「ティーンスピリット」エル・ファニングの青春サクセスストーリーです。ちょっと話が陳腐かな。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ティーンスピリット」を観てきました。

 

ストーリーは、

イギリスのワイト島で、移民として母子家庭で育った内気な少女ヴァイオレット・バレンスキは、現実の世界から自分を解き放ってくれる音楽を心のよりどころに生きていた。ある時、国際的に有名な人気オーディション番組「ティーンスピリット」の予選が地元で行われることを知ったヴァイオレットは、退屈な田舎町を抜け出して歌手になる夢をつかむため、オーディションに挑む決意をするが・・・。

というお話です。

 

 
イギリス南部のワイト島。ポーランド移民の娘である17歳のヴァイオレットは母親のマーラと2人暮らし。父親は彼女が幼い頃に家を出て行ったまま帰って来ない。学校の友人も少なく、孤独な日々を送る彼女にとって、唯一の心のよりどころが「音楽」だった。しかし母親はヴァイオレットがイマドキの歌を好んで歌ったり聞いたりするのを良く思っていない。敬虔なクリスチャンである母親は歌うなら讃美歌ということなのだった。
 
母親には内緒でしている、バイト先のパブのステージで歌うヴァイオレット。その歌声に惹かれたのは、パブで飲んでいたクロアチア出身で元オペラ歌手・ヴラドだった。見知らぬ相手に声をかけられ、戸惑うヴァイオレットだが、ヴラドの言葉に少しだけ勇気づけられる。
 
 
そんなヴァイオレットが街で目にしたのは、「ティーンスピリット」の広告。昨年の優勝者がプロデビューを果たし、国際的人気を誇る公開オーディション番組だ。その予選がワイト島で開催されることになり、自分にとって大きなチャンスだと信じたヴァイオレットは参加を決意する。
 
オーディションに参加すると、保護者と一緒に来るようにと言われ、母親に言えば反対されて参加は出来なくなると思ったヴァイオレットは、ヴラドに保護者として来て欲しいと頼み、一緒にオーディション会場に行く。すると、受付でウラドを見た男性が、オペラ歌手だという事を憶えていて、ファンでしたと声をかけてくる。ヴァイオレットは、まさかヴラドがそんなに有名なオペラ歌手だとは信じていなかったので、ちょっとビックリ。
 
 
何度かの予選を勝ち抜き、ロンドンの本選に行くことになったヴァイオレット。ヴラドに母親の説得を頼み、とうとうロンドンへと向かう事になる。そして・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画は、エル・ファニング主演の青春サクセスストーリーと言って良いのかな。まぁ、日本でも良くある、ちょっと不幸な生い立ちの女の子が、歌が上手くて大好きで、好きな事で成功していくというお話でした。うーん、でも、ちょっと軽すぎたかなぁ。こんなに簡単に上手く行くなら、誰も苦労しないわよねぇ。

 

 

全体的にストーリーが陳腐というか、とても安っぽいんです。娘は歌が好きなのに母親が反対していて、母親はというと、夜遅くまで教会の友人を招いてゲームをしていたり、話が進んで行くと、父親が出て行ったのは母親の不貞のせいだという事も分かってきて、まぁ、酷いんですよ。そんな母親なのに、娘は母親に何も言わず、必死でバイトして稼いだお金を母親に渡して、それでも足りずに、娘が可愛がっている馬を売ってしまったり、ちょっと、この母親、捨てちゃいなさいよ!って思っちゃった。

 

母一人子一人だから、母親が好きなんだろうけど、酷いことはちゃんと指摘してあげないと、いつまでも治んないし、父親は絶対に帰ってこないと思うわよ。

 

 

そんな生い立ちのヴァイオレットは、歌がとても上手いんです。実際には普通なんだけど、凄く上手くて、オペラ歌手が目を付けるっていうお話なんです。私は、そんなに上手いとは思わなかったんだけど、そんなことになっていました。そして、予選を勝ち抜き、本選へと進みます。良くあるでしょ。

 

で、まぁ、本選で歌う前に、何故か、先にレコード契約しようという会社が近寄ってきたり、大人の世界のドロドロがある訳ですよ。うん、まぁ、大人の世界は汚いよねぇ。もちろん、ヴラドは怒ってくれるんだけど、何もわからないヴァイオレットは、話を聞いてしまったりして・・・。まぁ、色々あります。このヴラドにも裏設定があって、娘がいたり、色々あるんです。一応、ちゃんとそちらの方も、映画の最後の方で解決していました。

 

 

うーん、悪い映画とは言わないんだけど、面白いストーリーとは言えないんですよ。だって、あまりにもヴァイオレットの身の上が不幸過ぎて、その後、あまりにも上手く行きすぎて、ちょっとどーなのよって言いたくなるような展開なんです。

 

エル・ファニングさんは、美しいし、可愛いとは思いましたよ。でも、それほどに歌が上手いとは言えなかったしねぇ。オーディションに出てきていた他の選手たちも、付けたしで出ているようなレベルの子たちが多くて、並んでいる参加者を見ると、エル・ファニングだけが飛びぬけて綺麗なのよ。だから、バランスが悪いんですよ。そこら辺が適当だったなぁ。

 

 

私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁ~?くらいです。エル・ファニングのファンなら、観るべき作品だと思うけど、ストーリーを観るなら、あまりお薦めは出来ません。良い出来ではないからです。気になったら、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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