「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」を観てきました。
ストーリーは、
ヒマラヤ周辺国家が地域の平和のために地域会議を開催することとなったが、会議開催前に機密文書を積んだ飛行機がエベレスト南部に墜落してしまう。その文書はヒマラヤ地区の平和的局面を脅かす可能性のあるものだった。インド軍側は特別捜査官を自称する2人の男を緊急に派遣し、ヒマラヤ救助隊「Wings」に機密文書を取り戻す手伝いを依頼する。隊長のジアンは隊が深刻的な財政難であるという現実を前にガイドの依頼を引き受けることにする。標高8848m、氷点下50度という苛烈な雪山の頂・デスゾーンに挑むミッションの背後で、世界規模の陰謀が動き始めていた。
というお話です。
この映画、日中合作で作られ、壮大な話になっていたのですが、ごめんなさい、あんまり面白くなかったです。役所さんが隊長役で、新人女性隊員のシャオタイズが主役みたいな感じなのですが、このシャオタイズが、どーも共感出来ないというか、可愛くないんです。顔もだけど、性格が良くないのよねぇ。日本映画だったら、もう少し可愛い部分も入れてくれると思うんだけど、とってもシビアな女性で、自分の目的の為には、手段を択ばないような感じで、キツいんですよ。
パイロットのハンは、カッコ良くて素敵なんだけど、他のキャストも、あまり魅力的に見えなかったのよねぇ。敵の偽捜査官の二人も、特徴が無くて、うーんって感じでした。キャストとしては、役所さんとハン役のリン・ボーホンさんの二人が魅力的でした。
でね、話がどーも引き込まれないのよ。機密文書が飛行機に積まれていたから、それを手に入れに行くって事なんだけど、デスゾーンという、人が沢山遭難するという場所に落ちているんです。で、そこに向うのですが、凄く大変そうに向かうんだけど、捜査官が悪い奴だよって分かった途端に、近道があったらしくシャオタイズだけが、超高速で登って、先回りしちゃうんです。それ、あり得ないでしょ。いくら何でも、みんなが遭難するところだよ。ちょっと、どういう事よって思っちゃいました。
その前に、捜査官が偽物だと分かった時点から、基地に残った隊員も殺されていくし、エベレストに上っているチームの隊員も減っていくんです。こんなに急に人がいなくなったり、連絡が取れないとなったら、隊長は何か対処するんじゃないの?おかしいねぇって言いながらも、登っていくのが、とても不思議でした。
ネタバレは出来ないから書けないけど、とにかく、ラストに納得が出来ませんでした。なに、この終わり方。あのさぁ、何も解決してませんよ?その文書には、一体何が書いてあったの?何がどうなると、戦争になるの?謎が全く解けないし、チーム・ウィングスの隊員たちの話も、それでいいの?って感じで終ってしまうんです。
とにかく、シャオタイズの最後だけは、本当に納得が出来ませんでした。これ、観て頂ければ分かるけど、いくら何でも、この解決の仕方は、未来に続かないので、ダメでしょ。私は、全くダメな終わり方でした。共感は出来ません。中国では、これが美しいと思うのかな。日本では、これは美徳とは言わないと思いますよ
と色々書きましたが、この映画、私は、まぁ、お薦めしておきますよ。お薦めはあまりしたくないけど、せっかくの日中合作映画だし、役所さんは頑張っていたし、雪山は寒そうだったし、リン・ボーホンさんはイケメンだったから、薦めておきます。気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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