「君は彼方」私にはダメな映画でした。どうして声優さんに声を頼まなかったのか疑問です。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

君は彼方」を観てきました。

 

ストーリーは、

幼なじみの新(あらた)のことが気になっている澪だったが、気持ちを伝えられずに微妙な関係を続けていた。ある日、些細なことでケンカをしてしまった2人。仲直りをしようと思った澪は、雨の中を新のもとへ向かうが、その途中で交通事故に遭ってしまう。そして意識を取り戻した澪の目の前には、見たこともない不思議な世界が広がっていた。

というお話です。

 

 

「だって・・・努力したからって、絶対報われるわけないじゃん。」
高校2年生の澪は学校の授業は適度に手を抜き、宿題もとりあえず後回し、本気で努力することが苦手な女の子。幼馴染の新と親友の円佳と、放課後は池袋で遊んで、それなりに楽しく生きていた。

「私、新のこと・・・気になってて」
そんなある日、円佳に新のことが好きだと告げられた澪は、自分も新の事が好きだったことに気づく。でも、3人の関係が崩れることが怖くなり「応援する」と伝えてしまった。どうしたら良いのか分からなくなった澪は、新にワザとよそよそしい態度を取ってしまい2人はケンカに。
すれ違いの中で、自分の気持ちから逃げてばかりだったことに気が付いた澪は、新と向き合うことを決め、仲直りをしようと雨の中を新の元へ向かう途中、交通事故に遭ってしまう。



 

そこは、いつもと違ういつもの街。澪が意識を取り戻し、目を開けると、そこには不思議な世界が。海の上を走る電車、横を綺麗なクジラが泳いでいる。見たこともない場所。電車が駅に到着し改札を出ると、今度は見慣れた池袋の街並みが広がっている!けど、どこか変。

不安になりながらも街を歩くと、澪は「この世界のガイドだ」と名乗るギーモンと出会う。
ギーモンから澪は<世の境>にいると説明され、望む世界に行けるという扉を開かせようとした、その時、「これ以上、ガイドの話を聞いたらだめ。戻りましょう!」謎の女の子・菊ちゃんに引き留められた澪は<世の境>から本当に抜けられる方法は<忘れ物口>と呼ばれる場所に行き、元の世界での大切な思い出の中にある“忘れ物”と、帰りたい強い“想い”を伝えることだと教えられる。



 

ギーモンと菊ちゃんと共に<忘れ物口>を探し出した澪だったが、何故か“大切な思い出”が分からない。答えられず戸惑う澪を残し、係員は消えてしまった。「私、新に会いたい。どうしても伝えたいことがあるの!」澪は新の元に戻るための唯一の手段、“大切な忘れ物”を思い出で溢れた“誰もいない池袋”の街で辿ることとなる。後は、映画を観て下さいね。

 

すみません、この映画、酷かったので、私、良い感想は書けませんので、何だったら引き返してください。

 

 

映画が始まってすぐに、主人公の性格の悪さが飛び出しすぎて、全く主人公が好きになれません。こんなに性格が悪い女子を、どんなに顔が可愛いからと言って、好きになる男はいないでしょう。努力したって報われない。ズルして休んだ方が楽。面倒くさいとずーっと言っているような主人公に、誰が共感出来るっていうんですかっ!今、「鬼滅の刃」が大人気なのは、主人公や他のキャラが、人の為に命をかけて戦うという姿勢が感動を生んでいるのに、こんなクズの主人公に誰が感動するかっつーの。

 

 

主人公の澪は幼なじみの新が好きなのですが、友達も新が好きだと知り、言えなくなってしまいます。少女漫画の王道ですね。それでも、新が好きということが抑えきれなくなり、やっぱり好きだと言おうと思い立って、自転車で彼の元へ向かう途中で交通事故にあいます。そして現世と黄泉の国の間の世界に入り、抜けられなくなるというお話でした。もー、何度同じ話を観てきたかっていう感じでしょ。それに、黄泉の国から出る時に乗る風景は、「千と千尋~」にそっくりなのよ。こんなにパクっていいの?って言うほど同じでした。

 

でね、私が一番気分が悪かったのが、声!主人公の澪を松本穂香さんが演じているのですが、酷かった。彼女、演技は上手いし、好きなんだけど、声だけだとこんなに煩いと思ってしまうような声なんですね。感情の強弱とか声のトーンとかが全く合っていなくて、半場まで来たところで、劇場に人がほとんどいなかったので、「煩いなぁ。」とつぶやいてしまいました。今、映画館で声を出すなんて、あり得ないのですが、つい、口をついてしまいました。もちろん、呟き程度ですけどね。

 

 

他にも、声優を俳優さんがやっているのですが、やっぱり吹替は声優さんに頼まないと酷いなと思いました。これ、声をあてる人だけが悪いんじゃなくて、声の指導をした人も悪かったんじゃないかな。

 

もちろんストーリーはお決まりの展開なので、クズの主人公が改心して、前を向いて行くという成長物語を描いているのでしょうが、この主人公が改心するとは思えないなぁと思ってしまいました。もう、最初に嫌いと思ってしまって、途中でも、必死で頑張るという感じに見えず、誰かに頼るばかりで、努力もへったくれも無いようだったので、感動も何も無く、寝れば良かったと思ってしまいました。映画の日に観たから、1000円の損失で済んで良かったです。

 

 

スミマセン、酷い感想ですが、許してください。私は、この映画、お薦め出来ません。私は、この映画が嫌いです。ですが、吹替を俳優さんがやっているので、ファンの方は、声が聞けて嬉しいかもしれませんね。私はダメでした。気になった方は、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「君は彼方」 映画『君は彼方』 (kimikana.jp)