「転がるビー玉」を観てきました。
ストーリーは、
渋谷の片隅にある、床の少し傾いた古い家。ここで共同生活を送る愛、瑞穂、恵梨香の3人はそれぞれ夢を追い求めながら、悩み、もがき、笑っては泣く日々を過ごしていた。そんな彼女たちが手に入れたのは“宝石”などというまぶしいものではなく、どこかで紛れ込んだ欠けた“ビー玉”だった。ある日、街の再開発で家の取り壊しが決定し、立ち退き勧告の通達が届く。
というお話です。
この映画ですが、うーん、ごめんなさい。あまりにも面白くなくて、途中で出ようかと思ったけど、一応、ウトウトしながら、最後まで観ました。この映画は、何を言いたかったのか、全く分かりませんでした。若い子が、憧れや夢に向かって頑張るけど、簡単には上手くいかないよって話なんだけど、だから何?って感じなの。
モデルになりたい子なんて、腐るほどいる訳でしょ。今時、そこら辺歩いていて、誰もが読モとかってヤツになって、10代が終わったら捨てられるって事よね。若いから良いだけで、モデルとして残れるのはプロ意識が高くて、仕事としてやっていくんだという強い気持ちが無きゃ出来ないでしょ。使い捨てだという事を理解してないのよね。
次に雑誌の編集をしている子がいたかな。この子も、仕事に対しての真剣さが足りないようでした。仕事として金を貰うなら、ナメた事してたら、あっという間に追い抜かれて、要らないからって捨てられますよ。並みの編集なら腐るほどいるんだから。
最後に、駅前などで歌を歌っている子。歌は上手かったけど、こうやって誰かにスカウトされて、デビューしても、最後まで残る子は何人いるのかしら。本当に才能があるなら良いけど、ただ、誰かのコピーとかを歌っているだけなら、別に、誰でもいいのよね。レッスンすれば、誰だって、ある程度までは、上手くなるんだから。
と、厳しい事を書きましたが、こんな3人が渋谷の古い家でルームシェアをしているというお話なんですけど、全然、これが、観る方に刺さってこないのよね。でね、このモデル志望の子と、編集社にいる子の顔が、かぶっていて、よく区別がつかないの。まぁ、髪型も色も違うし、タイプが違うじゃんと言われればそうなんだけど、顔のアップになると、目の二重手術が同じやり方だからなのか、目の辺りが同じなのよ。整形も良いけど、同じようなタイプの顔に作られている子を同じ映画に出さない方が良いと思いました。キャスティングミスかなって思いました。
あ、でもね、顔は可愛い子でしたよ。演技は観るに堪えなかったけど、まぁ、アイドル系の若い子ならこんなもんでしょ。そこに関しては、別に、仕方ないと思っているので良いです。でもねぇ、同年代で、演技もしっかり出来て、個性もあって、輝いている子がいるんだから、もう少し頑張ったら良いんじゃないかなぁって思いました。
ごめんなさい。良い感想が書けません。だって、面白くなかったんだもん。わざわざ、時間を作って観たのに、時間の無駄だったと思っちゃったんだもん。だから、こんな感想しか書けません。ごめんなさい。
私は、この映画、お薦め出来ません。観ていて疲れました。こういう映画を、シネコンで大々的にやらないで欲しい。それとも、この3人の女の子の誰かが、凄い人気のアイドルなのかしら。私は、そこら辺を知らないで観に行っているので、もし、人気アイドルだったらファンの方、スミマセン。出演者のファンの方には、良いのかもしれませんね。そういう方は、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
![]() |
NYLON JAPAN 2020年3月号
Amazon |