シンポジウム「アニメ映画史、最重要変化点を語る」に参加してみました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

東京国際映画祭には、何年も通っているのですが、シンポジウムというものに参加したことが無かったので、今回、初めて参加して観ました。

 

「アニメ映画史、最重要変化点を語る」という題名で、アニメについての歴史や動向を解説してくださったり、意見交換したりというシンポジウムでした。

 

映画祭のイベントレポート記事はこちらです。

「アニメ映画史、最重要変化点を語る」↓

https://2019.tiff-jp.net/news/ja/?p=53586

 

アニメーションというものを、真面目に学術的に語ってくださっていて、初めて知ることが多かったです。私、このシンポジウムに参加されていた方々に比べたら、素人同然なので、ちょっと面喰いました。実は、イベントに参加したいという気持ちが先に立ち、本当な「ウーマン・イン・モーション」のイベントに参加したいと考えていたのですが、観たい映画との兼ね合いでどうしても時間が取れず、このアニメのイベント時間なら行けると思って、申し込んだんです。アークヒルズの49階にも入ってみたかったの。

 

 

で、まぁ、アニメのお話を聞いていたのですが、アニメの歴史って、色々な通過点があったんだなって思いました。

 

私は、アニメが好きになって、小学校5、6年生の時に、既に小さなコミケなどを友達と開いていて、そこでアニメの上映会を開くという事で、母親が映写技師の免許を取ってくれ、友達と二人で東北新社に行き、「ライディーン」と「闘将ダイモス」のフィルムを借りに行った覚えがあります。今思うと、独立心旺盛な子供だったと思うけど。その頃に、既にコスプレもしていた覚えがあります。もう35年くらい前ですね。

 

中学に入り、アニメから少し距離を取りつつも、アニメは好きでした。その頃に、ガンダムの再放送を観たのかな。ガンダムは、本放送を観たとは思うのですが、あまり覚えていないんです。でも、アニメで覚醒したのは、ガンダムかな。アニメの中に哲学があると感じて、見方を変えた覚えがあります。

 

 

ここで一言、出崎監督作品ときたら杉野さんときて、「宝島」が観たかったぁ~!「あしたのジョー」も観たかった!あの独特な描写は忘れられません。あ、スミマセン、ここで書くことじゃないですね。

 

そんな昔の事を思い起こさせてくれる歴史を語ってくださって、楽しく聞かせていただきました。うん、たまには、こうやって真面目にアニメを語ることを聞くのも良いですね。好きです。

 

ここで思うのですが、アニメが好きな”オタク”の方々って、どうして自分の意見を固持して、頑なに「自分が自分が」って語ってしまう方が多いのかしら。このシンポジウムに参加して、主催者の方々の主張も強いけど、意見交換の時の質問をする観客の方も強いなぁと思いました。これだけ自分が正しいと強く主張してしまうと、人が意見を言えなくなると思うんです。どーも、人の話を聞く体制が、このオタク文化にはあまり無いのかしら。ここら辺が、このタイプの怖い所で、これが突き進むと、”京都アニメーション”の事件の犯人のように、相手を壊すまで行ってしまうと思うんです。

 

 

今日のお話も、歴史を語りながらも、もう少し柔らかく楽しく、皆さんのご意見も分かるのですが、ごめんなさい、自分はこれが好きで、どうしても押しちゃったんです、許してねって感じにしておけば、誰も不満は持たずに、楽しく進めて、もっと意見交換が出来たと思うのですが、どーも、頑ななのよねぇ。だって、シンポジウムなんでしょ。イイじゃないですか、好きなモノを押したって。そこら辺の自由度が狭くて、イマイチ、窮屈なシンポジウムだなと思いました。

 

ここら辺で、一度、オタクが突き進んでしまう究極の自分本位心理について、アニメと合わせて考えてみるべきじゃないのかしら。そうしないと、また”京アニ”事件のように、思い込んで突き進む人が出てしまうのではないかと、今日、心配になりました。大きな社会の中で生きているのだから、自分の意見など通らないことがほとんどなんだよという事を受け止められないのは問題だと思います。

 

話を戻して、やっぱりアニメのお話、楽しかったです。でもね、出来れば映画祭でのシンポジウムなんだから、映像も見せながらして欲しかったです。手塚アニメの動物の動きは、CGで取り込んでいないのに、本当の動物の動きに酷似しているとか、そういう所もお話して欲しかったな。

 

 

東京国際映画祭は、ここ近年、アニメを押しているので、ぜひ、またやって欲しいです。どーせやるなら、究極のロボットアニメ特集とかにして、超合金とか、ガンプラとか、映像から社会現象になったものも特集して欲しいなぁ。映画祭だけど、映画だけでなく、色々な文化も楽しめて嬉しいです。ぜひ、皆さんも参加してみてください。カメ

 

 

AKIRA 〈Blu-ray〉 AKIRA 〈Blu-ray〉
3,131円
Amazon