「ボルケーノ・パーク」を観てきました。
ストーリーは、
「天火島」と呼ばれる火山島の調査中に噴火にあい、妻を失った火山学者のタオ。20年後、同地には「活火山の上に建つ世界初の火山テーマパーク」という触れ込みで、実業家のハリスによって一大リゾートが建設された。タオはその危険性に警笛を鳴らしているが、タオの娘シャオモンは、父に抗いハリスのもとで火山学者として働いている。いよいよリゾートがオープンする日、出資者たちが続々と現地に到着するなか、観測チームがマグマの不穏な動きを察知。シャオモンはパークの閉鎖を訴えるが、ハリスは全く耳を貸さない。同じころ、噴火の前兆を察したタオも天火島へと向かっていたが・・・。
というお話です。
火山学者のタオは、「天火島」と呼ばれる火山島を訪れ調査にあたっていた。しかし、その最中に突如火山が噴火し、調査団に加わっていた妻と娘にも襲い掛かる。タオは直ぐに助けに向かうが、娘だけ助かり、妻は犠牲になってしまう。
それから20年後。実業家のハリスによって「天火島」に一大リゾートが建設される。その触れ込みは、「活火山の上に建つ世界初の火山テーマパーク」だった。タオはその危険性に警鐘を鳴らしていたが、その一方でタオの娘シャオモンは、父に抗いハリスの元で火山学者として働いていた。
シャオモンは、母が開発していた火山調査プログラムを完成させるため、現地に入っていたのだ。調査を進めると、突然に天火島に異変が起こり、今にも噴火しそうな兆候が見えてくる。
待望のオープンを控え出資者たちがパークを訪れる中、観測チームがマグマの不穏な動きをハリスに告げるのだが、全く取り合おうとはしない。シャオモンが危険を察知し、火山近くの展望台に向かった客たちを止めようとするのだが、そのまま向かってしまう。
火山へ向かったシャオモンの前に、父親のタオが現れる。天火島の不穏な動きを感じ、タオはシャオモンを連れ帰る為にこの島へ来たのだった。
再会も束の間、とうとう天火島は噴火し、溶岩が流れ出し、火砕流が起こり、人々はパニックに陥っていく。そして・・・。後は、映画を観て下さいね。
この映画、うーん、何だったんだろう。一時、流行ったハリケーン映画とか火山映画とかがあったでしょ。あれを思い出して、再度作った感じかな。目新しい内容は一切無くて、相変わらず、昔、噴火したことがあって、そのリベンジで調査をして、今度こそ予知して見せるって調査をしているんだけど、やっぱり失敗しちゃって、予知出来ませんでした~!噴火しちゃって、被害が沢山出ました~って内容でした。それで、自然の驚異を描くって事なんだと思うけど、毎度、同じ作りでは、飽きるよね。
以前は、こういう映画、ハリウッド製だったのに、今回は、中国製でした。ハリウッドに負けるなって感じで作っているので、確かに、よく作ってはいました。CGも多様しているし、アクションも頑張っていたかな。でも、さすがにワン・シュエチーさんだと年を取り過ぎているような気がしたのですが、もう少し、若手は居なかったんですかね。ちょっと辛そうに見えてしまいました。カッコいいことはカッコいいですよ。アクションをいままでずっとやられてきた俳優さんらしいので、上手いです。でも、もう、若手に任せたらどうでしょうか。娘役のハンナ・クィンリヴァンさんも、アクションを頑張っていて、彼女はまぁ、良かったかな。
話としては、ちょっと無理やり感が多々ありました。火口のすぐ近くに調査施設を設置して、火山全体に調査用の機器を設置しているのに、噴火する直前まで何も解らないんですよ。ハンナが子供の頃に母親が研究していたものを引き継いで、最新のシステムで火山の動きを調査しているにもかかわらず、危ないですって言い始めて直ぐに噴火しちゃうんです。本当に、10分無いくらいじゃないかしら。そんなに危ない火山なら、ちゃんと避難場所みたいのも作っておかないとおかしいでしょ。もう、噴火したら、ただ船で逃げるだけなんです。不思議だったなぁ。
いやぁ、何ていうか、本当にB級映画というか、もっと笑える内容ならB級映画だから~って笑えるんだけど、真面目にやっちゃっているから、凄く観ていて辛いんです。嫌になっちゃうの。
火山映画を観るなら、同じ名前の「ボルケーノ」を観た方が断然面白いと思いました。トミー・リー・ジョーンズが主演の映画の方は、結構、楽しめるしハラハラするので、そちらの方がお薦めかな。1997年の映画ですが、現代の映画よりよく出来ていたと思います。
スミマセン、私、この映画、あまりお薦めしたくないかなぁ。まぁ、アクションだけを観るなら、楽しめるかもしれません。おじいちゃんが頑張っているので、良いと思います。気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「ボルケーノ・パーク」