「ハスラーズ」リーマン・ショックで被害を受けなかった奴らから、全部奪い取ってやれ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「ハスラーズ」を観てきました。

 

ストーリーは、

年老いた祖母を養うためストリップクラブで働き始めたデスティニーは、そこでひときわ輝くストリッパーのラモーナと出会う。ストリッパーとしての稼ぎ方を学び、ようやく安定した生活が送れるようになってきたデスティニーだったが、2008年に起こったリーマンショックによって経済は冷え込み、不況の波はストリップクラブで働く彼女たちにも押し寄せる。いくら働いても自分たちの生活は向上しない一方、経済危機を起こした張本人であるウォール街のエリートたちの裕福な暮らしは変わらず、その現実に不満を募らせたラモーナが、デスティニーやクラブの仲間を誘い、ウォール街の裕福なクライアントから大金をだましとる計画を企てる。

というお話です。

 

 
デスティニーは、ある記者にインタビューを受けていた。ある事件について、詳しく聞かせて欲しいと言われたのだ。そして彼女は静かに話しだす。
 
幼少の頃に母に捨てられ、祖母に育てられたデスティニーは、祖母を養うため、ストリップクラブで働き始める。そこでトップダンサーとして活躍するラモーナと出会い、彼女にダンスや誘惑の仕方を教わり、姉妹のように親しい関係になってゆく。ダンサー仲間のダイヤモンドからもストリップでの振る舞いをレクチャーされ、デスティニーは祖母とともに安定した生活ができるようになる。
 
 
しかし2008年、リーマン・ショックによる影響で世界経済は冷え込み、ストリップクラブで働くダンサーたちにも不況の打撃が押し寄せる。ストリップクラブに来る客の落とす金は減り、そもそも客足も遠退いていた。
 
デスティニーは結婚し子供も生まれたのだが、彼女の家庭にもリーマン・ショックの波は影響を与え、夫とは上手く行かなくなり離婚。シングルマザーとしての生活費や祖母を養う為にお金が必要となる。仕方なく、元のストリップクラブに戻るのだが、既に昔のダンサーたちはそこにおらず、ダンサーはロシア人ばかりになっていた。
 
 
ラモーナに連絡を取ると、他の仕事をしていると言うが納得はしていないようだった。他のダンサーたちも、収監中の恋人の弁護士費用や、生活費など、それぞれの差し迫った事情で“お金が必要”だというストリッパーたちに、ラモーナは「真面目に働いても生活が苦しいのに、経済危機を引き起こした張本人であるウォール街の金融マンたちは、なぜ相変わらず豊かな暮らしをしているのか」と言い、ウォール街の裕福な男たちから金を騙し取る計画を企てる。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。
 
テンポが良くて、ざまぁみさらせって気持ちになって、気分が良くなるような映画でした。だってね、リーマン・ショックで世界中が打撃を受けた訳じゃないですか。それなのに、同じような生活を送っているという事は、ある程度、そんな事件が起こることを予測して、被害を切り抜けたって事でしょ。貧困な人々は、リーマンショックの直撃を受けちゃって、住む家も無くなり、路頭に迷うことになってしまったのに、彼らはやるだけやって、逃げちゃったって事ですもん。許せませんよね。だから、彼女たちが反撃してくれたんだけど、まぁ、それ犯罪だからねぇ。
 

 

彼女たちは、確かにお酒を飲ませて、ドラッグを盛って、お金を取ったんだから、犯罪ではあるかもしれないけど、でも、やられた方も凄く楽しんでいただろうし、あれだけの美女が集まって相手をしてくれたんだから、仕方ないじゃないねぇ。現実には、訴えなかった人が沢山居たみたいだけど、そりゃ、そうよね。楽しんじゃって、お金を取られたんだから、恥ずかしくて言えないでしょ。みっともないもんね。

 

 

ラモーナやデスティニーが、こいつらからお金を取ってやれと思った気持ちも解るんだけど、それでもちょっとやり過ぎじゃないかなぁとは思いました。デスティニーが途中から、これはマズいと感じ始めたとおり、最後の方は、酷かったですもん。途中までは”ざまぁ”だったけど、やり過ぎて強欲になってきたところは、さすがに、人間としてどうなんだろうと思いました。何事も、ここら辺までなら許さされるかもって言う所で止めておくのが賢明なんです。出ないと、必ず自分に帰ってきちゃう。良く言う、”バチが当たる”んです。

 

 

それにしても、ジェニファー・ロペス、綺麗だったなぁ。これで50歳ですか。本当に素晴らしいです。身体にお金をかけているんだろうなぁ。何もしないで、この体型と、この顔を維持出来ないですよ。本当に美しかった。どんなに憧れても、50歳であのレベルで居続けるなんて出来ませんよ。脱帽でした。

 

他のメンバーたちも美しかったです。こんなに綺麗なお姉さまたちに囲まれたら、そりゃ、男はメロメロでしょう。拒めないですよ。嬉しくなっちゃって、お酒も進んじゃうだろうし、可哀想だったなぁ。でも、自業自得だもんねぇ。仕方ないです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。事件の後に、インタビューされるところから始まって、デスティニーがラモーナと出会った頃からの事を思い返すという形で進んで行きます。底辺からどんどん登って行き、リーマンショックで落ちて、また盛り返すという、この短時間で凄い人生を送ったんだねという事が良く解ります。面白いですよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

ハスラーズ|映画情報のぴあ映画生活