「グリンゴ 最強の悪運男」を観てきました。
ストーリーは、
朝から晩までまじめに働いていたハロルド。会社からクビを言い渡され、友人だと思っていた経営者にだまされ、最愛の妻まで横取りされてしまう。人生のどん底に突き落とされたハロルドは上司のリチャードと性悪女のエレーンへの復讐のため、出張先のメキシコで偽装誘拐を企て身代金5億円を奪う作戦を実行する。しかし、ハロルドが死ねば会社に保険金が入ることに気づいたリチャードは殺し屋を雇い、ハロルド殺害をもくろむが・・・。
というお話です。
この映画、正直者の主人公が会社に裏切られて、反撃するって話なんだけど、会社の社長で友達のリチャードって奴が酷い奴なのよ。こんな奴が社長の会社じゃ、どんなに友達だから入社させてやるって言われても入りたくないなって思いました。ネタバレになるから、詳しい酷さは言えないけど、マジで酷かったな。リチャードの共同経営者・エレーンという女性がいるんだけど、彼女も酷い経営者なんだけど、まだリチャードよりはマシかなって感じでした。だって、騙している訳じゃないんです。酷いことをするけど、でも騙しはしないので、まだ許せるキャラなんです。
リチャードの裏の顔を知ったハロルドは、自分を利用するだけ利用して首を切ろうとしている彼に対し、どうしても反撃したいと思って、誘拐されたという偽装をするんだけど、ハロルドとは別のところで、この会社、大きな問題を持っていて、メキシコのギャングがメキシコ担当のハロルドを誘拐しようとしているんです。なので、ハロルドは偽装のつもりだったのに、何故か、自分が誘拐されそうになるから、驚くわ、怖いわで、大騒ぎになっちゃうんです。自分は単純に身代金として会社が出す5000万ドルを貰って逃げちゃおうとおもっていたのに、そんな簡単な事ではなくなっちゃうんです。
どのキャラも濃くて、面白いですよ。メキシコのギャングたちだから、簡単に人を殺しちゃって、それを見ているハロルドはビビリまくりまの。ヘタレなんだけど、何とかこの苦境を抜けないと自分には未来がないと分かっているから、必死で考えて行動する所が、なんか、とっても一般人って感じで共感が出来ました。
私、リチャードの共同経営者エレーンが好きだったなぁ。シャーリーズ・セロンが演じているのですが、貪欲で、自分の欲望を叶えるためなら何でもするんです。ここまで出来るのは立派だと思うよ。これほどに自分の欲望に素直に従うなら、そりゃ、トップに上がれるなぁと感心しました。普通なら、えげつないと思って、出来ないもん。憧れてしまいました。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。単純に笑えて、楽しめて、最後にザマァ見ろって思える映画なので、スッキリしますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんで下さいね。