「シライサン」を観てきました。
ストーリーは、
眼球の破裂した死体が連続して発見された。直接の死因はいずれも心臓麻痺で、死の直前に何かに怯えた様子だったという奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の瑞紀と弟を失った春男は、ともに事件を調べ始める。2人は事件の鍵を握る女性・詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン」という謎の言葉を残し、一連の事件の被害者と同じように死んでしまう。事件に目をつけた雑誌記者の間宮も加わり「シライサン」の呪いが徐々に明らかになっていくが・・・。
というお話です。
この映画、凄く怖そうなんだけど、”シライサン”が出てきちゃうと、ちょっとあまりの可愛さに”ププッ!”って笑っちゃうんです。目が大きい、恐ろしい女っていう触れ込みなんだけど、確かに目が大きくて、白目が無いから、なんか、ぬいぐるみみたいで、つい、見つめちゃうんです。誰もが目を逸らして死んでいくんだけど、本当に見たら、これ、見つめちゃうんじゃないかなぁ。愛らしいんですもん。もっと、影を付けて、全体が明るく見えないようにすれば、もっと怖いんだろうけど、昼でも出てくる訳よ。だから、全部丸見えで、ぬいぐるみみたいなんだよなぁ。
これ、続編が作りたいからなのか、”シライサン”の謎は一切解けていません。もう少し謎を解明してくれないと、知りたいという欲望が出ないんですよねぇ。お堂に女性が籠っていて周りに御札が沢山貼ってある映像と、”シライサン”の手に赤い紐と鈴が貫通しているくらいしか解明されていないので、まぁ、そんなもんかって諦めちゃうんですよねぇ。もう少し、こんな伝承があったとか、この地域ではこんな風習があったとかっていう、手掛かりみたいのが見えていれば、もっと知りたいと思って、次も観たいと思うんですけどね。
まぁ、解明されなかったのは仕方がない。内容に関しての話をしましょう。みんな、眼球が弾けて死ぬのですが、死因は心臓発作で、内部の眼圧が突然に上がってしまい、弾けたという事なんです。いやぁ、突然に目が爆発したら驚くよねぇ。でも、もし、目だけ弾けたくらいなら、人間死なないですよね。だって、脳や心臓とは繋がって無いもん。”シライサン”も、目だけにしてくれればいいのにねぇ。
始まって、最初の方は、どんな化物が来るのか分からないので、ずーっとドキドキハラハラなのですが、一度、シライサンを見てしまうと、その怖さが半減しちゃうんです。貞子の時は、もう、動き方とか這い方で、怖くてキャ~ッ!!て感じだったのですが、シライサンは素直で、お眼目がパッチリなので、何度も出てくると、愛らしく感じ始め、動きも普通なので、そんなに怖くないんですよ。見つめて、「知らないですよ」って言えば、帰ってくれそうに思えちゃうんです。ま、帰らないんですけどね。
うーん、ちょっと期待してしまっていたからなのか、イマイチ、ちょっと怖くなかったかな。貞子で鍛えられている日本人は、それほど恐怖を感じないと思います。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。ホラー映画の初心者でも観れるんじゃないかというような作品だと思いました。私は、恐怖よりも、ちょっと笑ってしまう系かなって感じました。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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