舞台「鎌塚氏。舞い散る」を観てきました。
ストーリーは、
貴族制度が続いている世界の現代の日本。
「完璧なる執事」として名高い鎌塚アカシは、今、北三条公爵家の女主人マヤコの従者として雪山の別荘に来ていた。
マヤコの夫・北三条公爵は昨年他界したばかり。その悲しみを癒すためか、マヤコは毎晩のように盛大なパーティーを開催。人員不足に悩んだアカシは、旧知の女中、上見ケシキに助っ人を頼む。彼女に恋心を抱くアカシは、顔には出さずとも嬉しそう。そんなケシキに女中頭のポジションを奪われた若い女中・円子ミアは不満顔。
そこへ、スキー中に負傷した堂田男爵夫妻が、マヤコに保護を求めてやって来る。彼らに仕える若い従者の名は佐双ヨウセイ。彼とケシキは何やら親密だが、そんなことに無頓着なアカシは、執事として未熟なヨウセイを叱り飛ばし、また、自分とケシキの関係を進展させるべく奮闘する。そんな中、アカシはゲレンデで、これ自分また旧知の元堂田家使用人・宇佐スミキチと再会する。スミキチは、自分を解雇した堂田夫妻を激しく恨んでいる様子。
やがて周りは猛吹雪。運悪く外出していたマヤコは雪山で行方不明になり、アカシとミアが捜索に出る。同じ頃、堂田夫妻とヨウセイは、彼らの弱みを握って逃走したスミキチを追撃。しかもスミキチはケシキを人質にとり・・・。乱れ舞う雪の中、マヤコの秘められた過去、堂田夫妻の悪だくみがあきらかに。そして、恋と職業倫理のはざまで揺れていたアカシは、ついに決断する・・・。
というお話です。
このシリーズは、本当に面白いです。完璧な執事の鎌塚さんが活躍するのですが、完璧すぎて、一般の人の考え方とズレているので、観ていて面白いんですよ。だって、普通、そうじゃないよねぇっていうような事をしちゃうんですから。
今回は、雪山の別荘でのお話で、またも上見さんとの絡みがありますが、今回は今までとは違います。ちょっと、今までの関係とは変わっていくので、鎌塚さんが、今までとは違う、ピンチに立たされます。まぁ、鎌塚さんが完璧すぎるが故の、ダメダメな部分なんですけどね。上見さんは、普通の女性ですから、ズレた鎌塚さんとは難しいんです。でも、似たところはあるかな?(笑)
そんな出来事がありながらも、ご主人様の北三条マヤコ様の気持ちを考えて、色々な問題をかたずけ、試練をかいくぐって行きます。そんな中で、またも堂田夫妻が現れて、マジでムカつくアホな夫婦はかき回していきます。悪い人たちじゃないとは思うのですが、まぁ、ムカつくわねぇ。(笑)
この鎌塚氏シリーズは、毎回楽しくて、ちょっと考えさせられて、ちょっと感動したりして、良いお話で、辞められなくなるんです。完璧な執事といえば、私の頭の中では、漫画の「黒執事」のセバスチャンか、バットマンの「アルフレッド」しか思い浮かばないのですが、このシリーズを観るようになって、「鎌塚氏」もこの完璧な執事の一人に加わりました。でも、執事に関しては完璧かもしれないけど、それ以外の人間としては、欠陥だらけなのよねぇ。本当に笑っちゃう。
私の大好きな鎌塚氏のシリーズ「鎌塚氏。舞い散る」を、私は、超!超!お薦めしたいと思います。まだ公演中だと思うので、観れるようでしたら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「鎌塚氏。舞い散る。」
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