「霧の中の少女」素晴らしい展開をして行く内容に惹き込まれてドキドキしっぱなしです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「霧の中の少女」を観てきました。Fan's Voice (@fansvoicejp) さんの独占試写会に当たりました。

 

ストーリーは、

クリスマスシーズンの田舎町アヴェショー。地元の純真な少女アンナ・ルーが、自宅から教会へ向かう途中で姿を消した。捜査の指揮を執るため都会からやって来たヴォーゲル警部は、目撃情報も物証もないこの事件を誘拐と断定し、メディアの好奇心をあおる独特の捜査手法を展開していく。やがて捜査線上に浮かび上がったマルティーニ教授を容疑者と見なして追い詰めるヴォーゲルだったが、正体不明の連続誘拐魔「霧の男」に関する情報が入り、彼の“完璧なる捜査”は根底から覆されてしまう。

というお話です。

 

 
かつてリゾート地として栄えた山間の田舎町アヴェショー。雪が降りしきる深夜、引退間近の精神科医フローレスが、警察から捜査への協力を要請される。彼が事情を聞くよう依頼された相手は、交通事故によって記憶が混濁したヴォーゲル警部だった。ヴォーゲルはアヴェショーを騒がせた少女失踪事件の任務を終え、都会に戻ったはずなのに、なぜ真夜中にこの町へ舞い戻ってきたのか。ヴォーゲルのシャツにこびりついている血痕は誰のものなのか。フローレスに促されて重い口を開いたヴォーゲルは、数週間前のクリスマス・シーズンにさかのぼり、世にも奇妙な少女失踪事件の全貌を語り始めた。
 
アヴェショーの町が濃霧に覆われた12月23日の18時頃、教会に行くため自宅を出た地元の少女アンナ・ルーが謎の失踪を遂げた。捜査の指揮を執るためアヴェショーにやってきたヴォーゲルは、目撃情報も物証もないこの事件を何者かによる誘拐だと断定する。しばしばテレビに出演する有名人であるヴォーゲルは、アンナ・ルーの両親にテレビ向けの会見を行わせ、ヘリコプターや山岳救助隊を駆り出して大規模な捜索を開始。さらには顔なじみのニュース・レポーター、ステッラを利用して、この事件をイタリア全土の注目を集めるよう仕向けていく。
 
 
まもなくある動画を手がかりとして、失踪前のアンナ・ルーにつきまとっていた不審な白いオフロード車の存在が浮上し、車の持ち主である文学の教授マルティーニに疑惑の目が向けられる。アンナ・ルーが通う高校でも教鞭を執っているマルティーニには共に暮らす妻子がいるが、事件当日の午後はひとりで外出しており、確かなアリバイがない。マスコミがマルティーニに不利な証言を次々と報じたことで、たちまちマルティーニは八方塞がりの状況に陥っていく。
 
白いオフロード車が映り込んだ動画は、アンナに想いを寄せていたマティアという少年がストーカー中に撮影したものだ。それを入手したヴォーゲルはマルティーニが真犯人だとにらみ、動画をマスコミにリーク。こうしてじわじわと追いつめ、逮捕につながる決定的な証拠を捜し当てていくのがヴォーゲルのやり方だった。
 
 
やがて川辺でマルティーニの血痕が付着したアンナ・ルーのリュックが発見され、ついにマルティーニは逮捕された。ところが任務を終え、アヴェショーを立ち去ろうとしていたヴォーゲルは、ベアトリーチェと名乗るベテランの記者から思いがけない真実を知らされる。正体不明の連続誘拐魔“霧の男”の存在を示唆するその驚くべき情報は、ヴォーゲルの“完璧なる捜査”を根底から覆すものだった。後は、映画を観てくださいね。
 

この映画、面白かったです。イタリア映画なのですが、雰囲気が北欧のサスペンスミステリーに似ているんです。あの”ドラゴンタトゥーの女”のような雰囲気があり、何が真実なのか、誰が悪で、誰が善なのか。誰もが怪しくて、ヴォーゲルがあまりにも悪徳警部なので、もしかしたら、元々、ヴォーゲルが仕組んだんじゃないかとまで思ってしまうんですけど、まぁ、違うんですけどね。それくらい、誰もが怪しくて、それを追うヴォーゲル警部が汚い事をするんで、警察も信用出来なくなっちゃうんです。

 

 

始まりは、寝ている精神科医のフローレスが電話で起こされて、夜遅くなのに警察に呼ばれ、事故で記憶を無くしてしまったらしいヴォーゲル警部に話を聞き始めます。事故の事は覚えているらしいのですが、その前に何があったのかを覚えていないらしく、順を追ってフローレスが話を聞いて行くんです。すると、凄い話が出てくるんです。

 

そして、何か月か前の話に飛び、ある少女の失踪事件が起きた所から始まります。霧の夜、教会に向った少女が行方不明になったという事で、大きな街からヴォーゲル警部とその部下がやって来て、捜査を始めるんです。このヴォーゲル警部というのは、有能な警部らしいのですが、犯人の追い詰め方がマスコミを使って精神的に追い詰めていくという手法を取っており、汚いやり方なんです。既に、その事は国中で有名であり、誰もが怖がっていました。

 

 

そして、彼の標的となってしまったのが、高校の教師のマルティーニ。お給料が良いという事で、都会からこの町にやって来たんです。妻と娘と穏やかに静かに暮らせたらと思っているのですが、突然に容疑者にされてしまい、マスコミにも追い回されて、酷い目に遭います。本当に酷くて、妻も娘も家にいられなくなり、出て行ってしまいます。

 

でも、段々と色々な証拠が出てきて、マルティーニじゃないんんじゃないかっていう証言なども出てくるのに、このヴォーゲル警部が握りつぶそうとしちゃうんですよ。恐ろしいでしょ。犯人でもないのに、警察の事情で犯人に仕立て上げられてしまいそうになるんです。あまりにも汚いやり方で驚いたし、怖くなりました。一般人なんて、冤罪を崩そうと思っても、簡単には出来ませんもんね。

 

 

冤罪かもしれないのに、どうなっちゃうんだろう~って思っていると、まぁ、色々あって、ヴォーゲル警部の思い通りにはならなくなっていくんです。そして、真実が明らかになって行くのですが、この展開も凄かったです。おお~、そうなっていたのかって言うような、意表を突かれた展開をしていました。それに、最後の最後で、ゾーっとする真実も明らかになり、良く出来ているなぁと感心しました。

 

これ、原作が良いんですね。まぁ、監督自身が原作者であり、犯罪学や行動科学を研究していた方らしいので、とてもストーリー構成などが上手いんです。凄く引き込まれて、どうなるんだろうとドキドキのしっぱなしでした。その上、キャストが素晴らしいでしょ。トニ・セルヴィッロさんが主演で、精神科医にジャン・レノですからね。こんなトップクラスの俳優さんですから、そりゃ、観ている方にも怖さが伝わってきますよ。

 

 

私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。サスペンスミステリー作品としては、とても良く出来たお話だと思いました。そして最後の判ってくる真実と、結末は、驚きだと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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