「チャンシルさんには福が多いね」アラフォーだって、まだまだやれるんです。楽しい事は周りに一杯! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「チャンシルさんには福が多いね」を観てきました。

 

ストーリーは、

映画プロデューサーのチャンシルは、ずっと支えてきた映画監督が急死したため失業してしまう。人生の全てを映画に捧げてきた彼女には家も恋人も子どももなく、青春さえも棒に振ってきたことに気づく。そんな彼女に、思わぬ恋の予感が訪れる。

というお話です。

 

 

仕事だけが生きがいだったアラフォーチャンシルさん。映画の打ち上げで盛り上がり、べろべろに酔っぱらっている時に、突然、映画監督が倒れて亡くなってしまいます。

 

ずっとプロデューサーとして支えてきた映画監督が、打ち上げ宴会中に心臓発作で急死なんて、あまりにもあっけなく、唖然とする。これを機に失職して、何もかも失ってしまったチャンシルさん。

 

映画だけに捧げてきた人生、気が付けば男も、子供も、家もなし。もちろん青春なんていまいずこ。そんな八方塞がり、アラフォー女子のチャンシルさんは、山の上の不便な所に部屋を借ります。大家さんは、ちょっと変わった人みたい。隣の部屋のドアは絶対に開けないでと言われ、何かがあるらしい。

 

 

何もやることが無くなってしまったチャンシルさんは、映画に出演した女優の家のメイドとして働くことに。女優のソフィーは、習い事を山ほどしていて、フランス語の教師がやってきます。このフランス語の教師は、本当は映画監督が仕事だが、仕事が無いのでフランス語の教師をしているらしいんです。何となく彼が気になり始め、気も合うと思ったのですが、告白すると玉砕されてしまいます。

 

またも落ち込んだチャンシルさんが家に帰ると、隣の部屋からランニングの男が出てきます。そしてチャンシルさんに、自分は”レスリー・チャン”だと名乗り・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

 

40代独身女性が、バリバリと仕事をしていたのに、突然、仕事を失くしてしまったらという映画なのですが、うーん、私は、共感とかは出来なかったなぁ。こんな風に、仕事に全てをかけるって、どうも苦手で、私は、1つの仕事をしながら、もう一つを同程度に楽しむというスタンスなので、仕事一筋っていう気持ちが解らないんです。

 

主人公のチャンシルさんは、この年齢になるまで、映画プロデューサーとして、亡くなってしまった監督と一緒に頑張っていたらしいのですが、それって、凄く危ないよね。だって、個人事業主でしょ。監督在りきの仕事じゃ、監督が亡くなったら何も無いよね。そんな事、解っていたはずでしょ。プロデューサーなら、会社組織として、その監督をプロデュースしながら、他の映画現場にスタッフを派遣するとか、美術の手配をするとか、そういう仕事を作って置かなきゃいけないのに、何もしていなかったというのが、うーん、先を見ていないよね。プロデューサー業って、先読みするのが仕事じゃないの?不思議でした。

 

 

まぁ、監督が亡くなって、仕事が無くなっちゃったんだから、仕方がないですね。それで、どうしようってことになり、とりあえず部屋を借りるんです。それまで一体、何処に住んでいたんですかね。高級な賃貸にでも住んでいたのかな。新しい部屋は、山の上の車も入れない不便な所。仕事が無くなったから、安い所を借りたんでしょうね。

 

そして、仕事探しを始めるのですが、良い仕事が無かったのか、友人の女優が家政婦を探しているというので、自分がやることにするんです。仕事が見つかり、なんと、その仕事先で、フランス語の先生と出会い、ちょっとイイ感じになるけど上手く行かず、どこまでもツイてないと落ち込みます。

 

 

だけど、そこからが笑える展開になりました。ここまでは、あまり楽しくないというか、ふーんって感じなんです。でも、ここからは、もう、ファンタジーの世界になっていき、日常の中のしあわせに気が付き始めます。それまでは、大家さんは難しそうな人だなって思っていたけど、実は、とても良い人で、文字を教えてあげたりして、良い交流が始まります。

 

40代独身女性というと、なんか、今更どうするの?って感じに思われるかもしれないけど、まだまだ、色々始められるんですよ。その年齢になってみれば解るけど、本当に、色々な事をやってみたくなるの。仕事だって、別にこだわる必要なんてないじゃない。出来る仕事をすればよいし、仕事なんて生きがいにするモンじゃないです。生きる為にお金を稼ぐのが仕事です。そんなものを生き甲斐なんてバカらしい。

 

 

生き甲斐って、好きな事をすることでしょ。映画だって、ペットだって、料理だって、読書だって、なんだって自分の生き甲斐になるんです。人との交流が楽しくて生き甲斐にしても良いんです。年齢なんて関係無いから、好きな事をするべきだし、仕事なんかに囚われる自分を開放すべきだと思いますよ。

 

結婚とか、子供とか、家とか、そんなもの、欲しければ求めても良いけど、別に必要なもんじゃないので、要らなければ手に入れることはありません。私なんて、結婚してても別々に暮らしているし、ホント、一人でも十分なんだけど、何故か離婚してないのよねぇ。不思議だけど、一緒にいる時はしあわせなので、それも良い感じなのかな。人それぞれ、色々な生き方があって良いし、何が正しいなんて無いので、しあわせになれるようにすることが一番だと思いました。

 

 

私は、この映画、うーん、お薦めしたいと思います。あまり面白い映画とは言えないんだけど、イイところを突いているなとは思いました。最初の方、眠くなっちゃってウトウトしちゃっいましたもん。でも、後半に盛り上がってきて楽しかったので、お薦めしておきますね。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「チャンシルさんには福が多いね」

 

 

 

このクッション、とっても気持ち良くて、3枚も買ってしまいました。

 

40歳過ぎたら加湿器は必需品です。