「生理ちゃん」を観てきました。
ストーリーは、
あまね出版の編集部で働く米田青子は、仕事もプライベートも充実した毎日を送っていた。そんな青子の恋人・久保勇輔は2年前に妻を亡くしており、1人娘のかりんと暮らしている。11歳のかりんは同年代の女の子よりも少しマセていて、亡くなったお母さんのことをとても大切に思っている。ある日、青子のもとに月に1回のものがやって来て・・・。
という映画です。
この映画、オムニバスのような感じで、３人の女性がメインになって、お話が進んで行くんです。主人公は米田青子という出版社に勤めているＯＬです。二階堂さんが演じています。そして、この女性たちに、毎月、生理ちゃんが来て、それがどんなに辛くてたいへんでも、それを理由に休んだりは出来ず、ただ、ひたすら生理ちゃんを背負って、頑張っているという姿を描いています。
私、この原作漫画が好きで、読んでいるので、映画も絶対に観なくちゃと思って観に行きました。いやぁ、大笑いさせていただきました。面白かったです。これは、女性の方が解るから、大笑い出来るかなと思いますが、本当は、これくらい、毎月、生理って大変なんだよって事を、男性にも解って欲しいと思いました。
だって、生理前にも貧血になって、頭がぼーっとするでしょ。そして、生理が来ると、もうマジでお腹が痛くて、貧血でぼーっとしているし、その上、頭もガンガンするし、身体もダルくなるでしょ。それが１週間は続き、やっと回復するって感じだから、生理の前と生理中と生理後の不快感を合わせると、月の半分くらいは辛いのよね。それも、私なんて、量が凄いから、特大の生理ちゃんが来ている感じなのよ。この青子が、特大の生理ちゃんを担いでいるの、凄く良く解るんです。辛いよねぇ。
映画だと、生理ちゃんが来ると、まず一発、げんこつでお腹を殴られるんだけど、これ、実際に本当にみぞおちを殴られたくらい痛いのよね。もう、ぐーっと前かがみになって倒れるほど、辛いのよ。そんな状態なのに、上司に”ぼーっとしてんじゃないよ。”とか、”これだから女は。”とか言われたら、もう、ムカついて殴ってやりたくなるわよね。映画では、生理ちゃんが上司のお腹を殴ってくれて、生理の辛さを解らせていたけど、私も、マジで殴ってやりたいと何度思った事か。本当に男って、女性のこういう辛さを理解してないですよね。
そうそう、生理ちゃんも面白いんだけど、男性が持っている”童貞くん”が面白いのよ。りほちゃんが山内を見て、どーせ色々な女と遊んでいるんでしょって言うと、生理ちゃんが、いや、童貞くんを抱いていたから、そんなこと無いと思うよって言うんだけど、この童貞くんが見えたら面白いよね。それと一緒に、”性欲くん”っていうのも出てくるんだけど、ムクムクと性欲が湧いてくると、どこかから、性欲くんが訪ねてくるのよ。これが、面白いんだなぁ。大笑いなのよ。
しかし、この漫画が実写化するとは思いませんでした。どう考えても、只の着ぐるみの生理ちゃんがウロウロするだけだから、どうなんだろって思っていたのですが、なんか、観てみたら、楽しめました。確かに着ぐるみだし、適当にぬいぐるみを背負っているだけなんだけど、スターウォーズだって、最初はぬいぐるみのヨーダをルークが背負っていただけなんだから、別にイイのよね。楽しめるなら、これでイイのよ。
女性の苦しみを良く描いてくれていて、ちょっと嬉しくなりました。男ども、この苦しみを知れ！と言いたくなっちゃいました。研究開発をして、もう少し、生理が楽になるような薬とか、何かを開発してくれないかしら。だって生理中は、仕事だってミスが増えるし、仕事の進み具合もペースが凄く落ちるんですもん。男性はそういうの無いんでしょ。性欲が溜まって、マスをかくくらいしか無いんでしょ。ああー、ムカつくわ。夫に文句を言うと、全く取り合わずに”可哀想だねぇ。”って言うだけなんですもん。ふんっ。
と女性の怒りをぶちまけておりますが、この映画で女性の溜まっている不満をぶちまけてくれているので、結構、映画を観た後は、スッキリします。大笑いして、しょうがないなぁって思って出てこれるので、私は、とても満足しました。私は、この映画、超！お薦めしたいと思います。但し、私は原作漫画のファンなので、そちらと頭の中で合成して観ていたので、楽しかったのかも知れません。大笑い出来るコメディ映画ですが、もし、ちょっと生理や性欲などなどの話が苦手な人には、お薦め出来ないかな。でも、楽しいですよ。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
 |
生理ちゃん
1,320円
Amazon |
 |
生理ちゃん 2日目
1,296円
Amazon |
 |
【Amazon.co.jp 限定】生理ちゃん 2日目 ぬいぐるみ&描き下ろしペーパー付
3,740円
Amazon |