「1917 命をかけた伝令」を観てきました。
ストーリーは、
1917年4月、フランスの西部戦線では防衛線を挟んでドイツ軍と連合国軍のにらみ合いが続き、消耗戦を繰り返していた。そんな中、若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクは、撤退したドイツ軍を追撃中のマッケンジー大佐の部隊に重要なメッセージを届ける任務を与えられる。
というお話です。
進行する先には罠が張り巡らされており、さらに1600人の中にはブレイクの兄も配属されていたのだ。
戦場を駆け抜け、この伝令が間に合わなければ、兄を含めた味方兵士全員が命を落とし、イギリスは戦いに敗北することになる。
この映画、凄かったです。凄かった以外の言葉が出てこないほどでした。何故なら、映画の内容は簡潔なんです。だって、下級兵士が将軍から伝令を頼まれて、明日の朝までに前線の大佐に届けるというだけのお話なんです。それ以外、何も無く、ただ、走って、走って、伝令を届けると言う、まるで「走れメロス」のようなお話です。
でもね、それだけと思ったら大間違い。宣伝でも沢山流れているように、全てがワンシーン、ワンカットなんです。この迫力たるや、すんごいもので、観ているこちらが一緒に彼と走っているような気分にさせられ、始終、ハラハラドキドキしてしまうほどの迫力なんです。どこから敵が襲ってくるかもわからない。そんな戦場の中を走って走って、目的地に向かって行くんです。銃声はするは、飛行機の音はするは、敵がワザと残して行った罠が張り巡らされているはで、何度も危険な目に遭いながらも、先へ先へと進んで行くんです。
スコフィールドは、敵の罠でガレキの下敷きになってしまいますが、ブレイクに助けられて、何とか先へ進むことが出来ます。途中で、空中戦をしていて、ドイツの飛行機が彼らの方へ落ちてきて、あわやという所でぶつかりそうになったり、本当に大変でした。でも、彼らが何とかして伝令を持って行かないと、1600人の兵士たちが死ぬことになるんです。今みたいに、ネットや電話、ドローンなんかがあれば、直ぐにでも伝えられるんだろうけど、第一次世界大戦中だから、絶対に無理よねぇ。人の足で届けるしかないから、本当に大変そうでした。
それにしても、このワンシーン・ワンカットというのが、こんなにも迫力のあるものだと初めて知りました。それもワンシーンが長いので、迫力が生まれるんですよね。マジで凄いなぁと思いました。今まで、この凄さに誰も気が付かなかったのかしら。こんなにもドキドキするなんて、驚きでした。
主人公のスコフィールドにはジョージ・マッケイ、一緒に走るブレイクにはディーン=チャールズ・チャップマン。ほとんどが、この二人の映像で、走っている姿が映されています。他には、有名俳優が勢ぞろいで、私の好きなベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロング、などが出演しています。重要な箇所で有名俳優が出てくるので、映画が締まる感じで、良かったですよ。
私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。これは、誰が観ても、この迫力に圧倒されるのではないかなと思います。戦争映画だし、あまりタイプの映画じゃない方もいらっしゃるかもしれませんが、このワンシーン・ワンカットという手法を観てみるのも面白いと思いますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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