「魔女見習いをさがして」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
教員志望の大学生ソラ、帰国子女の会社員ミレ、フリーターのレイカ。年齢も住む場所も悩みも全てが違う3人だったが、不思議な巡り合わせで一緒に旅に出ることに。3人は「どれみ」にゆかりのある様々な土地を巡る旅を通し、大人になって忘れてしまっていたそれぞれの大切なものを見いだしていく。
というお話です。
教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ22歳―名古屋
望んだ仕事についたものの、職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ27歳―東京
夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ20歳―尾道
年齢も性格も住んでいる場所も…なにもかもが違う三人。しかも、それぞれ思い描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中!そんな彼女たちを引き合わせたのは“おジャ魔女どれみ”!?
かつて魔女見習いたちが集っていたMAHO堂―鎌倉にある洋館での
運命的な出会いをきっかけに、三人は飛騨高山・京都・奈良と「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を巡る旅へ!
笑って泣いて支え合って、かけがえのない時間を過ごした三人は改めて気づく、いつもどれみたちがそばにいてくれたことに。そして魔女見習いたちに背中を押され、踏み出した先に、素敵な世界が広がっていた。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。
「おジャ魔女どれみ」というアニメが元になっているらしいのですが、私は、そのアニメを一切知りませんでした。今回の映画で知ったのですが、子供向けのアニメだったのかしら。今から20年くらい前にやっていたようなので、今、25歳くらいの方が丁度観ていたのかな。そんな訳で、観に行っても内容が解らなかったらどうしようかなと心配していたのですが、全く大丈夫でした。
この映画、「おジャ魔女どれみ」がベースになっているけど、そのアニメを観ていた女の子たちが、成長して、社会で悩んだり苦しんだりして、それでも子供の頃に観たアニメに元気を貰って、再起をするってお話なんです。なので、おジャ魔女どれみが出てくるのではないし、話の続きだったりすることも無いので、初めて観ても、全く問題無いんです。
この映画だけで十分に楽しめるし、ちょっと感動出来ちゃって、女性には、思い当たり部分も多々あったりして、共感が出来ると思いました。3人の女子、ソラ、ミレ、レイカが主人公で、この3人がとても自然体に描かれているんです。
ソラちゃんは、学校の先生になりたいと思っていたけど、障がいを持つ子供への対応に苦労してしまい、教師の道に進むのが不安になってしまいます。ミレちゃんは、27歳で一流商社に勤めています。帰国子女なので、女性ながら外国人との商談が上手く、取引を進めてきたのですが、女だからという理由で、提案も読んでもらえず、プロジェクトから外されてしまいます。会社の古い体質に怒るのですが、一人で怒っても何も変わらず、関係ない部署へ移動させられてしまいます。レイカは、フリーターです。美術系の学校に進みたいと思い、進学費用を貯めているのですが、ダメ男と付き合ってしまい、お金が貯まりません。絵の勉強をしたいと思っているのですが、夢は遠くなるばかり。
それぞれが自分の未来を見失いそうになっていた時に、子供の頃に観ていた大好きなアニメを思い出し、その舞台になっていた場所を訪れ、そこで3人が出会って励まし合いながら、自分の夢に向かって歩き出すんです。
頑張っている女性を応援するような内容で、どんなに辛い事があっても、どんなに悲しい事があっても、友達が一緒に居てくれるから大丈夫、ちゃんと前を向いて歩いて行けるよっていう事でした。おジャ魔女とは関係ないのよね。もしかして、アニメを観ていた人なら、色々な場所とか、モノとかが関係していて気が付いたのかもしれませんが、私は知らないので、ただ、女の子、頑張れっ!っていう内容で楽しめました。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。大人になった女子が楽しめるアニメ作品です。おジャ魔女は、ほとんど関係がありません。でも、知っているならもっと面白いと思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。