「スケアリーストーリーズ 怖い本」王道のホラーだから慣れちゃったのか、それほど怖くなかったです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「スケアリーストーリーズ 怖い本」を観てきました。

 

ストーリーは、

ハロウィンの夜、町外れにある屋敷に忍び込んだ子どもたちが一冊の本を見つける。その本には数々の恐ろしい話がつづられており、本を持ち帰った次の日から、子どもがひとりまたひとりと消えていく。さらに、その「怖い本」には、毎夜ひとりでに新たな物語が追加されていき・・・。

というお話です。

 

 

ハロウィンの夜、いじめっ子のトミーに追われて、町外れのサラ・ベロウズの幽霊屋敷に忍び込みます。その幽霊屋敷は、工場を営むベロウズ家の屋敷で、その屋敷にはサラという娘がいたのですが、何故か監禁されていて、屋敷に忍び込んだ子供たちが壁に向って話しかけると、サラが怖い話を聞かせてくれた。しかし家に来た子供が消える事件が続き、サラは自殺をしてしまったらしい。その後、一族の人々も消えていき、誰も居なくなったという。

 

ステラたちは屋敷を散策し、ステラは地下室で一冊の本を見つける。ページを開くとそこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。作家志望のステラはこっそり本を持ち帰ってしまう。すると、翌日にはトミーが行方不明となってしまう。本を見ると、そこにはトミーが案山子に殺される物語が書かれていた。

 

 

ステラが本を調べていると、今度はオギーが主人公の物語が勝手に書かれて行き、ステラは何とかそのページを切り取るが、直ぐに次のページに書かれてしまい消すことが出来ない。直ぐにオギーに電話をし、何も食べるなと伝えるが、既に遅く、足の指入りのシチューを口にしてしまい、足を捜しに来た怪物が現れ、オギーは消えてしまいます。

 

のどかな町で起きた不可解な失踪事件。オギーの身を案じていたステラは、本の余白ページにひとりでに文字が浮き出て、物語が書かれていくのを止める術を見つけなければと思い、ベロウズ家の家政婦をしていたという人物を訪ねると、サラは屋敷ではなく、病院に入っていたという事を知る。サラが入っていた病院へ行き、カルテを手に入れて、サラの呪いを解かなければと考えたのだが、カルテは閲覧できず、忍び込むのだが、チャックが既に夢で赤い部屋を見ており、本にもチャックが主人公で物語が書かれはじめ・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

ギレルモ・デル・トロ監督が企画制作という事だったので、とっても期待していたのですが、ちょっと残念でした。もっとファンタジー性が強いホラー映画なのかなと思っていたのですが、ホラーの王道なんです。どう考えても全てが主人公のステラのせいなのに、誰も彼女を責めないし、彼女が言う通りに動いちゃうし、ダメダメっていう所にわざわざ入って行くし、どーいう事?って言うほど、主人公のステラが悪い奴なんです。どうして誰も、それを指摘しないの?

 

 

トミーに追われて逃げるまでは解るんですけど、勝手に野外で映画を観ている人の車に乗り込むんです。車の持ち主がラモンなんですけど、このラモンは全く関係無いのに、ステラのせいで巻き込まれて、大変なことになるんですよ。車に乗ってトミーから逃げて、そしてそのベロウズ家の探検に行くのですが、ここに行ってみようというのもステラです。マジでこの女、命で償えよって思ったわ。

 

 

で、ベロウズの家で怖い本をステラが盗むんです。つい持ってきたとか言うけど、それ窃盗ですから。不法侵入の上に窃盗して、友達が殺されるって、どーいう事よ。小説家を目指しているからとか言えば、本を盗んでも許されると思ったの?はっきり言って、見た目も可愛くないけど、あまりにも自分勝手な言い草で、私なら、この子とは友達にはならないなって思いました。

 

その怖い本は、開いたら勝手に物語を書き始めるらしく、最初はトミーの話、次にオギーの話、ルースの話、チャックの話、そしてラモンの話、最後にステラの話になるはずだったのだと思います。本を持ち出したのがステラだから、ステラに持ってもらって、物語を読んでもらうという事なんだと思うんです。そして物語通りに現実がなっていくんです。

 

 

うーん、やっぱりステラが凄くムカつくんだけど。あんたがいなかったら、誰も不幸にはならなかったんだよ。これ程に共感出来ないというか、同情も出来ない主人公も珍しいと思いました。ストーリー自体は良く出来ているし、ホラー映画としては良くある進み方だったと思うんです。

 

化物が出てくるのですが、ギレルモ・デル・トロさん的な、あのグロいけど美しくてどこか哀しさがあるというクリーチャーではありませんでした。チャックを追って来る、”キモい太った貞子”は、ちょっとデル・トロっぽかったかな。それ以外は、バイハザに出てくるリッカーみたいな奴とか、ジェイソンもどきとか、そんな感じなのよ。デル・トロさんの手の平に目が付いているような化物が良かったなぁ。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。ホラー映画としては、王道で楽しめると思います。でも、私は主人公が気に入らなかったので、少しマイナスかな。男の子のキャラクターたちは良かったですよ。これ、原作が読んでみたいなぁと思いました。本で読んだ方が怖そうな気がします。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

スケアリーストーリーズ 怖い本|映画情報のぴあ映画生活

 

 

 

 

 

 

ヘルボーイ [Blu-ray] ヘルボーイ [Blu-ray]
1,078円
Amazon