「ファナティック ハリウッドの狂愛者」設定に問題があるけど、ストーカー映画楽しめましたよ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「ファナティック ハリウッドの狂愛者」を観てきました。

 

ストーリーは、

ハリウッド大通りでパフォーマーをしながら、さえない毎日を送っている映画オタクのムース。そんな彼の夢は、熱狂的なファンである人気俳優ハンター・ダンバーからサインをもらうことだった。しかし、ようやく念願かなって参加したサイン会でダンバーから冷たくあしらわれたことから、ムースの愛情が歪みはじめる。ダンバーの豪邸を突き止めたムースは何度も彼に接触を試みるが、ムースを気味悪がるダンバーから激しく拒絶されてしまう。そして、ムースのダンバーへの行動が次第に暴走していき・・・。

というお話です。

 

 

ハリウッド大通りでパフォーマーをしながら日銭を稼ぐムースは大の映画オタク。少し知的障害があるようだが、何とかやっていた。彼は人気俳優ハンター・ダンバーの熱狂的なファンで、いつかダンバーに遭ってサインをもらう事を夢見ていた。

ある日、行きつけのグッズショップで、店主がダンバーがサイン会に来るとチラシを渡してくれる。大喜びするムースは、店で売っているダンバーの衣装を安くしてくれと言って購入し、サイン会の日を心待ちにしていた。

サイン会の日になり、サインをもらう列に並ぶムース。ダンバーが目の前にと思ったら、ダンバーは呼び出され、席を立ってしまう。ずっと待っていたムースは我慢が出来ず、ダンバーを追って行き、私用の話をしているダンバーに”サインをくれ”と詰め寄ってしまう。



 

ダンバーはハリウッド俳優なのでストーカーの怖さを知っており”これ以上、付きまとうな”と詰めたく突き放してしまう。ダンバーは今まで、ムースのヒーローであり、優しいスターだったのに、現実のダンバーは怖い男だった。

あれはダンバーじゃないと認識したムースは、自分のダンバーに逢うためにダンバーの豪邸を突き止め、家の周りをうろうろしているとダンバーに見つかり、またも酷くあしらわれる。ダンバーの方も気味悪がり始めた。しかし、もうムースは我慢出来ずに、とうとう家に忍び込み、ストーカーさながらの行動を始める。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、ファンの怖さを描いています。いや、でも、観ていて、こんな人っているんだろうなぁと思いました。私、一時期、映画スターが来日した時にやるレッドカーペットイベントに参加していて、サインをもらった事があるんです。イベントが始まる前に行って、並べば貰えるものだと思っていたら大間違いで、早朝または前日から泊まり込みで並んで、会場に入って、何時間も待って、サインを貰うんです。さすがに耐えられなくなりました。でも、それくらい熱狂するんですよね。

 

私はどんなに好きでも、のめり込むほどに好きになる事は無いし、好きな気持ちが長続きしないので、ストーカーになるほどのファンの気持ちは解りませんが、でも、そういう人がいるだろうなという想像は付きます。あの熱狂ぶりを見れば解りますもん。

 

 

この映画のムースは、ダンバーという俳優の大ファンなんです。少し知的障害があるようで、そうなると、確かに何かに執着し易いのかなとも思いました。でも、ダンバーの方は溜まったもんじゃないですよね。付きまとわれてサインが欲しいなんて言われたら、怖いですよ。日本でも、よく街中で有名人を見つけてサインが欲しいという人がいるけど、場所をわきまえて言って欲しいよね。以前、舞台を観た後に、プライベートで観に来ている俳優さんにサインをねだっている人がいたけど、みっともないし目障りでした。俳優さんも迷惑がっていたけど、舞台を観るという意識があるなら、その会場で俗世の事をするなんて、出て行けって感じです。折角の舞台がぶち壊れちゃう。

 

話を戻して、そんなムースだから、サインを断られて冷たくされたので、もっと執着しちゃうんです。きっと、あの時は気分が悪かったんだとか、自分に良いように解釈して、彼に接触しようと自宅へ侵入するんです。ちょっとぉ~!あり得ないでしょ。ハリウッドのビバリーヒルズの家々には、ほとんどセキュリティが入っているし、監視カメラがあるんですけど。もちろん周りの道路の至る所に監視カメラも付いています。なんで入れちゃうわけ?簡単に塀を昇って入っていたけど、それ、あり得ないでしょ~!

 

 

何故かセキュリティーが無いので、簡単に入れちゃって、変態丸出しの物色が始まります。もー、マジで怖かった。色々なモノの匂いを嗅いだり、彼の歯ブラシを使ったり、マジで耐えられなかった。キモかった。観ながら、イヤイヤ~!!って思いましたもん。色々、恐ろしい事をするんだけど、ネタバレになるので、全部は書けません。でも、驚くような事をします。それも、それをするのは、ムース役のトラボルタさんなんですよぉ。ちょっとぉ~、トラボルタさん、カッコいい悪役とかを好演しているのに、今回はキモすぎますってぇ~!

 

この映画、おかしな部分が沢山あって、まず、知的障害があるのに、何の補助も、誰の助けも借りていないように見えたんです。カメラマンのリアという女性が友達として出てくるけど、補助をする人では無いようだったし、これだけ問題行動をするようなら、やっぱり補助する人が付くべきだと思うけどなぁ。

 

 

それに、上にも書きましたが、ハリウッド俳優の豪邸なのにセキュリティが無いって事。あり得ないでしょ。今時、セキュリティの他にパニックルームも備えたりしているのに、驚いちゃいます。それに、勝手に侵入して、内部を物色しているのに、何も気が付かないんです。位置も変わっているし、タオルを勝手に使ったり、色々しているのに、ダンバーは全く気が付かないんです。おかしいよなぁ。

 

で、まぁ、衝撃の結末に行きつくのですが、警察が介入してくれば、証拠やらなんやらを捜査してくれるだろうから、正しい方向に修正してくれるだろうと思うけど、どうなるのかな。この結末のままだったら、ロサンゼルス警察は無能だっ!って事になっちゃうな。それにしても、やっぱりストーカーは怖いです。有名になると”有名税だから”と言われて、怖い目にもあう事があると思います。本当に気を付けて欲しい。セキュリティもちゃんと使ってください。今時、一般人でもセキュリティを頼む時代です。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。あまりにも俳優が無防備だし、あり得ないことが多すぎる内容だとは思いますが、怖いし、楽しめました。普通なら警察に連絡して一発で逮捕となると思うけど、何故かそうならない所が、まぁ、面白かったかな。期待しないで見ると、結構、楽しめるかなと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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