「思い、思われ、ふり、ふられ」を観てきました。
ストーリーは、
恋愛には積極的で社交的だが不器用な性格の朱里。夢見がちで恋愛には消極的、自分に自信が持てない由奈。そして、朱里の義理の弟の理央と由奈の幼なじみの和臣。同じ学校に通う高校1年生の4人は同じマンションに暮らしていた。憧れ、片思い、ある秘密。4人の四者四様のさまざまな思いがすれ違いながら交差していく。
というお話です。
明るく社交的な朱里、内向的でうつむきがちな由奈、クールな理央、爽やかで天然な和臣。
偶然出会ったタイプの全く違う４人は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校１年生。
親同士の再婚で「家族」となり、朱里に言えない恋心を抱える理央。そんな理央との関係を両親に疑われ、必死で姉弟としての立場を守ろうとしている朱里。仲の良い姉弟として振る舞い、両親を安心させていた。
ある日、朱里の友達の由奈が”王子様”を見つけたと告白する。同じマンションのエレベーターで出会ったというのだ。告れば良かったのにという朱里に自信の無い由奈は言える訳が無いという。その日、朱里の家で勉強をすることになり、由奈は朱里の家を訪ねると、玄関に”王子様”が出てきた。驚く由奈に、朱里が弟ですと紹介する。由奈の様子から、由奈が理央を好きな事が解り、理央も交えて勉強をすることにする。
その日から理央と由奈も仲良くなり、話すようになるのだが、由奈の思いをよそに、理央は好きな人に告白が出来ないんだと話してしまう。由奈は理央が好きなのが朱里だと感づき、自分が好きなのは理央だから、自分を振って欲しいと理央に願う。以前、理央が好きだと言って振って貰えば、吹っ切れて次に進めるからと言っていたからだった。
理央に告白しふられた由奈は、その日から自分に自信を持って前を向けるようになった。そんな由奈を眩しそうに見る朱里は、由奈の幼馴染の和臣が気になり始める。和臣は優しくて、朱里に気がありそうなのだ。思い切って和臣に告白をしてみた朱里だったが･･･。後は、映画を観てくださいね。
この映画も、弱虫ペダルと同じように、人気だから混んでいるかなぁと思って行ったら、本当に凄い混んでいました。この映画を観た時間の方が空いているハズの時間だったのですが、見やすい席はほとんど満杯状態で、私は弱虫ペダルの方が混んでいるかと思ったのに、ビックリでした。
私は原作漫画は読んでいなかったので、展開を知らなかったのですが、良い映画でした。こんな内容だったんですね。これは映画化しても人気だろうなぁと納得しました。親同士が再婚してしまい、突然に家族になってしまって、告白が出来なくなってしまったという設定。良くあるけど、でも、こういう事ってあるよね。親が再婚する前に好きになる事もあるだろうけど、再婚して、家族になってからも好きになっちゃうってあると思うんです。
だって、親同士が好きになったんだから、子供だってタイプが似ていれば好きになるでしょ。家族だからって事じゃなくて、好みの問題で、近くにいたら好きになっちゃうだろうなぁって思いました。ちなみに、再婚同士の子供は結婚出来るので、好きになっちゃいけないということは無いんですよ。
そんな理央と朱里が同じ学校で出会った由奈ちゃんと和臣くん。４人ともとっても良い子で素直で、魅力的なのよ。いつも周りを気にしている朱里は、気にしすぎてカッコつけてしまい、自分の本心を相手に伝える事が出来ないんです。理央は、素直で真面目なので一途に朱里を思っていて、告白出来ないという辛さをずっと背負っているんです。そんな二人に対して由奈は、自分に自信が無く大人しいけど、芯は強くて、辛い事も受け止めようと頑張る子なんです。
そんな由奈と出会った二人は、辛い事も受け止めて、前を向いて行く彼女に惹かれ、自分たちも彼女のようになれたらと思い、今までこだわっていたことを捨てて行きます。その３人の傍にいて、いつも優しい眼差しで見つめていた和臣ですが、彼自信は、家庭のゴタゴタのために自分の思いを押さえつけて、苦しんでいました。その上、朱里への思いを抱きながらも、ある事を見てしまったために朱里への思いまでも押さえつけることにしてしまうんです。
３人が、前を向き始めるまでは、結構、今までもあったような展開だったのですが、和臣がどうなってしまうのか、最後まで解からず、心配してしまいました。でも、このお話、展開が上手かったなって思います。途中で飽きさせないんですよ。ラブストーリーだと、大体が読めてしまうので、途中で、あー、いつもの通りだねーって思っちゃうのですが、それが違っていたので、とても楽しめました。
主演の浜辺さんと北村さんは、キミスイでも良いコンビだったので、今回も相性が良く、とても上手かったのですが、もう２人の福本さんと赤楚さんも上手かったです。福本さん、今までも観ていたと思うのですが、初めて認識しまして、うーん、可愛いですね。優しい感じと雰囲気がとっても良いと思いました。赤楚さんも、素朴で優しそうな感じが良かったです。今回、４人がとても魅力的だったので、本当に良い作品になっていたと思います。
私は、この映画、超！お薦めしたいと思います。これは中高生に人気になるだろうと思いました。大人が観ても、青春のほろ苦さを思い出して感動するんじゃないかな。私は、好きな作品です。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・思い、思われ、ふり、ふられ〈実写〉|映画情報のぴあ映画生活