東京国際映画祭2019 13作目は、アジアの未来「モーテル・アカシア」です。
ストーリーは、
父の遺したモーテルに出没するモンスターと対決する息子の運命は?
というお話です。
この映画も面白かったぁ。フィリピン映画で、ホラー映画なのですが、何となく、昔の邦画を思い起こさせるような内容に驚きました。私は、Q&Aを聞くことが出来なかったのですが、そこで質問に出たかなぁ。ホテルに流れているビデオが”ラジオ体操”なのよ。笑っちゃいました。それでリラックスしろとか言うけど、出来ないでしょ、それじゃ。
内容は、その昔の「HOUSE ハウス」という大林宣彦監督の映画に似ていて、家じゃなくてホテルが人を食べるんです。でね、どーも、その地域の自然の木が関係しているようで、とっても不気味なのよ。エイリアンっぽい所もあって、女性は、ある場所に入ると、いきなり妊娠して、子供を産み落とすんです。お腹から出ると、あのエイリアンの”ピーちゃん”みたいに、ウギャギャ~って走り回って逃げるのよ。もー、きゃぁ~!って思っちゃった。
面白さが盛沢山でしょ。だって、人を食べるベッド、そしてホテル。突然に妊娠して子供を産む女性。走り回るエイリアンもどき。そして、実は、クリーチャーもって感じで、お腹いっぱいになるくらい、楽しい映画でした。この映画、私は大好きなんだけど、私みたいなタイプの人は、喜ぶだろうなぁ。
あ、そうそう、安心してください。ちゃんとイケメンも出てきます。主人公のJDが、マジでイケメンでした。可愛い顔して、汗をかきながら、父親が残しちゃったホテルをどうしようって悩みます。本当に、観ていて気の毒になるくらい、慌てて、困っていて、本当に可哀想な子でした。
多国籍の俳優が出演していて、観ていて楽しいです。どの地域の映画という感じではなく、近未来っぽい感じに見えて、ホテルの美術も、何か宇宙船の中のようなデザインで、楽しめました。いやぁ、面白かったです。アジアの映画、本当に、面白いなぁ。一応、ホラー映画かな。ちょっとスプラッターが入ってます。SFっぽい感じもしました。クリーチャー関係は特撮系かな。この間、仮面ライダーにヘドロ怪人で出てませんでしたか?って聞きたくなっちゃいそうな子が出てました。
私は、この映画、超!お薦めしたいと思います。盛り沢山の内容で、色々な映画のオマージュが感じられます。それにしても、ラジオ体操には笑ったなぁ。マジで使った理由が聞きたかった。夜遅い上映だと、Q&Aまで聞けないのよねぇ。とても残念。後からQ&Aの記事でチェックしなくちゃ。日本公開は解りませんが、これ、面白いから日本公開、あるんじゃないかしら。公開して欲しいなぁ。もし、公開されたら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんでくださいね。
東京国際映画祭2019 「モーテル・アカシア」
https://2019.tiff-jp.net/ja/lineup/film/32ASF03
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