「約束のネバーランド」年齢が合っていないので原作が丸つぶれです。違和感がMAXでした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「約束のネバーランド」を観てきました。

 

ストーリーは、

自然の中に建てられた孤児院「グレイス=フィールドハウス」。そこで暮らす子どもたちは、母親代わりの優しい「ママ」を慕い、いつか里親に引き取られる日を待ちわびている。年長者のエマ、レイ、ノーマンも、外の世界で待つ幸せな暮らしを信じていた。ある日、里親が見つかり孤児院を去ることになったコニーを見送ったエマとノーマンは、近づくことを固く禁じられていた「門」で、無残にも命を奪われ、食料として出荷されるコニーの姿を目撃する。彼らが楽園だと信じていた孤児院は、「鬼に献上する食用児を育てる農園」。ママは「最上級の食用児を育てる飼育監」だった。全てが偽りだったと気づいたエマたちは、孤児全員を引き連れて無謀ともいえる脱獄計画に乗り出す。

というお話です。

 

 

幸せに満ち溢れた楽園のような孤児院、「グレイス=フィールドハウス」。そこで暮らす孤児たちは、母親代わりでみんなから”ママ”と呼ばれているイザベラのもと、里親に引き取られる年齢になる日を待ちわびていた。

エマ、レイ、ノーマンの3人も、いつか外の世界で暮らすことで、より幸せな日々がやってくると信じていた。”その日”がくるまでは・・・。

里親が見つかり、孤児院を笑顔で後にするコニーを見送ったエマとノーマンは、彼女が肌身離さず抱きしめていた人形が、食堂に落ちているのを偶然見つける。忘れ物の人形を届けるため、決して近づいてはいけないと、ママから教わっていた「門」に向かった2人がそこで目にしたのは、無残にも命を奪われ、食料として出荷されるコニーの姿だった。



 

そう、みんなが「楽園だと信じていた孤児院」は、実は「鬼に献上する食用児を育てる農園」で、さらには母親のように慕っていたママは、「最上級の食用児を育てる飼育監」だったのだ。全てが偽りだったと気が付いた3人は、孤児たち全員を引き連れた、無謀ともいえる脱獄計画をスタートさせる。後は映画を観てくださいね。


  うーん、まず最初に無理がありました。原作では11歳のエマ達の年齢を、映画用に15歳まで上げていたのですが、それでも15歳には全く見えないんです。かろうじてレイの子だけは見えましたが、ほかは無理でした。既に認知度がある浜辺さんを主役にしたかったのでしょうが、さすがにかわいそうです。実写化して年齢変更に失敗した作品となるでしょう。

 

 

でも、北川さんと渡辺さんの起用はピッタリでしたね。原作よりも怖いくらいでした。流石お二人は上手いですね。貼り付けたような笑顔と、細かな目線で、色々な場面を作り上げていて、流石でした。

 

もう、最初に年齢が無理〜って感じだったので、原作を知っていると辛かったです。だから、何度も言うけど、無理に実写化するなって言うんです。

 

 

そして内容も薄くなってたなぁ。もしかして、続編を作るつもりだったのかな?ここから鬼との攻防を描くつもりだったの?いやぁ、流石にこれはダメでしょ。元の話を知っていればいるほど、なんなの?って腹が立つと思います。GFハウスからの脱出編ということなのかな?でも、この状態で最後まで話を続けるのは無理でしょ。この作品で、無理無理なんだから、続編なんて違和感があり過ぎるだろうと思います。

 

ああー、感想の書きようが無いです。これ、原作を読んでいなければ、そんなに違和感が無かったんだろうけど、読んでいればいるほど、全く映画の内容が受け入れられませんでした。逃げて良かったねじゃないんですよ。そこ、まだ序盤だから。そこからが、このお話の中心部だから。ただ、孤児院からの脱獄のお話になっちゃっていて、原作の面白さが出ていませんでした。うーん、実写映画にして、何を描きたかったのかしら。ただ、人気だったから実写化したの?無理にすると、失敗するって言うのがよく解ったでしょって言ってあげたい作品でした。

 

 

すみません、否定的な事しか書けないのが辛いです。これ、アニメ化しているんだから、最終的にアニメを再編集して映画化すれば良かったのに。その方が、よっぽど面白かったと思いますよ。違和感も無かったしね。

 

良かったところを探すと、子供たちの演技が良かったかな。子役の子たち、頑張っていましたね。あの主役の3人も、子役からオーディションして連れて来ればよかったのに。11歳くらいの子を主役に据えて、映画化していれば、もしかしたら、違和感も無く、面白く出来たかもしれませんよ。演技が下手かもしれないけど、それは、観る方も解っているから、差し引いてみるので、大丈夫だと思うけど。

 

 

あ、でも、主演していた浜辺さん、城さん、板垣さんが悪い訳ではないですよ。彼らは、ちゃんと演技をしていました。原作がなければ、十分に良かったと思います。ただ、イメージが合っていないのと、年齢が高すぎるというところかな。城さんは少年に見えるけど、他2人は、やっぱり青年と女性に見えちゃいますもん。城さん、ノーマンの方が合ってたんじゃないかな。性格が捻じれてそうに見えないから、ちょっとレイは辛いかなと思いました。冷静なノーマンの方が良かったかも。

 

やっぱり、この映画では、北川さんが一番ですね。本当に素敵でした。ママ・イザベラ役にピッタリだったよぉ。原作でも、こんな感じですもん。またも北川さんのファンになりました。渡辺さんも、あの意地悪そうに見えて、本当はとても人間らしい部分が出ていて、良かったです。このお二人で、この映画は持っているかなと思いました。

 

 

私は、この映画、あまりお薦めしたくないけど、北川さんと渡辺さんのママ&シスター役は、お薦めしたいのよねぇ。なので、お薦めにしておきます。でも、原作を読んでいる方は、私と同じように違和感を覚えるかもしれません。それを分かって、観に行ってください。私、期待しちゃったから、ムカついちゃったけど、期待しなければ、大丈夫かもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「約束のネバーランド」