「犬鳴村」ダムに沈んだ村の話はちょっと古いかなぁ。今更感がハンパ無かったです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「犬鳴村」を観てきました。

 

ストーリーは、

臨床心理士の森田奏の周辺で奇妙な出来事が次々と起こりだし、その全てに共通するキーワードとして、心霊スポットとして知られる「犬鳴トンネル」が浮上する。突然死したある女性は、最後に「トンネルを抜けた先に村があって、そこで○○を見た……」という言葉を残していたが、女性が村で目撃したものとは一体なんだったのか。連続する不可解な出来事の真相を突き止めるため、奏は犬鳴トンネルへと向かうが・・・。

というお話です。

 

 
ある村に住む森田悠真は、彼女の西田明菜と一緒に。噂になっていた犬鳴村に行ってみようと噂通りの行動をし、犬鳴トンネルの前までたどり着く。まさか本当にトンネルがあるとは思っていなかった二人だが、面白そうだからと、そのままトンネルを進んでいく。何も問題なく進んでいくが、トンネルを出た所でトイレに行きたいと明菜が小屋に入って行く。すると変な音が聞こえ、外から沢山の人がドアを叩き、襲ってこようとする。恐ろしくなり大声で悠真を呼ぶと彼が駆けつけてことなきを得るが、家に帰ってきても彼女は精神的におかしくなってしまい、自殺をしてしまう。
 
悠真の妹・葵は、臨床心理士として病院で働いていた。実は、昔からおかしなものが見える性質を持っており、今日も病院に来た子供に付き添っている幽霊を目撃してしまう。
 
 
亡くなった明菜の葬式で、悠真の父親に向かって明菜の親が「お前の家の血が!」というのを聞き、葵は、何か両親が隠していることに気がつき問いただすのだが、両親は何も教えてくれず、仕方なく母方の祖父を訪ねて聞いてみるのだが、祖父は何も知らないようだ。ただ、祖母が家の前に捨てられていた赤ん坊だった事を話し、その頃、犬鳴村という村がダムに沈んで、その村の末裔が、細々と生き延びているらしいので、祖母もその一人だったのかもしれないという。
 
 
悠真は、明菜が死ぬ原因になったトンネルを再度訪れるが、あの時に見たようなトンネルではなく、入り口にはブロックが積んであった。おかしいと言いながら、そのブロックを登り、中に入っていく。そして、悠真の弟・康太も、一緒にトンネルの中へ入って行き、行方不明になってしまう。警察に捜査を頼むが2人は見つからず、葵は兄と弟が辿ったらしい犬鳴村への行き方を辿ってみるが・・・。後は、映画を観てくださいね。
 

この、ダムに沈んだ村ネタ、一昔前に流行りましたよね。それにプラスして、野犬を食べていた村って事で、犬鳴村という名前にしたのかな。犬を食べていたから、犬の霊も混ざっているみたいでしたね。でもね、ダムで沈んだからって、そこで人は死んではいないと思うんです。いくら昔でも、村の人を全員避難させてからじゃなきゃ、ダムは稼働しないでしょ。ダムを造る技術がある時期に、人がいるのに沈めちゃったなんていったら、大問題ですよ。江戸時代とかならあったかも知れないけど、江戸時代にダムは作れないもんね。

 

 

なので、ダムに村は沈んだけど、そこで死んだ人はいないはずなのに、何故か、凄い恨みがあって、トンネルに入ると、沢山の霊が襲ってきたりするんだけど、その人たち、どこから湧いてきたの?って感じなんです。まぁ、村を追い出された人がどこかで亡くなって、戻ってきたと考えれば良いのかな。

 

で、この村に入ると、祟られて死ぬってことなのですが、まず、映画が始まってすぐに、チャラチャラしたバカ女(明菜です)が悠真とトンネルに入って行って祟られる事になるのですが、この女がこんな事をしていなければ、犬鳴村は静かにそこにあっただけだったと思うんです。いきなりバカ女の話から始まり、結構、長いのでイライラしました。主役を目立たせるために、あまり可愛くない子を持ってきたとは思うけど、ホラー映画でイライラするバカ女の映像は止めて欲しい。どうせバカなら完璧なバカで、残酷に殺されて欲しいですよね。海外のホラーみたいに。

 

 

全国的に噂になっている”犬鳴村”は何処にあるか判らないと言いながらも、易々と場所は見つかり、みんなで言っちゃったりして、警察が捜査なんてしているのに、その人たちは、全く平気で、何故か、若者だけが死んでいったりするんです。その祟られる定義のようなものがめちゃくちゃで、どーも、何なの?って感じでした。ホラーで、怖いものと言ったら、ビデオを観ちゃうとか、その家に入っちゃうとか、何かやったら祟られるという定義があるでしょ。だけど、この映画には無いのよ。だから、誰が祟られるのか分からないの。

 

 

でね、その犬鳴村の住民の人たちがどこかに移り住んでいて、その血を引く人が、何か不気味な力を持っているらしい事は解るんだけど、だからって、誰に祟るっていうのかな?ダムは必要なものだったのだろうし、今更、誰に復讐も無いでしょ。ただただ、変な力を持っていて、自分の気に入らない事があったら、相手を殺すとかするのかしら。それって、只の殺人鬼ですよね。祟りも何も無いでしょ。そこら辺が、とっても適当に見えて、怖い部分はあったのだけど、どーも話に入り込めず、楽しいとも思えませんでした。

 

 

私はこの映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁ~って感じです。最近、怖いホラーが無かったから、それを考えれば、今のところ、怖いホラー映画として紹介出来るとは思いますが、話の辻褄が合っていないので、内容には共感は出来ません。ただ、怖い幽霊を楽しむくらいかな。あまり考えずに観るなら良いと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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