「名も無き世界のエンドロール」ラスト20分で話が180度回転しますがとても納得出来る展開でした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「名も無き世界のエンドロール」を観てきました。今回は少し「ネタバレ」になっている部分があります。それを承知して読んでいただければと思います。

 

ストーリーは、

それぞれ複雑な家庭環境で育った幼なじみのキダとマコト。同じ境遇の転校生ヨッチも加わり、3人で支え合いながら毎日を過ごしてきた。
20歳の時にヨッチが2人の前からいなくなり、そんな2人の前に政治家令嬢でトップモデルのリサが現れる。マコトは彼女に強い興味を抱くが、相手にされず、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。2年後、裏社会に潜り込んだキダは、リサにふさわしい男になるため必死で金を稼いでいたマコトと再会する。マコトの執念と、その理由を知ったキダは、マコトに協力することを誓う。そして・・・。

というお話です。

 

 

複雑な家庭環境で育ち、さみしさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼馴染み。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。しかし20歳の時、訳あってヨッチは2人の元から突然いなくなってしまう。

そんな彼らの元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。リサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。



2年後。勤めていた修理工場が土地開発で立ち退きとなり、キダは社長のツテで裏社会にも通じている会社に就職をする。裏の仕事と解って就職をしたのは、マコトを探す為でもあり、そこでようやくマコトの居場所を見つけることが出来る。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。稼いだ金でワイン会社を買い、表社会で有名になってリサの前に現れるだめだ。マコトの執念とその理由を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。



 

以来、キダは裏の〈交渉屋〉として、マコトは表の〈会社経営者〉として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りて、リサにプロポーズを決行しようとする。しかし、実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった。(公式HPより) 後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、面白かったです。ちょっと破天荒な展開もありますが、映画としては、楽しめる作品になっていたと思います。どうなるんだろうって、ずーっとドキドキしていましたからね。構成も、過去と現在を上手く組合せながら進行して、どうしてそこまでして成功する必要があったのかという事が描かれていて、最後の最後で、その理由が解った時には、ぬぁにぃ~!そりゃ、許しちゃおけねーなって思ったもん。

 

 

主人公のキダとマコトは、子供の頃からとても仲が良くて、良いライバルだったのですが、中学になるとヨッチという女の子が入ってきて、3人で仲良くなります。キダとマコトは複雑な家庭環境で、学校でいじめられたりがあり、ヨッチもキダとマコトに出会うまでは虐められていて、そんな3人が仲良くなり、いつも一緒にいるようになったんです。そして成長し、成人するまでは一緒にいられたのですが、ある理由で離ればなれになることになってしまいます。

 

キダとマコトは、地元の自動車修理工場に就職し、ぼちぼち働いていました。そこへ、真っ赤な高級車を持ち込んできた美しい女性・リサが現れます。マコトは美しいリサを食事に誘いますが、相手にされません。その日から、マコトはリサに相応しい男になる為に、姿を消して金を貯め始めるんです。ちょっと、普通で考えたら変でしょ。一目惚れって言えば、そうかもしれないけど、それにしては必死過ぎると思いませんか?実は、深い理由があるんだけど、それは言えないのよね。

 

 

田舎町は、政治家のおかげで発展することになり、どんどん開発されて、自動車工場も立ち退きになるんだけど、その後、調子良く、キダが裏社会の会社に就職するんです。そしたら、もう、何でも来いって感じで、マコトを有名な会社経営者にまでのし上げて行くんです。凄いでしょ。やっぱり、持つべきものは友達よね。つーか、そこまでする?ってほど、キダはマコトに尽くして行くんです。ちょっと、BLを疑ってしまいますが、そうではありません。(笑) でも、二人とも美しいから、ちょっと嬉しいよね。

もう、ここまで説明すると、凄い展開でしょ。女と付合いたいから、のし上がるって、凄いと思いました。まぁ、違うんだけどね。でも、ここまで出来るというのは、どんな理由があろうとも、凄いと思います。だってね、マコトったら、2年間で4,500万円を貯めたっていうのよ。普通に働いていたんじゃ、そんなお金儲けられないから、どんな仕事をしたのよって感じでしょ。一瞬、カジノでディーラーをやっている姿が映っていたけど、裏カジノのディーラーって、そんなに貰えるんですかね。凄いわ。

 

 

予告で言っていた通り、確かに、ラスト20分で、とんでもない展開になります。大体、半分くらいのところで、何となく、予想が出来てくるのですが、それでも、最後に謎が解けると、やっぱり驚くし、マコトの執念というか、強い気持ちに驚きます。そして、マコトを支えていたキダも、随分と心を痛めていたんだろうと予想が出来て、悲しくなりました。

 

よく出来ていたと思います。流れがとってもスムーズでしたもん。とても観やすくて、最後に拍手したいほどの感動がありましたから。私にマコトほどの強い気持ちは無いかもしれないけど、やっぱりそれほど執着する気持ちは理解出来ました。そりゃ、そうよ。たとえ、日本中を巻き込もうとも、それは許されると思いました。うーん、私ならどうしていたかな。この映画の展開は現実には無理があるけど、太刀打ち出来ないと解った相手に何か返したいと思ったら、やはり現代ならネットに晒すとかなのかな。この映画では、それ以上にするところが好きでした。やっぱりバーン!よね。(笑) ああー、早く「太陽は動かない」が観たいなぁ。

 

 

真剣佑さんと岩田さん、良かったよぉ~!イケメン二人が、一つの目的に向かって突き進んでいく姿は、マジで素敵でした。そこに絡む中村アンさんも良かった。我が儘な政治家の娘でモデルという役で、マジで憎たらしく感じて、上手いなぁと思いました。そんな彼らとは一線を画して、山田杏奈さんも良かったです。彼女、「ミスミソウ」で凄い演技を披露しているので、そちらも必見です。他には、演技派の方々が固めているので気持ちよく観れました。

 

ラストに、半年後の姿がちょっと映りますので、エンディングの途中で帰らないでください。このラストは、”dTVドラマ”に続いていて、そちらでキダのドラマが観れるようです。そちらも面白そうなので、その内、観てみようかなぁと思っています。

 

 

私は、この映画、超!超!超!お薦めしたいと思います。ちょっと、何度も書くけど、29日に公開の映画3本がマジで面白くて、驚きました。というか、1日で観ちゃって、勿体なかったな。また観に行こうかなと思います。あまりにも面白くて、脳に記憶したから、その日は疲れてしまって、次の日、一日中、寝てしまいました。それくらい興奮して、脳を使ったのだと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「名も無き世界のエンドロール」

 

 

 

 

最近、ラベルレスのペットボトルにハマっています。綺麗ですよ。

 

乾燥している時期なので、髪にも潤いを与えてください。