「野性の呼び声」動物の描き方が素晴らしくて、CGながら感動してしまいました。バック可愛い! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「野性の呼び声」を観てきました。

 

ストーリーは、

地上最後の秘境アラスカで地図にない土地を目指し、ひとり旅する男ソーントンが、犬ぞりの先導犬としてアラスカにやってきた犬のバックと出会う。やがてソーントンとバックの間には友情が生まれ、かけがえのない相棒となっていく。

というお話です。

 

 
セント・バーナードとスコットランド牧羊犬の雑種・バックは、カリフォルニア州のミラー判事の邸宅でペットとして幸せに暮らしていた。しかし4歳のとき、男にさらわれ、ゴールドラッシュに沸くカナダのユーコン準州でそり犬として高値で売り飛ばされてしまう。そこでバックはこん棒で脅され、こん棒を持つ人間には決して逆らってはいけないことを学ぶ。
 
そり犬として働くことになったバックは、今度はそこで先導犬のスピッツのいじめに遭う。しかしバックは恵まれた体格と、持ち前の知恵を駆使して、スピッツを退けて先導犬の地位を勝ち取る。大雪原を駆け抜け、バックは素晴らしいリーダーシップを発揮して、仲間の犬たちからの信頼を得ていく。やがてバックは、仲間たちと郵便物を運ぶ仕事に就き、目覚ましい活躍をするが、政府の命令により、郵便配達が休止され仕事を失ってしまう。
 
 
又も売りに出されてしまったバックは、今度は、金塊目当てにこの地に来た、荒野での経験がほとんどない3人組、ハル、ハルの姉マーセデスとその夫に売られてしまう。過酷な環境での重労働を強いられていたバックはボロボロになり倒れてしまう。そこへ、そり犬として売られる前に港で出会った、ひとり傷心の旅をする男ソーントンに助け出される。バックが回復するまで世話を焼くソーントンに、少しずつバックは心を開き、いつしかソーントンとの間に、信頼と友情を育んでいく。
 
すっかり元気になったバックはソーントンと共に、まだ見ぬ<地図に載っていない未開の地>を目指し、冒険の旅に出る。やがて辿り着いた先で、彼らを待ち受けるのは。後は、映画を観てくださいね。
 

 

動物好きにはたまらないような映画でした。これ、犬はCGなんだと思うけど、でも、あまりにも感情が伝わってきて、心が同化して行くんですよ。最初は、良いお家で飼われているのに、盗まれちゃって、ソリを引く犬にされちゃうんだけど、そこでも頑張って、ボロボロになった所を、ソーントンという男性に救われてというお話なのですが、いやぁ、こんなにも犬がかわいいと、ハリソン・フォードも形無しですね。

 

もちろん犬なので、セリフは無いし、何か仕草で伝えるとかはあまり出来ないのですが、それでも、目の動きとか態度で、何となく、意思は伝わるようにしてあり、変に言葉があるよりも、その真意が伝わるような気がしました。犬、すげーなって感じです。それに、描かれているのが、犬目線の方なので、人間がとても残酷な事に気が付きます。きっと、普段は何も考えずにやっている事だと思うのですが、それが犬目線だと、どんなに残酷な事なのかという事が解ります。

 

 

ソリを引く犬は、集団で引くのでとても強い上下関係があり、強い犬に従うという決まりがあるからこそ、あれほど強く早く、目的地に行けるのだと思うのですが、そんな中に放り込まれたバックは、何も分からずに必死で従って付いて行くんです。でも、あまりにもリーダー犬が下の犬を思いやらず、どの犬も力で支配されているような状態で、バックは間違っていると思ったのか、反発するんです。この辺りは、人間社会と一緒だなぁと思いました。下の者の意見を聞かないリーダーはいらないですよね。最初は、もちろん技術も能力もあったんだろうけど、下の者がついていかなくなっおしまいでしょ。それにしても、ソリを引く犬種ではない犬を使っていたなぁと思いましたが、この時代には、どの犬が適しているかなんて知らなかったのでしょうね。そこら辺も時代に合わせて、描かれていたと思いました。

 

 

そんなこんなで、ハリソン演じるソーントンと出会うのですが、ソーントンは息子を亡くして、自暴自棄になっているんです。そんなソーントンを、いつもそばで見つめて、お酒を飲もうとすると怒ったり、諦めようとすると頑張れっていうような目で見ているんです。こんな犬が傍に居たら、頑張っちゃいますよ。そりゃ、そうでしょ。自分を信じて、付いて来てくれる相手がいるんですから。裏切れないですよ。そんな関係になった、ソーントンとバックの関係が、素晴らしいと思いました。

 

そして、この映画を観ながら、年を取っても、やる気になれば何でも出来るのかも知れないと言う気持ちになりました。だって、ソーントンは、もう引退するような年齢なのに、犬と一緒に濁流を流され、荒野の小屋で生活をするんです。老人が冒険するのもええっ?って感じですが、それ以上に、周りに何もない荒野で、小さな小屋で一人で暮らすというのは、恐ろしいですよね。何があっても、誰にも助けを求められないんです。それでも、バックと一緒ならと思って、そこで生活を始めるんです。凄いでしょ。その信頼関係に感動しました。

 

 

でも、バックは犬なので、やっぱり野生に惹かれるし、人間も好きだけど、でも自分と同じ種族と一緒にもいたいという気持ちがあるんです。何といっても犬なので、人間が思う通りには動いてくれません。でもね、とっても律儀でソーントンも裏切らないんです。そこが、素晴らしいと思いながらも、残酷な本能だなと思いました。人間なんて捨てて、野生に戻れた方が、どんなに幸せかと思うけど、出来ないんですね。喜んで良いのか、可哀想に思った方が良いのか、悩みました。でも、この映画のバックは、素晴らしい決断をしたと思います。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。やっぱり動物の映画は良い!本当に感動します。今回は、犬がCGだけど、色々な事が伝わってくるので、誰が見ても感動すると思います。犬の表情がとても豊かな事に驚きますよ。本当の犬は、これ程感情を顔に出さないというか、出せないと思いますが、それでも、一緒に居れば、伝わってきますよね。どんなペットも、一緒に暮らせば、以心伝心が出来るようにうんです。ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

野性の呼び声|映画情報のぴあ映画生活