「CURED キュアード」ゾンビ化して人間を襲ったら治癒させちゃダメですよ。排除してください。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「CURED キュアード」を観てきました。

 

ストーリーは、

人間を凶暴化させる新種の病原体「メイズ・ウイルス」のパンデミックが巻き起こったアイルランド。6年後、治療法が発見されたことで社会は秩序を取り戻し、感染から治癒した人々が「回復者」として社会復帰する。回復者の青年セナンは、義姉アビーのもとに身を寄せるが、社会では回復者を恐れる人々が抗議デモを行い、理不尽な差別を繰り返していく。やがて、そんな状況に不満を抱いた回復者たちのグループが、社会への報復テロを計画する。

というお話です。

 

 

感染した者を凶暴化させるメイズ・ウイルスという新種の病原体が蔓延した近未来のヨーロッパ。なかでもアイルランドの被害状況は壊滅的だったが、パンデミック発生から数年後、治療法が発見されたことで社会はようやく秩序を取り戻した。感染者のうち治癒した75%は“回復者”と認定され、治療効果が見られない残りの25%は軍が厳重に管理する隔離施設に収容されている。回復者である若者セナンは社会復帰の日を迎えるが、街では彼らを恐れる市民が激しい抗議デモを行っていた。

 

 セナンの身元引受人は、ジャーナリストである義理の姉アビー。感染パニックのさなかに夫のルークを殺されたアビーは、深い喪失感に囚われながらも息子キリアンと一緒にセナンを優しく迎え入れる。一方、感染者だったときのおぞましい記憶のフラッシュに苦しむセナンは、ルークが死亡した際の残酷な真実をアビーに打ち明けられず、その罪悪感に苛まれていた。セナンは新たな人生を踏み出すため、医師のライアンズ博士の助手として働き始める。政府は収容中の感染者たちを安楽死させようとしているがライアンズは彼らを救うための新たな治療法の研究に没頭していた。

 

 

その頃、街では回復者を襲撃する事件が続発していた。回復者同盟のリーダーは元弁護士のコナーは、隔離施設で行動を共にしたセナンに特別な友情を抱いており、彼を同盟に引き入れるが、セナンは危険な過激思想に染まったコナーとの決別を選択する。それはコナーにとって許しがたい裏切り行為だった。

 

やがて社会への復讐テロを計画した回復者同盟のメンバーは、職員に成りすまして隔離施設に侵入し、兵士たちを次々と殺害し、感染者を檻から解き放ってしまう。たちまち街にあふれ出した感染者の群れは、猛然と市民に襲いかる。再び勃発した阿鼻叫喚のパニックのなか、「あの子を捜して!」というアビーの悲痛な叫びを耳にしたセナンは、キリアンが通う学校へと向かう。しかし、その行く手には無数に沸き起こる感染者のみならず、セナンへの憎しみを募らせて狂気に駆られたコナーが立ちはだかるのだった。後は、映画を観てくださいね。(公式サイトより)

 

 

この映画、私が以前、バイオハザードの映画で問題定義した通りの内容でした。バイハザもファイナルで、確かゾンビ化した人間を回復させるっていう内容があったのですが、これダメだよね。一度、ゾンビ化して人間を襲って食べてしまったなら、人間には戻れませんよ。トラウマとかいう問題じゃなくて、共喰いをした動物は味を忘れないから殺さなくちゃ。動物だって、人間を襲ったら味を覚えるからって殺すでしょ。人間も同じです。

 

人を凶暴化するウィルスということなのですが、凶暴化したからと言ってなんで人間を噛むのかな。周りを壊したり、暴力的になるのは解るけど、人間を襲うというのは、ウィルスが繁殖するために襲わせるのかしら。ちょっと不思議でした。噛むだけなら解るけど、襲って殺す必要は無いでしょ。でね、仲間にする人間と殺す人間とがあると言うのが不思議でした。仲間にする為に襲うなら、全部の人間を噛むだけだと思うのに、半分は殺しているんです。それがおかしいよねぇ。考えれば考えるほど辻褄が合わないんです。

 

 

でね、感染して人を殺した後に、今度は治癒して記憶が残っているっておかしいでしょ。普通、ウィルスで病気になって人を襲っていたのだったら、その時に人間としての意思は残っていないハズでしょ。意思を喪失していたのに、その記憶を残しているというのは理解が出来ないんです。記憶が残っているというなら、意思があったという事だから、好きで人間を殺していたという事ですよね。もし、意思が残っていたなら、殺したくないからどこかに閉じこもったりするはずじゃないですか。その辺りの設定が曖昧で、適当だなぁと思いました。

 

大体、ゾンビ化したなら、誰かに襲われて噛まれているはずだから、その傷はどうしたのかな?普通なら、人間の歯で噛まれたのなら、化膿して膿んでいると思うんです。誰かが治療しないと、脳が壊れちゃって、たとえ治療が出来たとしても脳障害が残ると思うんだけどなぁ。とってもその辺りがいい加減で、リアルには思えませんでした。

 

 

私は、元々、ウィルスとかでゾンビ化したのだったら、決して治癒はさせずに殺すべきだと思うタイプです。だって、人を食べたり、内臓を裂いたりしているんですよ。そんな事をした動物を回復させる必要は無いでしょ。映画の中では、治癒した人々が、自分たちの人権を認めさせるために運動を繰り広げるのですが、本当に人間の味を忘れたのかしら。人間をエサだとは思っていないのかしら。私は、治癒させずに殺すべきだと思ったけどなぁ。

 

 

そうそう、見た目はゾンビなのに、凄い勢いで走ってくるんです。まるで短距離ランナーのような勢いで追われたら、そりゃ、恐いでしょ。そんな人たちと、どんなに病気が治ったからと言って、一緒に住みたいとは思わないよね。何度も言いますが、人間を襲うようなウィルスで発病したなら、意思があるのなら自分で死ぬよね。人を殺す前に、マトモな人なら自殺をすると思います。

 

いやぁ、コロナウィルスがインフルエンザのようなウィルスで良かった。もし、ゾンビウィルスだったら、日本だって市民が銃を持って、ゾンビの脳を破壊しなくちゃいけなかったわよ。斧で頭を砕いても良いけど、ちょっと腕が壊れそうだもんね。うーん、ゾンビウィルスは、絶対に蔓延させちゃダメだと思います。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。映画としては、ゾンビウィルスが、もし治癒出来る病気だったらという可能性を描いていて、それなりに考えさせられるものだったと思います。だけど、映画として面白いかと言うと、それ程ではありませんでした。きっと、シナリオは私が書いた方が面白かったと思うよ。(笑)ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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