「ワンダーウーマン 1984」久々のハリウッド大作でアクションは楽しいけどストーリーは単純かな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ワンダーウーマン 1984」を観てきました。

 

ストーリーは、

スミソニアン博物館で働く考古学者のダイアナには、幼い頃から厳しい戦闘訓練を受け、ヒーロー界最強とも言われるスーパーパワーを秘めた戦士ワンダーウーマンという、もうひとつの顔があった。1984年、人々の欲望をかなえると声高にうたう実業家マックスの巨大な陰謀と、正体不明の敵チーターの出現により、最強といわれるワンダーウーマンが絶体絶命の危機に陥る。

というお話です。

 

 

1984年、アメリカ・ワシントンD.C.のスミソニアン博物館で考古学者として働くダイアナ。彼女の本当の顔はワンダーウーマン。様々な犯罪を未然に防ぎ、人々を助けている。

ある日、博物館の新しい職員としてバーバラがやってくる。彼女は宝石学・地質学・岩石学の博士であり、ダイアナの同僚となった。美しく誰からも注目されるダイアナに対して、バーバラは自分を上手く表現出来ず、卑屈になっていた。

 

バーバラの所に持ち込まれた盗品の古美術品の鑑定をしていたところ、不思議な石が見つかる。石の台座には、古代文字で願いが1つ叶うと書かれていた。まさかと思いながら、バーバラは望みを心の中で唱えてみる。まぁ、何も変わる訳が無いと思い、そのまま笑い話のように受け流す。一緒に、石を見ていたダイアナも、そっと心の中で愛する人に会いたいと願いを言うが、何も変わらない。まぁ、そんなもんだと考え、石はそのまま放置しておきます。



 

外に出たバーバラは、気持ちが軽くなり、自信に満ち溢れて、誰もが彼女に注目し始める。バーバラは、”ダイアナになりたい。”と望んだのだった。それが石のおかげだとは知らず、博物館に寄付をしたいとやってきた実業家のマックスをバーバラが案内し、その石を調べたいというマックスにバーバラは簡単に貸してしまう。実は、マックスはその石をずっと探していたのであり、願いが叶う石だという事を知っていたのだ。
 

石を手に入れたマックスは、巨大な力を手に入れて、自分の欲の為に使い始める。誰もが、自分だけの願いを言い始め、世界が壊れ始めてしまい、ダイアナはそれを止めようとするが・・・。そしてダイアナになりたいと願ったバーバラは・・・。後は、映画を観て下さいね。

 

久々の大型ハリウッドアクション映画でした。コロナで軒並み公開延期になっているので、とっても嬉しかったのですが、どーも、この「ワンダーウーマン」は、前作の方が面白かったような気がします。内容が単純すぎるんですよ。謎もへったくれも無く、ストレートに願いを叶える石が世界を混乱に陥れるというお話なんです。

 

 

簡単に言ってしまえば、アラジンのお話と同じで、ランプではなく石を持ったら願いが叶うと書いてあって、1人1回だけだよって書いてあるんです。バーバラとダイアナは、そんな石を信じていなかったけど、でも、つい、願ってしまった。そして、その後に石を手に入れたマックスは、調査をして、ずっと石を手に入れようと画策していたようで、自分の願いが何度でも叶えられるような、ある”願い”をして、万能になってしまうんです。うーん、困っちゃうよね。

 

そして、今にも破産しそうだった自分の会社を復活させ、願いをどんどん大きくして、アメリカ大統領まで自分の下に付かせるような状態に持って行っちゃうんです。でもね、普通なら、「これ、世界が壊れちゃうよねぇ。」って気が付くはずなのよ。誰もが、自分の願いを言ったら、どう考えても矛盾が生じてきてしまうでしょ。大きな事を言えば、イスラエルの人たちはイスラム系の人を排除したいと思うし、イスラムの人たちはイスラエルを倒して自分たちが聖地に帰りたいと願うでしょ。お互いに滅ぼし合ってしまうので、願いは叶っても、自分も滅んでしまうんです。

 

 

ちょっと考えれば解るようなことなんだけど、このマックスは、元々頭が悪いのか、全く気が付かないんです。途中から、あまりの頭の悪さに引きました。そんな人間が会社の経営をして、成功する訳が無いじゃないのよぉ~!と笑ってしまいました。でも、何故か、このマックスの味方をするバーバラ。目障りだったわぁ~。

 

バーバラはどんどん強くなっていって、チーターと呼ばれるような悪役になっていました。ダイアナが弱くなっているので、バーバラにやられっぱなしになってしまい、とうとう話題になっていた”ゴールドアーマー”を着て戦うのですが、うーん、あまり役に立っていなかったような。重そうで、動き難そうなんです。それ、無い方が動きやすいんじゃないの?って言ってあげたくなっちゃった。

 

 

そんな感じで、まぁ、大変な戦いをするってことなんです。この下にネタバレします。もし、知りたくない方は止めておいてね。

 

でね、予告でも出ていたように、前作で死んでしまったスティーブが復活します。これがネタバレになると思うんだけど、何故復活したかというと、もちろん、ダイアナが望んだから。だから、この世に復活したんです。でもね、この石の願いですが、願いは叶うけど、必ず代償が伴うと言うんです。スティーブを復活させた代償として、ダイアナのワンダーウーマンとしての力が減っていきます。なので、弱くなって言っちゃって、チーターに負けそうになるのよ。でも、バーバラの方は、完璧に強くなって、何も失っていないように見えるの。ダイアナは優しい心を失くしたと言っていたけど、それ、要らない物だったんだから代償っていうのかな?その辺りが、とっても都合よく作られちゃっていて、面白くないなぁ~って思っちゃいました。

 

 

前は、もう少し道理に合っていたし、楽しい展開もあったと思うんだけど、今回は、魔法の石っていうのが、凄く陳腐で、無理無理に見えてしまい、少し残念でした。ワンダーウーマンは、美しくて強くて、ガル・ガドットさん好きなんだけど、ストーリーをもっと考えて欲しかったな。今回は盛り上がりに欠けたような気がして、ちょっと物足りなかったです。敵の頭が悪過ぎたのかもしれません。悪なら、もっと極悪になって欲しいし、ずる賢くて、ダークな雰囲気が欲しかったです。

 

ま、でも、それなりにアクションなんかは楽しんだんですけどね。内容は、物足りない感じでした。折角久しぶりのハリウッド大作だったのに、残念だったな。ハリウッドの大作が入ってこないと、こんなに寂しいんだなぁと初めて感じました。早くコロナが収まって欲しいなぁ。

 

最後に、エンディングの後に、ある人が出てきます。ゴールド・アーマーに関係する人です。でもね、昔のワンダーウーマンを知っている方には、懐かしいらしいので、ぜひ、見逃さないでください。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。何のかんの、文句を書いたけど、やっぱりハリウッドのアクション映画なので面白いです。家族とか、友達とかと観に行ったら、盛り上がると思いますが、今は盛り上がっちゃいけないんでしたね。大人しく観て下さい。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「ワンダーウーマン 1984」