「さんかく窓の外側は夜」を観てきました。
ストーリーは
書店で働く三角康介は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、康介は書店にやって来た除霊師・冷川理人に勧誘され、一緒に除霊の仕事をすることに。刑事・半澤から1年前に起きた連続殺人事件の調査を依頼された2人は、やがて遺体を発見するが、その遺体には呪いがかけられていた。真相を探るうち、彼らは自殺した殺人犯の声を度々聴くようになり・・・。
というお話です。
書店で働く三角康介は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、書店に除霊師・冷川理人が現れる。「僕といれば怖くなくなりますよ」と言って、三角の目の前で除霊をしてみせる。冷川は霊を祓うことが事が出来るようだが、幽霊を見ることは苦手なようだった。三角に触れていると幽霊がよく見えるようで、除霊を仕事とする冷川にとって、三角は貴重な存在だった。冷川は一緒に仕事をして欲しいと三角を誘い、自分が力になるならと冷川の仕事を手伝うようになる。
ある日、冷川の事務所に刑事の半澤がやってくる。二人は半澤から、一年前に起きた未解決連続殺人事件の捜査協力を持ちかけられる。その連続殺人事件は、犯人の自殺という形で捜査が終わったのだが、犯人が殺した何人もの女性からは、身体の一部が紛失しており、事件解決後も、その身体の一部は見つかっていなかった。
調査を始めた冷川と三角は、やがて自殺した犯人の霊と出会う。冷川が三角に触れると、犯行時の状況がフラッシュバックのように浮かび上がり、恨みがましい犯人の声が響く。「ヒウラエリカにだまされた。」と。そして、犯人が持ち去った身体の一部を繋ぎ合わせた遺体が見つかった。
犯人の霊を通して視た情報を元に、何故遺体の一部を集めて新たな一つの遺体を作ったのか、ヒウラエリカとは誰なのか、謎を突き止めようと考える三角と、真相に興味のない冷川。冷川は真相など調べても利益にはならないと突っ撥ねるが、三角は謎が解けない限り、また同じ悲劇が起こるかもしれないと一人でも調べ始める。
真相へと近づいていく三角の前に現れたのは、呪いを操る女子高生・非浦英莉可。〈ヒウラエリカ〉とは何者なのか? 連続殺人事件との関係は?そして三角の危機を察した冷川は彼を追って行くのだが・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、内容的には凄く面白そうに思うんだけど、構成と脚本が悪いので、台無しになっちゃっているような気がしました。だって、全てが中途半端に終わっているんですもん。いくら続編を作りたいと思っていると言っても、1本の映画なのですから、ちゃんと結末をつけて下さらないと観客は納得が出来ません。謎が一つも解けていないじゃないですか。観た後に疑問符だらけで、何がしたかったのか、全く解りませんでした。
岡田さんと志尊さん主演で、そこに平手さんが出演となったら、面白いだろうと思いますよね。もちろん、キャストは良かったし、これ、もっと上手く作っていれば、凄く面白かったと思います。だって、イケメン二人が手を組んで除霊して、そこに連続殺人、新興宗教、超能力、ときたら、面白いに決まっているハズなのですが、うーん、残念でした。何で、こんな風に作っちゃったのかな?
三角は霊が見える事で子供の頃から気持ち悪がられていて、虐めにあっていたことが描かれ、冷川が特殊な育ち方をしていたらしいという事も描かれて、それが、この除霊の仕事にも関係してくるのはちゃんと描かれていましたが、ヒウラエリカに関しては、霊が見える以外に、呪いとは何なのかが解決していないんです。暗示をかけているのだろうけど、遠方から睨んだだけで出来るなら、信じる信じないは関係無いと思うんだけどなぁ。
呪いの箱についても、エネルギーを貯めているのは解ったけど、何の為にそれを作っているのかも解決せずです。なので、謎の連続殺人は、どうして政治家や弁護士が殺されなくちゃいけなかったのかも描かれず、それが宗教団体とどう関わっているのかも解らずじまいだったんです。ヤクザのフロント企業と新興宗教が組んでいるようだったので、何か計画しているんだろうけど、ヤクザと組んでという部分で、既に下衆な感じでしょ。お金目的としか思えず、何だかシックリこないんですよ。
そして、冷川の謎とかも解明されていくのですが、ただ、過去にヒウラエリカの関係している宗教が繋がっているらしいという事は解かっても、それ以上のことは何も解らず、知っているからなんだっていうの?という感じで、全く解らないんです。もー、観ていて、オイオイって思ってしまいました。ここまで引っ張っておいて、何も解決しないってどういうこと?一つは解決したけど、後の事はどうなったの?
続編が作りたいのは解りました。でもね、これじゃ先を観たいとは思いません。ただ、理解不能のまま、もう、先はどーでもいいって感じてしまいます。原作漫画も、まだ終わっていないらしいですね。何度も言いますが、完結していない漫画などを映画化するべきじゃないんです。どうしても、中途半端な作りになって、観る人ががっかりするんですから。
私は、岡田さんと志尊さんが好きなので、凄く期待して観に行きました。お二人がバディを組んで、霊が見える事と除霊出来る事を利用して、事件を起こす犯人を捕まえて行くのだと信じていたのですが、全く違いました。これ、上手く描いていれば、本当に面白い映画になったはずです。岡田さんのツンデレキャラと、志尊さんの天然正直者オバカキャラで、そんな二人の前に、可愛いけどドス黒いヒウラエリカこと平手さんが立ちはだかれば、面白いハズでしょ。そんな彼らを助ける滝藤さん演じる正統派の刑事までいるんだから、もー、絶対ハズさないよって思っていたのに~!!!本当に残念でした。ねえねえ、なんで?どうしてこうなっちゃったの?もう一度、作り直してよ。このキャラで最高なのに、勿体ない!
はぁ~、興奮しちゃった。だって、凄く勿体ないんですもん。岡田さんと志尊さんの、ちょっとBLっぽい感じがもっと観たかったのになぁ~。まぁ、仕方ないか。
私は、この映画、薦めたくないけど、お薦めします。だって、キャラクターは最高なんですもん。映画の出来が悪いだけで、絵を観ているだけだと、本当に最高なんです。誰だって、美しいモノは好きでしょ。岡田さんと志尊さんと平手さんと滝藤さんの世界はとっても綺麗です。でもね、映画の内容を観てしまうと、何をやっているのかな?となってしまうので、困っちゃうのですが、まぁ、美しい方々を観てきてください。それだけで十分ですから。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「さんかく窓の外側は夜」
シーツカバーセットです。お得みたい。
今流行りのロボット掃除機。使ってみたいなぁ。