「シェイクスピアの庭」シェイクスピアの晩年を描いているのですが、ちょっとウトウトしちゃうかも。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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「シェイクスピアの庭」を観てきました。

 

ストーリーは、

1613年6月、「ヘンリー八世」上演中のグローブ座が大火災により焼失した。断筆したウィリアム・シェイクスピアはロンドンを去り、家族が暮らす故郷のストラットフォード・アポン・エイボンへと戻った。20年以上の間、ほとんど顔を合わせることのなかった主人の帰還に妻と娘たちは戸惑いを隠せなかった。そんな中、シェイクスピアは17年前に幼くしてこの世を去った最愛の息子を悼むために、庭を造ることを思い立つ。

というお話です。

 

 
1613年6月29日、『ヘンリー八世』(発表当時のタイトルはAll is True)上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したシェイクスピアは故郷へ戻った。
 
20余年ものあいだ、めったに会うことのなかった主人の突然の帰還。8つ年上の妻アンと未婚の次女ジュディス、町医者に嫁いだ長女スザンナは、驚きと戸惑いを隠せずにいた。そんな家族をよそに、17年前に11歳で他界したジュディスの双子の弟ハムネットの死に取り憑かれたシェイクスピアは、愛する息子を悼む庭を造り始める。
 
 
シェイクスピアは、息子ハムネットが書いた詩を大切に持っており、ハムネットこそ自分の跡を告げる才能の持ち主だと確信していたのだが、疫病で突然に亡くなってしまったのだった。シェイクスピアには娘しかおらず、孫にも男子がいなかった。この時代、親の財産を継げるのは男子だけであり、女子では後継ぎとして認めてもらえなかったのだ。
 
庭を作りながらも、ロンドンで執筆活動に勤しんでいた長いあいだに生じた家族との溝はなかなか埋まらなかったが、気付かなかった家族の秘めた思いや受け入れ難い事実が徐々に露わになってゆく。
 
 
すべてを知り尽くしていたはずの天才劇作家シェイクスピアでさえ知らなかった驚愕の事実が、彼の家族のなかに潜んでいたのだった。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、綺麗なんだけど、ストーリーがイマイチでした。簡単に説明しちゃうと、家を顧みなかった仕事人間の夫であるシェイクスピアが、仕事場(劇場)が燃えちゃったことにより、廃業することにして、自宅に帰ってくるんですけど、やることが無くて、家族も今まで一緒に過ごしたことが無いから、どう扱って良いやら分からず、うーんって考えた末、シェイクスピアは、亡くなった息子の為に庭を造ろうって思いつくんです。

 

 

で、庭を造りながら、息子のハムネットは、美しい詩を書いて父親に送ってくれて、凄く才能がある子だったと褒め称えているんだけど、横にいる妻や娘たちは、はぁ~ん?パパったら、何バカな事言ってんのかしらって思っている訳よ。まぁ、それには、色々な訳があるんだけど、とにかく、シェイクスピアって人は、天才戯曲家だったかもしれないけど、家族を蔑ろにして、酷い父親だったって事なんです。

 

この時代、女性は文字も書けず、読めず、それが普通だと思われていた時代です。シェイクスピア家は、男子が一人しか生まれず、その1人が子供の頃に疫病で亡くなってしまったので、この家は後継ぎがいないという事なんです。女性は後を継ぐことが出来ないので、本人が亡くなってしまったら、財産は国に没収されてしまうらしいんです。本当に、女性が低く見られていたので、酷い制度だなって思いました。

 

 

でね、シェイクスピアの2人の娘がいたんですけど、この二人、シェイクスピアの才能を受け継いでいたんだろうというようなくだりもありまして、もし、女性にも色々な権利があったなら、女性目線のシェイクスピア作品が出来ていたかもしれないなと思いました。面白かったでしょうね。マクベスが、マクベス夫人の目線からの内容になったり、ハムレットがオフィーリアの目線の内容で書かれていたら、面白かっただろうなぁ。

 

この映画、晩年のシェイクスピアを良く調べて、事実に基づいて映画にしているらしいので、結構、こんな感じだったんだろうなぁと思えて楽しめましたが、内容は、老人が庭を造りながら、家族と話しをして、亡くなった子供を懐かしんでいるだけなので、ちょっと飽きちゃうんです。もちろん、謎があって、それが明かされていくので、少しミステリーチックになっているのですが、それもうーんって感じで解ってしまうし、面白い部分もあるんだけど、観ていると眠くなるという感じでした。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。シェイクスピアという人物が、どんな人だったのかというのが分かるので、楽しめるとは思いますが、進み方がダラダラしているので、ちょっと眠くなるんじゃないかなぁと思います。映像は美しいので、楽しめますよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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