「アーニャは、きっと来る」ドイツ軍に追われるユダヤ人たちはピレネー山脈を越えて逃げられるのか。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「アーニャは、きっと来る」を観てきました。

 

ストーリーは、

1942年、ピレネー山脈の麓にある小さな村。生活の大半を羊飼いとして過ごす13歳の少年ジョーは、ユダヤ人の男性ベンジャミンと出会う。彼はユダヤ人の子どもたちをスペインへ逃がす計画をしており、ジョーも手伝うことに。その一方で、ジョーは悲しみの感情を共有することでドイツ軍の下士官と親しくなる。ドイツの労働収容所から帰国したジョーの父親は荒れていたが、ジョーのユダヤ人救出作戦への関与を知ると協力を約束。村人たちが一致団結して子どもたちを逃がす日が迫る中、ベンジャミンが待つ娘アーニャは一向に現れず・・・。

というお話です。

 

 

1942年、ナチス占領下のフランス・ピレネー山脈の麓の小さな村に住む、13歳の少年・ジョーは、生活の大半を羊飼いとして過ごしていた。ある日、羊を追っていたジョーは、山でウトウトしてしまい、その間に熊が近づいてきてしまう。驚き、熊を退治して貰うが、犬が行方不明になってしまう。森へ探しに行くと、そこでユダヤ人の男性ベンジャミンに出会う。熊は、子供を守る為に君の前に出て人を追い払ったのだと言い、役目は果たせたようだと、熊の子を連れて行ってしまう。

気になったジョーは後をつけて、彼が村に一人で住む女性の家に匿われている事を知ります。家を覗いていたことを見られたジョーは、彼女の家に招かれ、彼女の手伝いを頼まれることになる。



 

ベンジャミンは秘密裏にユダヤ人の子どもたちを安全なスペインへ逃がすという危険な計画を企てていた。そしてドイツ軍から逃げる途中で別れてしまった娘のアーニャを、この義母の家で待っているのだとジョーに話す。ジョーは、この計画を手伝うことにする。

一方、ジョーは個人的な悲しみの感情を共有することで、ドイツ軍の下士官と親しくなっていた。彼の田舎も放牧をするような山脈の村らしく、色々知っているようだった。



 

ドイツの労働収容所から帰国したジョーの父親は荒れていたが、ジョーのユダヤ人救出作戦への関与を知ると協力を約束する。村人たち一丸となって子どもたちを逃す日が迫ってくるが、ベンジャミンが待つ娘アーニャは来ない。救出作戦は成功するのか。(公式HPより)後は、映画を観て下さいね。

 

この映画、ちょっと普通のドイツに迫害されるユダヤ人という感じではなくて、楽しめました。ピレネー山脈のある村に、ドイツ軍が進軍してきます。村人は怖がってはいても、虐殺されたりという事は無く、ドイツ軍は、その村を通ってスイスに逃げるユダヤ人を捕まえる為に訪れたようで、村人に危害を加えるつもりはないようでした。

 

 

なので、ジョーも、マトモな下士官の人と仲良くなったり、酷い扱いはうけません。そんな村の外れに住む女性の家に、逃げてきたユダヤ人と子供が匿われていました。最初はこっそりと暮らしているのですが、段々と食料の配給は減り、逃げてきた子供も増えて、食事もままならなくなっていきます。

 

ジョーは、森の中で知り合ったユダヤ人のベンジャミンを助けるために、食料を運んだり、ドイツ軍の目を盗んで助けているんです。匿われている子供は、本当に小さな子供もいて、親と離れ、食べ物もろくに食べられず、早くスイスに逃がしてあげたいのですが、ドイツ軍が山へ入る通路などを見張っていて、簡単には逃げられないんです。

 

 

結局、ベンジャミンたちは2年ほど隠れながら生活をして、アーニャを待っているのですが、もう子供たちの限界も近づき、スイスへ逃げる事に決めます。でも、どうやってドイツ軍の目を盗んで逃げようかという時に、村の人々がみんなで協力して、逃がそうとするんです。その作戦が凄かった。みんな、優しいんですよ。感動でした。

 

村人の中に、知的障害を持つ男の子がいて、ジョーより少し年上なんだけど、ジョーが良く面倒を見てあげているんです。その子は、ドイツ軍だからって上手く誤魔化したりすることが出来ないので、色々と問題が起きてしまいます。何とか、ジョーが庇って助けるのですが・・・。悲劇もおきてしまいます。

 

 

そして、アーニャは来たのかどうかっていうのは映画を観て確かめてくださいね。それは書けないです。父親のベンジャミンと逢えたかどうかも、ネタバレになっちゃうから書けません。それも映画を観て下さいね。

 

戦争によって、沢山の悲劇が生まれて、ユダヤ人だけじゃなく、戦争に巻き込まれた沢山の人々が心に傷を負ったんです。敵も味方も無く、誰もが戦争なんてやりたくないと思いながら、それを避けることが出来なかったという事が描かれていました。良い映画でした。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。良い映画だと思いました。主人公のジョーを演じているのが、”ストレンジャー・シングス”のノア・シュナップで、顔がとても綺麗なので、最初、女の子かと思ってしまいました。あのジャン・レノも出演しています。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「アーニャは、きっと来る」