「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」癒される映画でした。でもこれ程人気になるなんてっ! | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観てきました。

 

ストーリーは、

ある日の午後、お気に入りの喫茶店「喫茶すみっコ」を訪れたすみっコたちが注文した料理を待っていると、地下室から謎の物音が聞こえてくる。音の正体を確かめに行ったすみっコたちは、そこで1冊の飛び出す絵本を発見する。絵本はボロボロでページの大事なところがなくなっており、桃太郎のお話のページには背景があるだけでおじいさんもおばあさんもいない。すると突然、大きな影が現れ、えびふらいのしっぽが絵本の中に吸い込まれてしまう。

というお話です。

 

 

ある日の午後、お気に入りの喫茶店「喫茶すみっコ」を訪れたすみっコたちは、注文した料理を待っていた。”まめマスター”が用意をしている間、バイトの”おばけ”は、いつも通り掃除をしていました。すると、地下室から音が聞こえ、不思議に思い、地下に下りてみます。すると、ホコリを被った地下室が見つかり、おばけは、直ぐに掃除を始め、ぴかぴかに磨き上げます。そんな中に、絵本が1冊おちていました。それは飛び出す絵本でした。

 

そこへ、すみっコたちも下りてきて、その絵本を見てみると、古くなっており、欠けている部分もあるようだ。桃太郎のお話のページを見ていると、突然に影が現れ飛び出す絵本の仕掛けが動いたようで、”えびふらいのしっぽ”が絵本の中に吸い込まれてしまう。驚いたほかのすみっコたちも助けようとして、みんな、絵本の中に吸い込まれてしまう。

 

 

そこは、昔話の中で、すみっコたちは、物語の登場人物の衣装を身に着けて、ストーリー通りに動いている。おや?と思うと、そこに一匹の”ひよこ”が現れ、お家と仲間を探しているらしい。すみっコたちは、そんなひよこを助ける為に、その子のお家を探し始める。しかし、どの物語をなぞっても、ひよこのお家や仲間は見つからず・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

この映画、全く観る予定はなかったのですが、何故か、凄い人気だと聞き、観てみました。うーん、癒された、マジで癒された。でも、申し訳ない、この映画が、どうしてそんなに人気なのかの意味は理解出来ませんでした。ニュースを見ると、”えびふらいのしっぽ”とか、”とんかつのはじっこ”とか、ペンギンと言っているけどカッパかもしれない自分に自身が無い子や、とかげと偽っているけど恐竜の子孫である子とか、ほこりとか、雑草とか、何だか、自分を見つけられない子たちが、必死で頑張っている姿が、共感を呼ぶらしいんです。そういうもんなのかなぁと思いました。

 

 

ま、難しいことはさておき、マジで可愛いです。頭を使わないで、ぼんやりして観ていると、とんかつが赤ずきんちゃんになったりして、狼に食べられそうになると、「食べてくれるの?嬉しい!」的なセリフがあったりして、結構、笑えました。とんかつは食べて欲しいのに、いつも残されちゃうので、寂しいんです。狼さんが食べてくれたらとっても嬉しいんです。そこには、えびふらいのしっぽもいて、二人で食べて欲しそうでした。

 

ぺんぎんとか言いながら、昔は頭に皿が付いていたような気がするとか、面白いんですよ。それじゃ、カッパでしょってツッコミを入れながら観ていると、ぺんぎんは、ずーっと本当の自分は何なんだろうと探しているんです。ペンギンなのかカッパなのか、それとも何なのか、自分が何者かと判ったら、すみっコにいないで、真ん中に行けるのかも知れませんね。

 

 

笑っちゃうのが、にせつむりと言っている、貝殻を背負ったナメクジです。ナメクジ、嫌いなのよ。もう、直ぐに塩をかけたくなっちゃうんだけど、この映画の中では、とてもかわいく描かれていました。ナメクジだからと言って、毛嫌いしたらいけないかもしれないけど、でも、嫌いなものは嫌いなのよ。ごめんなさい。

 

そしてそして、もひとつ笑っちゃうのが、雑草とほこりです。それ、キャラクターにする?ねぇ、それ、ゴミだよね。ゴミ屋さんに出すものだよね。それが、こんなに可愛く描かれちゃうと、捨てられなくなっちゃうじゃないですか。そんなゴミちゃんたちが、必死でひよこのお家を探すために奔走する姿は、なんともいじらしくて、可愛かったです。

 

 

最後まで観ても、これが、そんなに盛り上がって、ターミネーターに匹敵するほどだなんて思えませんでしたが、それほど、現代人は癒しを求めているのかなぁと考えてしまいました。でもね、確かに観た後は、不思議と優しい気持ちになれたような気がしました。

 

ナレーションを、井ノ原さんがやっていて、結構、良かったと思いました。子供に読み聞かせをするような、優しい声で、それも良かったのかなと思いました。耳障りがとても良いんです。安心するような声なの。

 

 

もう一つ、この映画の脚本をヨーロッパ企画の角田さんが書いているのですが、角田さん、役者でありながら、脚本も書き、イラストや漫画も描いている多才な方なんです。ヨーロッパ企画自体も、凄い才能のある方ばかりで、彼らの舞台はチケットが取り難いんですよ。映画化された作品も多く、「サマータイムマシンブルース」や「まがれスプーン」など知っている方も多いでしょ。この「サマータイムマシンブルース」は、ムロツヨシさんのメジャーデビュー作ですよね。ムロさんの舞台には、このヨーロッパ企画の方が、よく出演されていました。ぜひ、一度、ヨーロッパ企画の舞台、観てみてください。

 

 

話を戻して、すみっコたちのお話、面白かったです。超とは言えないけど、でも、お薦めしたいと思います。これ、子供さんと一緒に観たら、楽しいだろうなぁ。大人の方も沢山観ていたけど、子供さんが映画館で騒いでいてもこの映画の間は怒らないであげてくださいね。優しい気持ちで見守ってあげてください。お父さんお母さんも、子供がねえねえって話しかけたら、答えてあげてください。そんな風に、親子が話しながら、観たいような映画でしたから大丈夫ですよ。映画館も、この映画はおしゃべりしても許してねって言う表示をしてあげて欲しい。子供の頃に、映画館は楽しい所って覚えたら、映画ファンが増えるだろうし、未来の為にも、子供さんに沢山観て頂けたら嬉しいな。ぜひ、温かい気持ちで観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

P.S : スマホのゲームで「すみすみ~まったりパズル」というのを少し前にやっていたのですが、まったりじゃなくて、凄く難しくて、途中で挫折しました。もう一度、やってみようかな。(笑)

 

 

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