「弱虫ペダル」を観てきました。
ストーリーは、
運動が苦手で友達がいないアニメ好きの高校生・小野田坂道。ひょんなことから高校の自転車競技部に入った彼は、自転車選手として思わぬ才能を発揮する。そして初めてできた仲間のために、自分の限界や壁を越えてともに走る喜びを見いだしていく。
というお話です。
千葉から秋葉原にママチャリで通う、運動が苦手で友達がいない高校生・小野田坂道。高校に入学したら念願のアニメ研究部に入ろうとしたが、研究部は休部しているらしい。先生に復活させて欲しいと訴えてみるが、部員を5人集めたら考えてやると言われてしまう。
そんな時、高校までの急こう配の坂を登る坂道の自転車の走りを見た同級生の今泉俊輔は、こいつは只者ではないと思い、自転車レースの勝負を申し込む。突然に自転車レースをしようと言われた坂道は全く理解が出来なかったが、そのレースで坂道が勝ったら、アニメ研究部に入部してやると言われ、レースを受けることにする。
今泉と坂道のレースが始まり、自転車で走る楽しさを初めて感じた坂道は、勝負には負けてしまうが、自転車部で逢おうと今泉に言われて、心が躍る。
秋葉原で出会った同級生の鳴子と一緒に自転車競技部に入部してみようと決心し、入部する。マネージャーの寒咲幹や部長の金城、巻島、田所ら、尊敬できる先輩たちとの出会いによって、自転車選手として驚くような才能を発揮する坂道。
そして迎えた県大会。レギュラーメンバーに選ばれた坂道は、初めて出来た「仲間」とともに、インターハイ出場を懸けたレースに挑む。後は、映画を観てくださいね。
この映画、ジャニーズの子が主演という事で混んでいるのかと思っていたら、250人の映画館に3人しかいませんでした。笑っちゃった。こんなに人気が無いとは驚きました。コアなファンが公開日とかに詰め掛けただけで、人気が無いんだなという事を知りました。”弱虫ペダル”自体は凄く面白い漫画で、2.5次元の舞台も大人気なのに、映画になったら劇場に3人って、どういう事なんでしょう。主演の子以外は、結構、上手い俳優が入っていたのに残念です。
坂道という主人公の少年は、アニメオタクで人見知りで、友達出来ないタイプという設定は、まぁ、良くありますよね。でも、自転車で秋葉原へ通う内に足腰が鍛えられて、自転車競技に最適の身体になったようなんだけど、競技で勝てるほどの力だから、天性の自転車との相性の様なものが良かったのでしょう。そういうモノを見つけられたっていうのは、本当に幸せな事です。きっと、誰にでも向いている事とかあるんだろうけど、それを見つけられないで人生が終わってしまう事の方が多いでしょ。この坂道くんは、それを見つけて貰えて、本当に幸せだったのだろうと思いました。
そんな坂道の成長記録が”弱虫ペダル”で、映画では、導入部分までが描かれていました。まだ1年生で最初のレースまでだったので、先が長いなぁ~って思いました。2時間の映画枠で出来るのはこのくらいかな。それでも端折っていたので、こんなもんなのかもしれません。
弱虫ペダルは、アニメで観ていたのですが、本当に自転車競技って面白いんだなと思います。人間が人力で動かしている自転車なのに、凄いスピードが出ていて、風圧を受ける人を先に行かせて、後ろの人は体力を温存するとか、申し訳ないけど私のようにママチャリしか知らないような人間からすると、全く未知の領域です。そんな細かい事も計算してやるスポーツなのだと、この作品で知りました。映画版だと、そういう細かい部分は、結構、粗く説明してましたね。
自転車競技の面白さをもっとアピールする場面があっても良かったような気もしますが、俳優重視の映画になっていたので、少し残念でした。それでもスピード感はあったし、レースの場面は良かったと思います。一つ問題は、やっぱり主演の坂道を演じていた永瀬さんの演技が酷かったなぁ。確かにいつも汗をかきながら話すような坂道だけど、ちょっとおどおどしすぎでした。自転車に乗ったら、もっと自信を持った顔をしても良かったのではないかなと思いました。
今泉の伊藤さんは良かったなぁ。私が一番のお気に入りは巻島さん!演じていた柳さん、良かったわぁ。そうなのよ、巻島さんはそんな感じなのよ。素っ気ないけど、温かい人なのよ。うんうん、好きです。あとね、金城先輩を竜星さんが演じていて、「ぐらんぶる」を観たところだったので、嬉しくなりました。タイプが違っているよぉ~!私、竜星さんのファンになったので、これから応援して行きます!
私は、この映画、お薦めしたいと思います。やはり物語はとても良いですし、感動するし、子供たちには夢を与えてくれると思うんです。でも、この実写版は、主演の方の演技がネックであまり流行っていないのかしら。周りの俳優さんたちの演技は良いし、皆さん、頑張っているので、応援してあげて欲しいです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。