「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」を観てきました。
ストーリーは、
現代のニューヨーク。大恋愛の末に結ばれたウィルとアビーは、第一子の誕生を目前に控え幸福の絶頂にいた。そんなある日、彼らは想像を絶する事故に遭遇する。ニューヨークを旅行中にその悲惨な事故の顛末に深く関わってしまった幼い少年は、海を越えたスペインの大地で、両親と父の雇い主であるオリーブ園のオーナーをドラマティックな人生へと導いていく。
というお話です。
凄く良いお話で、第四章まで、細かく書こうと思ったのですが、それじゃネタバレかぁと思って、第二章までだけ、細かく書きました。第三章と第四章のスペイン・アンダルシアの一家が、どのように、ニューヨークのウィルとアビーに関わっていくのかという話です。これ、本当に上手く話しが組んでありました。私、こういう話が好きなんですよねぇ。
ストーリーが、幾つもの枝から、段々と一本の木に集まっていくという、ツリーのストーリーなんです。良く、色々な事を解決する為に使う、ロジックツリーって、あるでしょ。あれの反対かな。だから、最後に見上げると、スッキリと大きな1本の木になっているんです。それが良いんですよねぇ。それに、今回のお話は、感動的でした。テレンス・マリックの映画「ツリー・オブ・ライフ」に似ているかな。あれよりは解りやすいと思います。
深く愛し合っていたウィルとアビーには別れが訪れ、ウィルは精神を病んでしまいます。まぁ、この状況だと、確かに病むよなぁと思いましたが、どうしてかは映画を観てください。ショックで生きる気力が起きないウィルに、娘がいるんだからと言っても、それは助けにならないんです。とても可哀想でした。一度でも、娘に会っていたら、もっと気持ちも変わっていたかもしれないけど、逢う事が出来ないんですよねぇ。
ウィルの娘・ディランは、父親に逢わないまま、成長をして、一人寂しい誕生日を迎えます。街のベンチに座り、ぼーっとしていると、突然に父と母の過去の姿が浮かび上がります。辛い事を思い出したディランは、ふと気が付くと、ベンチで一人、泣いていました。そんなところに、ある人物が現れます。それも良かったなぁ。
でもね、このストーリーを紡いでいるのは、実は、ウィルでも、ディランでも、ロドリゴでもありません。色々な繋がりがあり、ある女性がこの話
を紡いでいます。それが解かった時に、またも感動してしまいました。うーん、良かったなぁ。と言っても、ネタバレが出来ないから、全く、読んでくださっている方に伝わらないだろうなぁ。ごめんなさいね。
この話、普通のカップルの話かと思っていたら、最後に、壮大なストーリーだという事が解ってきます。沢山の時間の流れの中に、何人もの人物が関わっていて、それによって、幾つもの影響が出てきていることが解るんです。日本で言えば、”風が吹けば桶屋が儲かる”という感じですかね。あー、ここで繋がるんだって感じで、だから、ここでこうなったのね的な部分が幾つも出てきます。見逃さないでくださいね。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。私は、とても好きな映画でした。ちょっと、時間軸が行ったり来たりするけど、それを整理しながら観ていれば、とても楽しめると思いますよ。出演者も、スターウォーズのオスカー・アイザックや、オリビア・ワイルド、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラスなど、有名どころが揃っています。満足出来るといますよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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