「羅小黒戦記」中国もこんな素晴らしいアニメを作るようになっているんですね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「羅小黒戦記」を観てきました。横浜ジャック&ベティでの上映が終わってしまい残念に思っていたら、川崎チネチッタで上映が始まりました。やっと観れましたぁ。気に入ったから、また、観に行ってこようかな。

 

ストーリーは、

この世には妖精が実在し、彼らの中には人間の格好をして社会に溶け込んでいるものいれば、山の奥で隠れて暮らすものもいた。森で楽しい日々送っていた猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)は、人間たちによって森が切り開かれてしまったことから、暮らす場所を探して各地を放浪する。その旅の途中で妖精のフーシー(風息)、人間のムゲン(無限)と出会ったシャオヘイは、彼らとの交流を通じてさまざまなことを学び、成長していきながら、再び安心して暮らせる場所を求めて旅を続ける。

というお話です。

 

 
妖精はただの伝説ものだと思われるが、本当はこの世界に実在するものだ。妖精はすべてが怖くて悪いものではない。人間の格好をして人間社会に溶け込むものもいれば、山の奥に隠して暮らすものもいる。
 
猫の妖精羅小黒(ロシャオヘイ)は、森で楽しい日々を過ごしていたが、人類の開拓により、森を追われ、あちこちを放浪し、暮らせる場所を探す旅に立った。何処に行っても人間に追われ、ある場所で3人の男に襲われる。そこでフーシー(風息)に助けられる。
 
 
フーシーは仲間と一緒に、人間の町の片隅に自分たちの隠れ家となる空間を創り、そこで暮らしていた。フーシーは、羅小黒も連れて行き、一緒に住もうと言い、ここが君の家になるよと言ってくれる。それまで一人で家を探していた羅小黒は喜んで、そこに一緒に住むようになる。
 
しかし、フーシーを追ってきたムゲン(無限)という力を持つ人間に攻撃され、彼らが住んでいた空間は壊され、フーシーたちは、散り散りに逃げることになる。羅小黒も必死に逃げるのだが、ムゲンに捕まってしまい、彼に連れていかれる。
 
 
人間なのに大きな力を持つムゲンは、妖精の小黒を自分の住む場所へ連れて行き、何も知らない小黒に教育をする。色々な事を教えられ、ムゲンへの敵対心は薄れていく。信頼・理解・責任を学んだ小黒は、ムゲンを信頼し、成長していくのだが、ある日、小黒を取り戻そうとフーシーたちが襲ってくる。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、素晴らしかったです。良く出来ていたなぁと感動しました。中国のアニメも日本に負けないほど、充実してきたんですね。内容的には、ジブリ系で、”トトロ”と”もののけ姫”と”千と千尋の神隠し”を足した様な作品でした。全体的に、日本のアニメを手本にしたのかなとは思いましたが、ちゃんと真似だけではなく、中国のオリジナルを作り出していて、彼らの国のものになっていました。ここまでレベルを上げてきているとは驚きです。日本も負けていられないなって思いました。

 

 

その昔、妖精は森で楽しく暮らしていたのに、人間が妖精たちの領域にも足を踏み入れ、自然を壊して行きました。妖精たちは暮らすところが無くなり、人間の恰好をして人間界で暮らすか、森の奥の方で静かに隠れるように暮らすしかなくなってしまうんです。羅小黒もその一人で、猫の姿で自分の居場所を捜して旅をしていたのですが、その途中でフーシーに助けられ、一緒に暮らせると思ったら、直ぐにムゲンの襲撃にあってしまいます。

 

ムゲンは、人間と妖精の共存を目指す人間側の能力者で、最初は悪役に見えるんです。でも小黒がムゲンに捕まって、彼に色々な事を教育されていくと、世界の真実を理解していき、何が正しい事なのかという事が解ってきます。この最初は悪いと思っていた人が、良く話を聞いてみたら、真実を語っていたというストーリーの構成が上手いなぁと思いました。誰でも、最初は自分が正しいと思っているけど、話を聞いてみると違っているという事って多いですよね。人の話は聞きましょうっていう教えなのかな。

 

 

そしてフーシーたちの真実が明かされるのですが、フーシーたちが、必ずしも全て間違っているとは言い難いんですよ。ここら辺も上手いのよね。そんな中で、まだ子供の小黒が、どんな選択をして行くのかというところが見どころになってきます。本当に良いお話でした。

 

ストーリーの素晴らしさ以上に、絵も上手かった。とっても可愛いんです。海外の可愛さって、日本の可愛さには勝てないと思っていたけど、この羅小黒は可愛かったなぁ。マジでギューってしたくなるほど可愛いです。他のキャラクターも、可愛さを研究してあって、やっと可愛いの意味が中国の方にも理解して頂けたのかなと思いました。これからどんどん可愛いキャラクターが出てくるのではないかと楽しみです。

 

 

それにしても、いやぁ、途中でも泣けたけど、ラストではマジで泣けました。うんうん、そうだよね。オバサンも一緒に行きたいよ。感動の作り方で泣かされました。

 

中国からこんなにも素晴らしいアニメ映画が来るとは、驚きでした。題名をもっと解りやすくて、日本に馴染みやすい言葉にしていたら、もっと最初からヒットしたと思うけど、やっと口コミで広がってきたようですね。これ、キャラクター商品とかを売ったら、売れると思うけど。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは面白い映画です。私、もう一度、観に行っても良いかなと思います。Blu-rayが出たら買っちゃおうかな。だって、超可愛いんですもん。小黒のぬいぐるみとかも凄く欲しいです。この映画、誰が観ても、子供にも見せたいほど、良い映画でした。最近、ジブリの子供向け映画が無いので、この映画で良いんじゃないかしら。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

羅小黒戦記|映画情報のぴあ映画生活