「決算!忠臣蔵」江戸時代のモノの値段に驚きました。生活も大変だっただろうなぁ。面白かったです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「決算!忠臣蔵」を観てきました。

 

ストーリーは、

清廉潔白な赤穂藩主・浅野内匠頭は、かねて賄賂まみれだった吉良上野介に江戸城内で斬りかかり、即日切腹を言い渡される。筆頭家老の大石内蔵助は勘定方の矢頭長助の力を借りて財源の確保などに努めるが、そうした努力や幕府への働きかけも虚しく、お家再興の夢は絶たれてしまう。それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助だったが、江戸の庶民たちは吉良への仇討を熱望。しかし討ち入りするにも予算が必要で、その上限の都合上、討ち入りのチャンスは1回きり。予算内で仇討を成功させるべく奮闘する浪士たちだったが・・・。

というお話です。

 

 

今から約300年前。赤穂藩藩主・浅野内匠頭は幕府の重臣・吉良上野介が賄賂まみれなことに我慢が出来なくなり、ついに江戸城内の廊下で斬りかかり、即日切腹、藩はお取り潰しに。

 

筆頭家老・大石内蔵助は、嘆く暇もなく、幼馴染の勘定方・矢頭長介の力を借り、ひたすら残務整理に励む日々。御家再興の道を模索するが、結局叶うことは無く、閉ざされた彼らに残された希望は、宿敵・吉良邸への討ち入り。大石内蔵助はその気は無かったのだが、周りからの期待は大きく、”仇討ち”にどんどんと傾いていく。逃れられないと思い、仕方なく仇討ちを考え始めると、そこで発覚した大変な事実。

 

 

なんと討ち入りするにもお金が必要で、使える予算は9500万!その予算で足りるのか足りないのか全く分からずに、浪士に言われるがままのお金を用立てていくのだが、あれ?このままでは全くお金が足りない。長介にも”金の使い方を知らんから。”と言われ、予算を考え始める。


生活費や食費に家賃、江戸までの往復旅費、討ち入りするための武具。お金はどんどん必要となってくる。節約する人もいれば無駄遣いする人もいて、プロジェクトは超難航!予算が足りずに、やる気満々の浪士たちのリストラも余技なくされる始末。予算の都合で、チャンスは一回限り!果たして彼らは”予算内”で、一大プロジェクト「仇討ち」を、無事に「決算」することが出来るのか!後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、試写会で随分前に観たのですが、感想を書くのを忘れていました。面白い映画でしたよ。確かに、討ち入りするんでも、お金は必要ですもんね。御家お取り潰しとなったら、お金だってそんなに残っていないだろうし、退職金も払わなきゃいけないだろうし、討ち入りの予算なんて、残ってないですよね。それを何とか捻出するというのが、本当に笑えました。

 

確かに、大石内蔵助は家老だから、お金の使い方なんて知らないんですよ。どこからかお金は沸いてくるくらいに考えていたのですが、勘定方の矢頭にお金が無いですって言われて、え?なんで?ってなるんです。これを観れば、会社や家庭でも、経理を担当している人が一番大変だという事がよーく解ります。ちゃんと、制限の金額を決めて、自分でやり繰りさせないと、何でも好きな事に使っちゃうからね。

 

 

でも、観ていて考えたのですが、お金はどうやって集めたんですかね。残っていたお金だけじゃ無理だろうから、誰かが働いたり、何かを売ったりしていたんでしょうね。大変そうだなぁ。他の忠臣蔵の映画を観ると、藩が解体した後、みんな就職していたと思うけど、それでお金を集めたのかな。

 

この映画を観ていて、矢がいくらとか、すねあてがいくらとか、あの時代の値段が解って、凄く楽しめました。もっと色々な値段を教えて欲しかったな。それにしても、隠れ家を買ったら火事で燃えちゃったっていうのが、笑えました。だって、頭をかきながら”燃えちゃいました”って笑ってるんですもん。そりゃ、内蔵助じゃなくても怒るわな。マジでてめぇらいい加減にしろって言いたくなるの、凄く解りました。

 

 

勘定方の方々、何人もいるのですが、そろばんでやっていたんだから、大変だったろうなぁ。接待とか言いながら芸者と遊んで、討ち入りなんてしませんよーって思わせたと言っていたけど、こんなことに金を使うなら、武具に金を使いたかっただろうなぁ。貧乏なくせに、無駄なことばっかりしてましたもん。

 

忠臣蔵も見方を変えると、こんなに面白いんだなぁと思いました。結構、目から鱗が落ちる感じでした。内容も面白かったのですが、役者も上手い方々が揃っていて、面白かったな。堤さんはもちろんの事、岡村さんが、気が弱そうだけど厳しい勘定方の矢頭を演じていて、とても上手くて驚きました。結構、イイ役でしたよ。いつもの岡村さんとは違って、真剣にやってましたもん。

 

 

私は、この映画、超!超!お薦めしたいと思います。私は、とっても楽しめましたし、役者さんも上手かったので、満足が出来る映画でした。もっと歴史を勉強しておいたら、もっと楽しかったかもしれません。でも、年末は忠臣蔵ですよねぇ。やっぱり、これを観なくちゃね。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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