「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」を観てきました。
ストーリーは、
地上の落書きをエネルギーに浮かぶ王国「ラクガキングダム」は、時代の流れで地上から落書きがめっきり減ったことで崩壊の危機に直面。人間たちに無理やり落書きをさせる「ウキウキカキカキ作戦」を決行し、地上への進撃を開始する。一方、ラクガキキングダムのお姫様は、描いたものが動き出すという王国の秘宝「ミラクルクレヨン」を持ち出し、決死の覚悟で地上に託す。ミラクルクレヨンを手にしたしんのすけは、実体化した落書きたちと力をあわせて平和のために立ち上がるが・・・。
というお話です。
地上の落書きをエネルギーに浮かぶ王国「ラクガキングダム」は、時代の流れで地上から落書きがめっきり減ったことで崩壊の危機に直面していた。防衛大臣は国を助ける為に強硬手段を取ろうと計画し、とうとう実行に移す。
国王を逮捕し、地上の人間たちに無理やり落書きをさせる「ウキウキカキカキ作戦」を決行。地上への進撃を開始する。一方、ラクガキキングダムのお姫様は、描いたものが動き出すという王国の秘宝「ミラクルクレヨン」を持ち出し、決死の覚悟で地上に居るであろう勇者に託すことにする。
ミラクルクレヨンを託された画家は地上に降りて勇者を探すと、幼稚園児のしんのすけが目の前に現れる。クレヨンで絵を描かせてみると、その絵が光り出して物体化する。しんのすけが勇者だと解った画家は、ミラクルクレヨンを新之助に託し、自分は追ってを食い止める。
追手から逃れたしんのすけは、何故か春日部から遠く離れた場所に着いてしまう。仲間を手に入れるべく、ミラクルクレヨンで絵を描いて、”2日目のパンツ””ななこお姉さんもどき””ぶりぶりざえもん”を実体化させ、春日部の町を助けるべく、勇者として立ち上がる。そして春日部の町を目指して旅を始めるのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
やっぱり”クレヨンしんちゃん”は脚本が良いですね。こんなにも大人を感動させるなんて。でも、子供はどう思っているのかな。大人が強制して落書きは止めなさいって教えこんで、絵を描く楽しさを忘れている子供はたくさんいるのでしょ。こんなんじゃ、バンクシーなんて絶対に生まれませんよね。だって、絵を描くことの意義が判らないんですから。絵を描くという事は、言葉では伝わらない事をその1枚に心を込めて描くという事なのに。そんな大切な事を忘れてしまっている日本の社会は、やっぱり衰退する一方なんでしょうね。
落書きって読んで字のごとく、落とし書きだと思っていて、言葉で表せない、何とも言えない気持ちを表す絵で、子供の頃って、まだ言葉を知らないから、必死で絵で伝えようとするんです。だから本当は、大きなキャンパスとかに、好き勝手に描かせてあげたいんだけどね。
私が子供の頃なんて、アスファルトの上にチョークで好き勝手に絵を描いて、雨が降れば流れちゃうで良かったのに、今時、そんなことをしたら車に轢かれるし、ご近所の人に迷惑だと言われるし、喜んで騒いでいるとうるさいと言われちゃったりして、おかしな世の中ですよ。子供は騒ぐの当たり前じゃないですかねぇ。大騒ぎして走り回るのが楽しいのに、それが出来ない今の子供は、本当に可哀想だと思います。
あーあ、”ラクガキングダム”が落ちてきちゃえば良かったのに。映画の中で、春日部の大人たちが、助けてくれたしんちゃんに対してクレヨンを使っちゃったのを責め立てるシーンがあるんです。しんちゃんがクレヨンを使って助けてくれたのに、よくそんなことが言えるなぁって思いました。だから、ラクガキングダムが落ちてきちゃって、子供だけが楽しめる春日部にしちゃえば良かったのにね。大人なんて要らないよっ!
SNSとかで「安倍ヤメロ!」とか書いている人たちも同じよね。良い時もあっただろうに、悪いニュースだけを責め立てて、辞めるって言ったら大人しくなっちゃうなんて、汚い人たちだなって思いました。人に文句を言う時は、良い部分も尊重しながら悪い部分を責めなくちゃ、相手が潰れてしまいます。潰しちゃったら、もうそこで終っちゃうの。最後まで責任を追及したいなら責めるだけじゃダメなのよ。ホント、この映画の春日部の大人とSNSの被害妄想の大きい人たちって一緒だなって思いました。
話を戻して、今回のしんちゃんは感動作でした。しんちゃんだから、とっても解りやすくて、単純で、こんなにストレートだけど、一番、伝えたいことだよなぁって思いました。子供たちに、子供らしい楽しみ方を与えてあげたいし、もっと伸び伸びした気持ちで成長して欲しいし、そんな子供に「あれはダメ、これはダメ」なんて言う大人は要らないし、そして、子供同士の友情を大切にして欲しいと思いました。
防衛大臣役を俳優の山田裕貴さんが演じていて、良かったですよ。最初は凄い悪役かな~って思うんだけど・・・。イイ役です。お姫様役できゃりーぱみゅぱみゅさんも出演していて、可愛かったです。あと、りんごちゃんが出ているんだけど、私はあまり好きでは無かったです。
そうそう、春日部のショッピングセンターの名前が「サトーココノカドー」で、あのイトーさん家の八日ドーのパロディって初めて知りました。この名前、今までも出ていたのかしら。今回、初めて気が付きました。楽しかったな。
ちょっと残念なのが、今回は、ヒロシとミサエとヒマワリの出番が少なくて寂しかったです。新しいキャラクターも多かったから仕方ないんだけど、今度は、シロももっと活躍して欲しいな。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。子供と観ると楽しそうだなって思いました。大人同士で観ても、考えさせられて、感動すると思います。私は好きだったな。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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