「ミッドサマー」を観てきました。
ストーリーは、
不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。
というお話です。
だって、普通に友達だった人と一緒に旅行に行ってみたら、変な場所だったってだけなんですもん。もー、超、恐かったです。だって、 別に、普通の変な新興宗教団体の話だと思っていたら、その趣向がとんでもないんですもん。もー、恐ろしい話なんです。
自分の家族が亡くなって、どうしようもなくて彼氏に頼ろうとしたら、彼氏は既に心が離れていて、ええ~って感じで、でも、彼氏が好きだから頼ってみたら、一緒に旅行に来るかい?って言われて行ってみると、とんでもない場所だったって話なんです。確かに、ダニーという主人公の少女は、不安定だし、ちょっと気にしすぎの所もあるけど、普通の女の子なんです。でもね、連れて行かれたスウェーデンのコミュニティが変わっているんですよ。
独特の雰囲気があって、パッと見は明るくて、楽しそうなんだけど、とっても奥深くて、ドロドロしているんです。そして、とんでもない信仰をしていたんです。それを知った彼ら5人は驚いて、というか、4人かな。だって、1人は、この村の出身なので、それが普通なんです。外から見ると、とんでもない風習なんだけど、コミュニティの彼らは平然とやってのけるんです。
今までのホラー映画を覆すような、とんでもない怖さでした。感受性がなければ、そんなに怖くないかもしれませんが、この笑いながらも目が笑っていない人々に囲まれる怖さは尋常じゃありません。もー、優しく話しかけてくれて、指示をされるんだけど、絶対に何かされちゃうって判るんですもん。もー、なんなんだろう、この人たち。
この恐さは、じわじわと肘にウジ虫やカタツムリを近づけられるような、そんな感じでした。私、ウジ虫とカタツムリ、嫌いなんですよ。それを、肘や指先に近づけられるような、そんな拷問を受ける様な映画でした。本当にイヤだったです。
最初は、何も疑ってないんです。でもね、段々とおかしな現象を見せられて、文献を見せられて、そして、変な儀式に参加させれらるんです。彼らは色々な事を一緒に共感するという宗教のようで、悲しみや苦しみ、楽しい、嬉しいを、大勢で一緒に体験するんです。なので、ダニーの悲しみを、沢山の女性たちが共感してくれて、一緒に悲しんでくれるので、ダニーは段々と癒されて、彼らに洗脳されて行くんです。彼らを嫌がっていたのに、変わっていくダニーが怖かったです。
本当は、もっと宗教的な問題を書きたかったんだけど、それは書いちゃうとネタバレになるので書けません。ゴメンナサイ。とにかく、グロいので、スプラッターがダメな方は止めて下さい。無理です。
あまり感想を書いてしまうと、ネタバレをしてしまうので、書けないです。超恐い映画でした。私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。これは通常のホラー映画を観るよりも怖いです。幽霊が出てくるとか、殺人鬼が出てくるとかよりも怖いです。ヒューマンホラーかな。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
P.S : 本当にゲロゲロのスプラッターです。そういうのがダメな方は辞めてください。途中で出ることになってしまいます。最初から最後まで、グロいし、その上、観るに堪えないSEXシーンもあるので、そういうのがダメな方も辞めた方が良いと思います。
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