「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song」を観てきました。題名が長すぎて、タイトルに入りませんでしたので、ここに正式な題名を入れました。3部作の最終章です。
ストーリーは、
魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が万能の願望機「聖杯」をめぐって繰り広げる「聖杯戦争」。間桐桜は自らが犯した罪とともに、闇に溺れてしまう。彼女を守ると誓った衛宮士郎は遠坂凛と共闘し、聖杯戦争を終わらせるべく過酷な戦いに身を投じる。一方、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは闘争の真実を知る者としてその運命と向き合い、間桐臓硯は桜を利用して自らの悲願をかなえようとする。
というお話です。
魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が
万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う「聖杯戦争」。最初は7人いた魔術師は、既に少数に減っていた。
間桐臓硯により過酷な生活を強いられてきた間桐桜は、とうとう兄を殺し、その罪と共に闇に落ちてしまった。何人もの魔術師と英霊のパワーを吸い、巨大な力を手に入れた桜は、衛宮士郎や遠坂凛、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを狙い、動き出す。イリヤから聖杯への鍵を手に入れる為、最初にイリヤを襲いにくるが、凛が立ちはだかる。
しかし桜の力は大きく、凛一人では太刀打ちできず、イリヤは凛を助ける為に、桜と一緒にイリヤの城へ鍵を取りに行く事になってしまう。桜とイリヤが立ち去った後、他の場所で襲われてライダーに助けられていた士郎は、ライダーに連れられ現場に辿り着いき、倒れた凛を見つけ、言峰綺礼の所へ治療して貰うために向かう。
目が覚めた士郎は、言峰に力を借りてイリヤの奪還に向かう。このままでは、イリヤは桜に呑まれてしまい、聖杯も手に入れられてしまう。桜の今の状態を受け入れ、向き合っていく覚悟を決めた士郎は、イリヤを助け出し家に連れ帰る。
イリヤに待っていてくれと告げ、凛とライダーと共に、桜の待つ大聖杯の場所に向かう。今度こそ、桜と向き合い、彼女を闇から救い出さなければならない。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
大人気の「Fate 第3章」を観てきました。はっきり言って、私は、この作品がゲームだった事も知らず、これに関連した幾つものストーリーがあることも知らず、普通の映画として、第1章から観てきました。なんたって説明が少ないので、観た後にネットで解説を読み、用語なども勉強して、観続けてきたのですが、さすがに、今回の3章は、結構、辛かった。ある程度は理解出来たのですが、さすがに、ラストの闘いが終わった後の展開は、全く理解が追いつかず、何で?何で?という部分が幾つかありました。まぁ、ネットで読んで、解決したんですけどね。
そんな感じなので、この作品、やはり原作となっているゲームを知っていないと、結構、観るのは難しいと思いました。私は、今までの映画経験で、何とか、色々な部分を繋ぎ合わせて、理解をしてきましたが、予備知識がない人間には、難しいと思います。
と思いながらも、私は楽しめました。主人公の士郎がうだうだ考えすぎて、桜が悪いんだってことをいつまでも認めないのはイライラしましたが、女性のキャラクターがとってもサバサバしていて、強くて、カッコいいので、それで満足しちゃいました。
今作で一番の見どころは、やはりセイバーとライダーの闘いかな。本当にカッコ良かった。迫力も凄かったし、お互いの戦い方も美しいんです。これずーっと観ていたくなるほど素晴らしくて、士郎が絡んできそうになった時、”そこで黙ってて!”って言いたくなったもの。作画が美しかったなぁ。最近のアニメ映画は、ほっこり系が多かったので、こういうアクション場面は嬉しかったです。
聖杯というモノの成り立ちと、その役割の説明があったのですが、イマイチ、聖杯戦争をやる意味のようなものは理解が出来ませんでした。どーも、本当は聖杯戦争なんてやる意味が無いらしいんです。サーヴァントを召喚して、その力を利用する為に、この戦争が必要らしいのですが、うーん、映画を観るだけでは分かりませんでした。解説を良く読まないとね。
とにかく、映像が素晴らしかったです。本当に最近のアニメ映画は技術が上がっていますね。だって、場面によって顔が違うなんてことも無く、動きも体形も変わらないんですもん。昔のアニメの、場面によって顔が分からなくなるというような問題は無くなって嬉しいです。アクションも良かったし、デザイン性も上がっていますね。全体的なレベルが凄く上がっているので、少し内容が判らなくても、十分に満足が出来るようになっていました。
それにしても、映画館、混んでたなぁ。私は、サービスデーにしか映画を観ないので、auマンデーで観に行ったのですが、公開してから3日も経っていてまして平日の昼なのに、映画館が満杯でした。それもほとんどが男性ばかり。そんなに人気なゲームだったんですね。この映画シリーズが公開されるまで、全く知りませんでした。この映画が面白かったので、もっと詳しく知りたくなったのですが、ゲームや小説、漫画など、凄く多そうなので、読み始めたら大変なことになるかもしれませんね。少しづつ読もうかな。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。原作を知らないと解らない部分が多いとは思うのですが、それ以上に映像があまりにも美しいので、それを観るだけでも、十分に満足してしまうんです。どうしてそうなったの?という部分があろうとも、これだけワクワクドキドキさせてくれて、映像が良ければ、やっぱり観て欲しいなぁって思ってしまうんです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]III.spring song|映画情報のぴあ映画生活