「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」子供の失踪は中国では多いと聞きましたが韓国でもあるんですね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」のオンライン試写会に当たりました。映画サイトのcocoさん(@coco_official)で当選しました。

 

ストーリーは、

看護師として働くジョンヨンと夫のミョングクは、6年前に行方不明となった息子のユンスを探し続けていた。捜索途中に悲劇的な事故に遭い、憔悴しきった彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という情報が寄せられる。その情報をもとにジョンヨンは漁村へと向かうが、彼女の前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。

というお話です。

 

 

ソウルの病院で看護師として働くジョンヨン。6年前、当時7歳の息子ユンスが公園で失踪し、夫のミョングクと共に捜し続けている。夫婦で支え合いながら日々を送る中、捜索中に悲劇的な事故が起こる。突然の出来事に、憔悴しきるジョンヨン。そんな彼女の元に、ユンスの目撃情報が寄せられる。

また、いつものように偽の情報で金を取ろうとするのかもと思い、詳しい情報を聞くと、桃のアレルギー、耳の後ろの斑点、やけどの痕、そして足の小指の副爪(ふくそう)があるようだと言う。目撃された少年とユンスの特徴は一致しているようだ。その情報に一縷の望みをかけ、ジョンヨンは、ユンスに似た少年・ミンスのいる《マンソン釣り場》へと向かう。



 

釣り場を営むのは、老夫婦と、夫を亡くした女性と息子の親子、そして何名かの従業員たち。しかし、彼らに尋ねても「ミンスなんて少年は知らない」の一点張り、さらに、地元警察のホン警長でさえ、ミンスの存在を隠そうとしているかのようだ。

ミンスは、近くの島に住む老婆が、自分が死んだら面倒を見られないからと言って、その釣り場に置いて行ったらしい。もし、誘拐された子供に仕事をさせていたと知られたら、罪に問われるかもしれない。それに釣り場の女とホン警長はデキていて、部下がミンスをチラシの子供に似ていると行った時も、そんな事ある訳が無いと言って黙らせたのだ。皆でグルになって、ミンスを隠していたのだった。



 

引き下がれないジョンヨンは、その夜、一家が寝静まった頃を見計らい釣り場の一角にある家に侵入するが…。(公式HPより)後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、ちょっとビックリするような内容の映画でした。中国では、”一人っ子政策”などがあり、子供が欲しかったり、働き手が欲しい人が、子供を連れ去ってしまうという映画を以前、観たことがあるのですが、韓国でもこんな事があるんですね。子供が産まれたら役所に届けて、戸籍のようなものを作るんじゃないのかな?突然に小学生くらいの子供を仕事場で働かせていたら、おかしいなぁと思って、ご近所の方が通報しないのかしら。なんか、日本では考えられないほど、管理がずさんというか、酷い国だなと思いました。確かに、韓国の人たちって、自分の事は凄く大切だけど、他人はどうでも良さそうですもんね。

 

 

どこかから連れてこられた子供を働かせて、夜は監禁して逃げられないようにしているんです。子供が学校へも行かずに仕事をしていたら、周りの人たちは通報しようよ。まぁ、通報されたとしても、警察の偉い人がグルなのでもみ消されていたのだと思いますけど。でも、6年間も誰にも気が付かれずに働かされている子供って、本当に可哀想だと思いました。

 

息子を捜しに行ったジョンヨンは、釣り場の人々に息子の事を聞きまわり、知らないと言われ続けるのですが、どーも違和感が拭えなくて、こっそり夜に忍び込んで調べると、子供の靴や洋服、それに監禁されている子供を見つけるんです。でも、それが息子かどうかの確信は持てず、その場はそのままにして出て行きます。

 

 

田舎の方の漁港の釣り堀だし、警察官は敵っぽいし、周りには犯罪者のような荒っぽい男ばかりがいて、ジョンヨン一人で子供を助け出して逃げるなんて、到底無理だと思いました。普通、怪しいと解ったなら、まず味方を何人も呼んで、警察が敵らしいと解っているのだから、自分の地域の警察を巻き込んで、対抗策を取らないとね。女一人なので、捕まって監禁されたら、それで終わりですから。

 

それにしても、こんな風に子供を連れてきて、学校にも行かせずに働かせるって、あり得ないよなぁ。時代が違うのかなと思ったけど、スマホを使っているので現代でしょ。それにスマホが使えるなら、危ないと思ったら、警察が敵というなら、親族は失踪人の相談窓口の人に連絡を取って、手続きをして貰えば良かったのに。なんか、とっても不思議な事がいっぱいありました。

 

 

韓国の子供失踪事情を全く知らないので、今でも、こんな事がまかり通っているのなら、国が法律を改正すべきでしょ。子供を学校へ行かせずに働かせていたり、自分の子供じゃない子を連れているのを見つけたら、児童福祉局などが動くなどの措置を取らないと。こんな事が今もあるのなら、韓国という国は怖くて暮らせない国だという事です。治安も何も、あったもんじゃない。

 

それにしても、主人公のジョンヨンを演じたイ・ヨンエさん、美しかったな。以前、「親切なクムジャさん」を見て、美しい女優さんだなぁと思いましたが、14年経った今も、本当に美しいです。一人で立ち向かう姿は素晴らしかったです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。今の韓国のお話だと思うと、ちょっとおかしな部分が多いですが、子供を思う母親の気持ちは、とても良く描かれていたと思います。但し、クライマックスのシーンは、何人もの男がジョンヨンに暴力を振るうので、ちょっと観ていたくないと思うほどでした。男性が女性に暴力を振るうシーンは観たくなかったな。辛かったです。それに、普通こんなに殴られたら、骨が折れて、女性は死んでしまっているんじゃないかな。その場面は嫌だったけど、母親の子を思う気持ちは、観て欲しいなと思いました。最後に一言。不幸な終わり方ではない、凄い展開が最後の最後にあるので、見逃さないでくださいね。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人|映画情報のぴあ映画生活