「ポーラー 狙われた暗殺者」マッツ様はカッコいいけどストーリーがイマイチかな。でも楽しめます。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ポーラー 狙われた暗殺者」を観ました。これもNetflixの映画です。

 

ストーリーは、

凄腕の殺し屋ダンカンは引退を2週間後に控え、雪に囲まれた田舎町で穏やかな生活を送っていた。強欲な雇い主ブルートはダンカンの定年退職と同時に支払う多額の年金が惜しくなり、ダンカンのもとに殺し屋集団を送り込む。一方、ダンカンは近所に住む孤独な女性カミールと親交を深めていくが・・・。

というお話です。

 

 

凄腕の殺し屋ダンカンは、50歳になったら引退という組織の慣例にのっとり、後2週間で引退となる。組織に預けていたお金を全額受け取る為の手続きを終え、後は、2週間待つだけとなっていた。殺しの報酬は、半額は受取、半額は年金として組織に積立ててあるのだ。組織はダンカンに報酬を払いたくない為、2週間内に殺してしまえば払わなくて済むと考え、組織の殺し屋をダンカンに差し向ける。

 

ダンカンは自分を狙っている人間がいることを嗅ぎつけ、その男に自分の殺しを頼んだのは誰かを聞き出そうとするが、最後まで言わない。しかし、組織が絡んでいる事を嗅ぎつける。既に、身は隠しており、見つかるはずが無いと思っていたのだが、頼んでいた弁護士が殺され、そこから情報が漏れていた。

 

セーフハウスでくつろいでいたダンカンは、隣の家に住むカミールと知り合い、心を通わせるようになる。どこかで会ったことがあるような気がするが、良く覚えていない。バーで何度か言葉を交わし、家を行き来するようになった頃、とうとう殺し屋たちがダンカンの居場所を探し当て、殺しに来る。ダンカンは返り討ちをし殺し屋を全て殺すが、カミールは既に拉致されていた。

 

拉致されたカミールを助ける為、組織のボスであるブルートに捕まり、リンチを何日も受けることになる。このままでは、自分もカミールも殺されてしまう。最強の殺し屋として生きてきたダンカンは、その力を発揮し反撃に出るのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

なんたって、マッツ・ミケルセンおじ様が主演とのことで、楽しみに観たのですが、うーん、ちょっと惜しかったかなぁ。面白いんですよ。でもね、ストーリーの進め方がねぇ~。それに、狙われる理由がどーもピンと来ない感じでした。

 

引退を控えた殺し屋が、身辺整理をして引き籠ったところを狙われるのですが、まぁ、一応、危険かもしれないと思って、入り組んだセーフハウスを用意して、そこで籠っているのですが、どう考えても殺し屋が来るとしたら、まず弁護士を狙うよね。マジで隠れようと思ったら、お金はスイス銀行などなどに預けて、現金をある程度は用意して、それで隠れなくちゃねぇ。弁護士に、何処に送金して、寄付をしてなんて頼んでいたら、そっから足が付くに決まってんじゃないですか。最強の殺し屋とかって触れ込みのくせに、考え方が甘いなぁと思いました。

 

でね、気を許していたからなのか、隣の家のカミールという女性と仲良くなっちゃうんです。とにかく2週間は隠れていなくちゃって言っているのに、我慢出来ずに仲良くしちゃうって、どーなのよ。それを終えれば、組織も契約通りにお金を支払わなくちゃいけなくなる訳だから、それまで我慢すれば良かったのに。どーも、このマッツおじ様が演じるダンカンは甘い甘い殺し屋なのでした。

 

でね、ダンカンは1人なんだけど、敵はチームで向かって来るから、結構、大変な戦いとなります。まぁ、それでも一瞬で片付くんだけど。でも、人質を取られちゃうから捕まっちゃうのよ。マッツさんが虐められるのは、ちょっと見ていて辛かったです。筋肉モリモリのマッチョな身体ではないので、見た目はオジサンをリンチしているようにしか見えず、イマイチ、これはやって欲しくなかったなぁと思いました。可哀想だもの。

 

そうそう、最初の方で、セーフハウスに住む準備を始める時に、可愛いパグ犬に出会って、飼わないと言いながらも、連れて帰ってきちゃうんです。でね、その子も一緒に戦うのかと思いきや、寝ている時にそれまでの過酷な殺し屋人生の夢を見ていて、犬の声で犬に襲われたことを思い出し、枕元に置いてある銃を乱射しちゃうんです。もちろん可愛いパグ犬は亡くなります。(映像は無いけどね。)そして”あーあ、やっちゃった・・・。”という顔をして、庭にお墓を作るというシチュエーションがあり驚きました。おいおい、動物虐待だからっ!もー、いくら何でも、家で銃の乱射は止めてよね。マジで映画を観ていて、びっくらこきました。マッツさん、いい加減にしてください。いや、マッツさんじゃない、ダンカンね。

 

もう一つ、あのね、このダンカン、突然にラストの方で”マグマ大使”になります。指からレーザー光線らしきものを発射し、殺し屋を一気に殺そうとする場面があります。もー、この場面、最高でした。この場面をぜひ観て欲しい!これは必見だと思います。なんでマグマ大使なのか、聞いてみたいっす!

 

まぁ、そんな笑える?場面もある映画ですが、ちょっとスマートな感じが無かったので、見にくかったです。マッツさんの殺し屋はカッコいいのだけど、もう少し、ストーリーを考えて欲しかったな。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。但し、ストーリーは、それほどでした。でも、マッツさんの男前は健在で、カッコいいです。適役のデブいオッサンは汚いけど、組織のコンシェルジュ的な女性はカッコ良かったな。気に入りました。ネトフリで配信している作品です。ぜひ、観てみてください。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ

 

 

「ポーラー 狙われた暗殺者」 https://eiga.com/movie/90304/