「殺さない彼と死なない彼女」を観てきました。
ストーリーは、
何にも興味が持てず退屈な日々を送る男子高校生・小坂れいは、教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野ななに遭遇する。ネガティブでリストカット常習犯だが虫の命は大切に扱う彼女に興味を抱く小坂。それまで周囲から変人扱いされていた鹿野だったが、小坂と本音で話すうちに、2人で一緒に過ごすことが当たり前になっていく。
というお話です。
何にも興味が持てず、ただぼんやりと過ごしていた男子高校生・小坂れいは、ある日、教室に入ってきたハチをクラスメイトが殺してゴミ箱に捨てると、それを後からゴミ箱を漁って拾っている女子がいる。変な奴がいるなと思い、女子にあの女だれ?と聞くと、鹿野ななだと言う。ちょっと変わっていて、ネガティブでリストカット常習者らしいが、ハチの命は大切に思い、土に埋めて墓を作っている。その日から鹿野が気になり始め、話しかける小坂。
話していると、どうしてもネガティブな考えになり、死んでしまいたいという鹿野と、どうしても投げやりになってしまい、最後に”殺す”と言ってしまう小坂は、正反対のように見えて、何故か合うふたりは、一緒にすごす時間が増えていく。
ある日、学校の帰りに真っ白な服を着た男に話しかけられ、やり過ごした鹿野の後、小坂が話しかけられ・・・。
いつも宮定八千代くんに付きまとっている撫子。宮定は、好きという感情を持てず、彼女に何度好きと言われても感情は動かない。撫子は、自分に答えてくれない宮定が気に入っており、付きまとっている。ある日、宮定が突然に撫子に向き合おうとすると・・・。
そんな高校生たちの日常の中で、普通に使われている”死ぬ””殺す”という言葉がどういう意味を持つことなのか、現実が付き付けられる。後は、映画を観てくださいね。
うーん、原作の漫画はほどんど読んでいませんが、うーん、私はあまり感動は無かったかな。いつもそこにいた人が、突然にいなくなるという残酷な現実を突きつけられた時、人は、それまでの自分の行動をどう思い返すのかという感じの映画でした。
本当に感想が書けません。だって、感動しなかったんですもん。私にとって、人間は死ぬものであり、その死は突然にやってくる。それは自分にも当てはまる事で、突然に心臓が止まってしまうかも知れない、そんな現実が近くにあるので、それほど、この映画を観ても、衝撃も感動もありませんでした。
人間って、こんなもんなんですよ。いつまでも一緒にいられるなんて思っていると、突然に裏切られる。それは”死”というモノだけではなく、失踪してしまったり、別れを切り出されたり、それは相手に対して期待していればいるほど、依存していればしているほど、辛いと思います。でもね、そんなことを何度か現実に味わえば、それもまた、大切な人生の出来事なんだと受け入れられると思います。
好きな人には、いつまでも一緒にいて欲しい、いてくれるハズと思うのは当たり前かもしれませんが、相手も自分も人間なんです。命は限りあるものですし、病気、事故、色々な事が人生には起こります。
それに気持ちも変わっていくものなので、この映画でも、きゃぴ子とか撫子とかは自分を守る為に、相手の気持ちは関係なく行動をしてしまいます。フラれるのが怖いから自分が先に振るけど、本当は彼が好きとか、好きな彼が、反対に自分を好きになっちゃうと怖くなってしまうとか、本当に複雑ですよね。人の気持ちって面倒です。でも、この映画を観ていると解りますが、自分の事だけを考えて行動しているうちは、決して幸せにはなれないなと思います。相手の事が考えられるようになったら、幸せに近づけるんじゃないかな。それが、本当の愛だと思います。
私は、この映画、あまりお薦めは出来ません。ごめんなさい、私があまり理解が出来なかったので、薦められないのですが、出演者の間宮くんや桜井さんは良かったですよ。楽しめました。でも、内容が微妙なので、彼らが好きな方や、原作が好きな方は、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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