ファミレスで復讐計画はマズイから一馬の家でやろうと満が言うと、一馬は他人を家に入れるのが苦手で、汚れているから満の家でやろうと言うと、満も家に入れるのが苦手なんです。で、結局、ファミレスで集まるの。おいおいって思うでしょ。案の定、周りがうるさいし、店員が来るので計画を立てられなくて、結局、一馬の親友のオフィスを借りるんです。そこで内緒で計画を進めようとするんだけど、一馬の親友の重盛が陣中見舞いで食べ物を差し入れにキャバ嬢と来るんです。そこでホワイトボードに大きく書かれた復讐計画の題名を見ちゃうの。

 

一馬は親友だから大丈夫とか言ってキャバ嬢もいるのに話を進め、計画名称を考えるんだけど、その題名の中に”殺意の道程”ってあるんです。それで、ドラマ名がそれだから、その題名になるんだろうと思っていたら、キャバ嬢が、解りやすい題名はダメだから、”苺フェア”にしなよって言って、何故か復讐劇の題名が”苺フェア”になるんです。もう、この題名を決めるまでの過程が大笑いでした。あんなに苦労して、場所も考え、題名も幾つも出したのに、キャバ嬢がどっかのチラシから拾った”苺フェア”にしちゃうところが、もう、大笑いでした。

 

 

そんな所から始まって、7話までありました。

第1話「打ち合わせ」

第2話「買い出し」

第3話「本指名」

第4話「張り込み」

第5話「占い」

第6話「最終確認」

最終話「殺意の道程」

 

上に書いた下りは1話です。でも1話だけでこれだけ書けるから、面白過ぎて全話書けないのよ。これ、映画になったらどうなっているんだろう。この面白いのを端折るわけでしょ。勿体ないなぁ。まぁ、劇場版と謳うくらいだから、上手くいいとこどりしているんだろうけど、出来たら全話観て欲しいなぁ。

 

 

買物する話や、キャバ嬢にアドバイスを貰うという名目でキャバクラに行くところとか、もー、ヤメてって言うくらい大笑いでした。キャバクラに行くのに、そんなに緊張するもんなの?ねぇ、ブランドのシャツをわざわざ買ってまで行くとこなの?うーん、楽しかった。なんか、全体の話はともかく、その細かいやり取りが最高なのよね。一馬と満の掛け合いの合間に、一馬の頭の中の声がナレーションで入って、哀しいくらい”どんくさい”んです。とってもカッコいい事を言っているのに、頭の中の声はダメダメ男で、それを井浦新さんが演じているから、もー、嬉しくなっちゃうんです。井浦さん、何やってんの?って感じなんです。

 

 

買物も面白かったし、張り込み中にコンビニで買ったパンを食べるところも笑ったなぁ。あとね、復讐する日程を決めようと思って、キャバ嬢で占いが得意な子が来てくれるんだけど、どんなに占っても、一馬が最適な日が出てこないのよ。何度も探して妥協して、その過程で、それ、絶対に運が良い日じゃないよねって事が解るんだけど、いい日だって事にしちゃって、それ占いじゃないじゃんって笑ってしまいました。

 

この面白さは、観て貰わないと解からないかな。伝えきれませんもん。きっと、劇場版でも、十分に笑えるように編集してあると思います。WOWOWを契約している方は、オンデマンドで観る事が出来ますが、そうでない方は、この劇場版の総集編を観ると楽しめるかな。

 

 

私は、このドラマ(映画)、超!超!お薦めしたいと思います。ごめんなさい、私は、劇場版は観ていないのですが、ドラマは最高に超3つの内容でした。劇場版も、これを編集しているのだから、面白いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。私も時間を作れたら、劇場版も観たいと思っています。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「殺意の道程」