「性の劇薬」初めての実写BL映画は生々しくて衝撃でした。でも、すね毛は剃って欲しかったなぁ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「性の劇薬」を観てきました。

 

ストーリーは、

それまで歩んできた完璧な人生から滑り落ちたエリートサラリーマンの桂木は絶望し、酔った勢いで飛び降り自殺をはかる。そこへ現れた謎の男・余田に「捨てるならば、その命を俺に寄こせ」と言われて助けられた桂木だったが、それが恐ろしい監禁調教生活の始まりとなる。

というお話です。

 

 
エリートサラリーマンの桂木誠は仕事も順調で、臨時ボーナスが出たので、両親に沖縄旅行をプレゼントする。両親が旅行から帰ってくる日、空港まで迎えに行くと約束をしていたにも関わらず、その事を忘れて彼女とホテルでくつろいでいた。両親からの連絡に気が付いた桂木は、直ぐに迎えに行こうとするが、両親がタクシーで帰るから心配するなと連絡をくれた為、それに甘えて、彼女とホテルに滞在してしまう。
 
病院から呼び出され、駆け付けた桂木は、目の前に並んだ両親の遺体と対面する。タクシーとトラックの正面衝突で即死だったらしい。桂木は、自分が迎えに行かなかったから、自分が旅行に行かせたからと自分を責めて、仕事も何もかも手につかなくなり、死を考えるようになる。一人っ子の桂木にとって、両親が全てだったのだ。
 
 
そして、ビルに上り飛び降りようとすると、手を掴まれ、「捨てるなら…その命、俺に寄こせ!」という声が聞こえ、喉を圧迫されて失神してしまう。
 
桂木は目を覚ますと、何故か裸にされており、身体を拘束されていた。そして、目の前に背の高い男が現れる。そして桂木は、その男によって、快楽を教え込まれていく。何故、自分は監禁されているのか、何故男に性的屈辱を与えられ続けなければならないのか、幾つもの疑問があるのだが、快楽を与え続けられ、思考能力も低下して、死にたかったこともぼんやりしてきてしまう。そして十分に身体に快楽を叩き込まれた桂木は、ある日、突然に開放される。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
 

 

ちょっと、スミマセン。私、こんなにも凄い内容とは知らずに観に行ってしまい、マジで目を背けそうになりました。これ、マジで男性同士というだけで、ロマンSMポルノなんですね。こんなにも性描写が生々しく描かれているとは、驚きました。それに、結構、キツいSM描写(これSMじゃないの?)があり、痛そうだなぁと目を背けましたが、これ、痛いのを通り越すと、気持ち良くなるのかしら。うーん、私にはちょっとキツかったなぁ。

 

 

映画館の中には見事に女性しかおらず、それも、私の行きつけのジャック&ベティなのですが、初めて来たんだろうなぁというような方々ばかりでした。混んでましたよ。まぁ、この映画、普通のシネコンでは上映出来ませんよね。J&Bだって、良く上映してくれたなぁと思ったほどです。

 

原作を読んでいないので、原作通りなのかは良く解りませんが、ストーリーは解りやすかったし、映画としても面白かったと思います。性描写はキツかったけど、訴えている事は伝わってきました。大切な人を亡くしてしまった喪失感は、ちょっとやそっとの事では埋まらないんです。それが、良く伝わってきました。

 

 

でもね、でもね、訴えることは解るけど、でも、そのSMというかレイプは良くないと思うのよ。確かに、ここまでやったら、考える力も無くなって、生きている事の大切さみたいのは生まれるかも知れないけど、でもでも、酷いよぉ~!余田(監禁した男の名前)さん、それ、マジでダメですからね。もうやらないでね。

 

だってね、この桂木くんは、それまで女性と付き合っていて、ホテルとかで楽しんでいたんだからノーマルだと思うのよ。それを、無理やりそっちの道に引きずり込んで、ちょっと酷いんじゃないのかな?死ぬつもりだったんだし、好きだったから無理やりにでもと思ったのかも知れないけど、やっぱり無理やりは良くないっす。余田さん、止めてね。(笑)

 

 

んで、私が訴えたいことがもう一つ。あのね、レイプシーンやベッドシーン、調教シーンがあるのも良いのですが、そこで男同士の絡みがあるなら、すね毛を剃ってくれぇ~!どうしてもビジュアルが美しくないのよぉ。漫画とかだと、毛が無いから綺麗だけど、実写だと、どうしてもすね毛同士が絡み合うのは辛いっす。綺麗そうに見えるかなぁ~ってところで、すね毛が絡むとゲンナリします。俳優の方には申し訳ないですが、お願いだから、絡む足は、すね毛を剃ってください。うーん、汚く見えます。

 

はぁ~、ちょっと、私にはショッキングな映画だったけど、後から考えると、これほど生々しくて、ストーリーもしっかりしていて、男性同士の絡みを描いている作品って、初めて観ました。私は良かったと思います。これは、皆さん、一度体験して観ると良いのではないかな?

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。文句も書いたけど、やっぱり初めての挑戦としては、良く出来ていたと思います。これから、こういう映画、増えてくるんじゃないかな。女性が観る為のポルノと思えば、これから需要は伸びていくと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

性の劇薬|映画情報のぴあ映画生活

・性の劇薬公式サイト  https://seino-gekiyaku.com/