「43年後のアイ・ラブ・ユー」を持て来ました。
ストーリーは
妻に先立たれ、ひとり、老後生活を送っていた70歳の元演劇評論家クロードは、昔の恋人で人気舞台女優のリリィがアルツハイマーのため介護施設に入ったことを知る。もう一度リリィに会いたいと考えたクロードは、アルツハイマーのフリをして同じ施設に入居するという大胆な計画を実行。リリィと再会を果たすことに成功するが、リリィの記憶からクロードの存在は失われていた。そんなリリィに対し、クロードは毎日のように2人の思い出を語って聞かせる。そしてかつてリリィが演じたこともあるシェイクスピアの「冬物語」が施設で上演されることとなり、クロードは孫娘と一緒にある作戦を立てる。
というお話です。
70歳のクロードは妻を亡くし、LA郊外に一人で住む元演劇評論家。近所に住む親友のシェーンと老後を謳歌していた。
ある日、新聞を読んでいると、昔の恋人で人気舞台女優のリリィがアルツハイマーを患わせて施設に入った事を知る。もう一度リリィに会いたいと願ったクロードは、なんとアルツハイマーの《フリ》をしてリリィと同じ施設に入居するという一世一代の《嘘》を思いつく。
シェーンの協力のもと、遂にリリィと念願の再会を果たしたクロード。だがリリィの記憶からクロードは完全に消し去られていた。そんなリリィに、クロードは毎日のように二人の想い出を優しく語りかけるのだった。
ニューヨークでの出会い、かつて共に過ごしたパリでの日々を綴った手紙、一緒に聴いたガーシュインの音色、そして想い出の花・ユリの香り。しかし、なかなかリリィの記憶は戻らない。
そんなある日、昔リリィが演じたシェイクスピアの「冬物語」を施設で観劇する事になり、クロードは孫娘と一緒にある作戦を実行する。後は、映画を観て下さいね。
なんか、ちょっと良い映画でした。年を取ったら、誰だって衰えて行くし、アルツハイマーになったり、病気にもなりますよね。そんな時に、もし、昔好きだった人が目の前に現れたら嬉しいだろうなぁって思いました。でも、この映画のリリィは、好きな人の事を忘れちゃってるんだけどね。
クロードは、妻に先立たれ、一人暮らしをしています。政治家の娘婿が売春婦と浮気をしていたことがマスコミにスクープされてしまい、娘と孫娘がクロードが一人で住む実家に帰ってくるというので、空いている部屋を掃除していました。一息ついて新聞を見ると、そこにリリィがアツルハイマー病で介護施設に入所したという記事が載っているんです。
クロードとリリィは大恋愛の末に別れたという過去があり、クロードは、リリィに逢うために自分も介護が必要なアルツハイマーだという事にして、入所しようと思い立ちます。実家は娘たちに任せて、旅行に行くと嘘をつき、介護施設に入所します。
リリィに再会するのですが、彼女はアルツハイマーを患っており、クロードの事を忘れてしまっています。なので、クロードは彼女に話しかけ、昔、リリィから貰った手紙をリリィに読ませたりして、クロードを思い出して貰おうとします。彼女の記憶を蘇らせようとする姿が、何ともいじらしくて、良かったです。
昔の恋人に思い出して貰うというシチュエーションはとても良いんです。でも、若い頃のクロードとリリィの恋愛には色々な問題があって上手く行かなかったということがあります。それと娘の夫が浮気をしているけど全く悪いと思っておらず、ゲスな不倫だということと対比して描きたかったのかなと思うのですが、全く上手く行っていないところが問題かなと思いました。この娘夫婦の問題は、私には蛇足にしか思えなかったので、それ、何の意味があるの?って聞きたくなりました。
娘夫婦の問題以外は、良いお話だねという内容だったので、観た後に、ほんわかしました。ま、ちょっと、過去の恋愛には問題があったんだけど、全て時間が解決してくれたという感じで、良いなぁという感じでした。
観ていて思ったのですが、やっぱり自分の好きな人が、自分を忘れてしまっているというのは、悲しいことですね。仕方がない事なんだけど、それでも少しでも思い出して欲しいという気持ちになるのはとても解りました。忘れちゃっている本人は何も考えてないかもしれないけど、少しは、何かもやもやして、知っているようなと思うのかなぁ。うーん、どちらにしろ、しあわせな老後を送って欲しいですね。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。とても良い映画で、感動が出来るのですが、娘夫婦の事が、ちょっと邪魔に思えたかな。でも、孫娘は協力してくれて、素敵なキューピット役になっていたように思いました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「43年後のアイ・ラブ・ユー」
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映画館では、マスクも忘れずにね。