「EXIT」を観てきました。
ストーリーは、
韓国のある都心部に、突如として原因不明の有毒ガスが蔓延し、道行く人たちが次々に倒れて街はパニックに陥る。外が緊急事態になっていることは知らず、高層ビルの中で母親の古希を祝う会に出席していた青年ヨンナムは、そこで大学時代に思いを寄せていた山岳部の後輩ウィジュと再会する。しかし、そんな彼らのもとにも有毒ガスの危険が迫り、2人は地上数百メートルの高層ビル群を命綱なしで登り、飛び移り、危険な街からの脱出を図る。
というお話です。
高所でのアクションが凄くて、ドキドキでした。主人公のヨンナムという男性は、最初は、そんなにイケメンではなくて、魅力的という訳ではないのですが、好きな女性を助けながら、必死で走る姿を見ていると、何となくカッコ良く見えてきちゃうんですよねぇ。
父親の古希の祝いで、結婚式場みたいなところでパーティーを開くのですが、韓国は本当に家族を大切にするんですね。日本でこんなパーティー、あまり聞いたことが無いので、驚きました。そんなに豪華なところではないけど、それでも親族が集まってお祝いするなんて、凄いなぁと思いました。で、そのパーティーをしていると、テロか何かで、猛毒ガスが巻かれちゃうんです。このガスが巻かれた理由などは、一切、明かされないというか、こんな事が起こりました的な感じで流されてしまいます。まぁ、そんなに重要な事じゃないからね。この映画は、どうやって逃げるかだから。
屋上なら平気だと思っていると、ガスがどんどん上がってきてしまうんです。なので、どんどん高いビルに移って行かなければ、ガスにやられてしまうんです。壁を伝って、ロープを渡してと、山岳部が得意なやり方で上へ上へと登っていくのですが、ガスが上がってくるのも早いんですよ。
とにかく、屋上に上がってからの逃げ方が凄かった。何処まで逃げても、ガスが追って来るんです。途中でガスマスクを付けるのですが、マスクがガスをろ過してくれるのは30分だけなんです。ギリギリまで使って、新しいろ過マスクにするんだけど、これを観ていて、私も朝から晩まで同じマスクをしていたのでは、全く防御が出来ていないのかなと思いました。風邪の予防と思ってマスクをしているけど、息をしているから、マスクには細菌が溜まっていく訳でしょ。それをし続けたら、普通に息をしているより溜まった細菌を吸う訳だから、マジで汚いなと思い、マスクは何度も変えなきゃと思いました。ちょっと、ゾッとしました。
そんな逃げているヨンナムとウィジュを、沢山の人がドローンを使って、補助していくんです。それが凄かったなぁ。その場には、もう助けに行けないから、一般の人たちがドローンを出して、紐を引っ掛けたり、誘導したりと、補助をする姿が、現代的だなぁと思いました。もっと、ドローンの実用性が上がってきたら、人間を助ける為にも使えるんじゃないかしら。ヘリコプターじゃ、狭い所には下りれないけど、ドローンなら、入って行けるでしょ。人間の荷重を持ちあげられるように改良すれば、救助に仕えるようになりますよね。今後の開発を期待します。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。何故という部分は解決されないけど、被害者がどうやって逃げて行くのかという事が描かれていて、こういう映画も面白いなと思いました。ただ、逃げるだけなんですけど、それが面白いんです。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。