「英雄は嘘がお好き」を観てきました。
ストーリーは、
1809年、フランス・ブルゴーニュの裕福なボーグラン家に暮らすエリザベット。彼女には戦地から帰らぬ婚約者を待ち続ける健気な妹ポリーヌがいた。そんな妹を気の毒に感じたエリザベットは差出人を婚約者と偽り、彼女が自分で書いた手紙を妹に届け続ける。エリザベットはポリーヌの婚約者であるヌヴィル大尉が戦地で大活躍の末に戦死したことにしたが、それから3年後、町中で偶然にヌヴィルと遭遇してしまう。平静ではいられないエリザベットをよそに、ヌヴィルはこの嘘を利用したある儲け話をもくろむが・・・。
というお話です。
1809年、フランスのブルゴーニュに暮らすボーグラン家。二人の娘がおり、長女のエリザベットは勝気で結婚など興味が無い様子。一方、妹のポリーヌは、素敵な男性との結婚を夢見ています。ある日、ポリーヌは、イケメンのヌヴィル大尉と出会い、結婚の約束をする。そのまま幸せにゴールインとなるハズだったが、ヌヴィル大尉は戦争へと駆り出されてしまう。
必ず手紙を書くと約束したにも関わらず、待てど暮らせど戦地からはなんの音沙汰もない。傷心のポリーヌは、とうとう病に臥せってしまう。心配した長女のエリザベットは、大尉のふりをして自身で書いた手紙を妹に届けることに。手紙のおかげでポリーヌは回復するが、調子に乗ったエリザベットはヌヴィル大尉の活躍話を次々とでっち上げ、最後は「勇敢に戦って戦死した」ことにしてしまう。
手紙の英雄譚は「英雄・ヌヴィルの銅像」まで建てられるのだった。それから 3年。エリザベットはある日、街を歩くヌヴィルと思しき人物を偶然見かける。以前とは打って変わって貧相な姿になった彼を見て、自分がついた大きな嘘がバレることを危惧しお金を渡して街から離れるよう懇願するエリザベット。しかしその翌日、なんと以前のように華やかに正装したヌヴィルが颯爽と現れた。いつの間にか英雄となっていた自分を利用しようと思ったのだ。
かつての恋人の帰還にときめくポリーヌ、噂の英雄に近づこうとする社交界の人々。ヌヴィルはエリザベットの創作した偉大なる英雄という立場を利用し、新たな人生に一花咲かせようと目論むのだった…。 後は、映画を観てくださいね。
この映画、面白いのだけど、イマイチ、予定路線通りというか、どこかで観たようなお話で、私は、まぁまぁって感じだったかなぁ。面白いのは、確かに面白いのですが、何だかねぇ。
私が引っかかっているのは、このヌヴィル大尉、凄い女たらしで、遊んでいる人なんです。ポリーヌと結婚していたとしても、浮気三昧だったと思うのよね。それが、色々あって戦争に行って、帰ってきてみたら、エリザベットが手紙で作り上げた真面目で勤勉な兵士のヌヴィルとは程遠い男なんだけど、既に、手紙で良い評判が出来上がってているから、表向きは真面目で勤勉で、浮気なんかしないというように見えているんです。
誰もが騙されていくのを悔しい思いで観ているエリザベットを横目に、楽しんじゃうのがヌヴィル大尉なんです。でもね、このヌヴィルは、逃亡兵となっている訳だから、普通なら、その連絡が入ってくるでしょ。戦争からすぐに逃げているんだから、軍でも一応、本人の自宅があった地域には、伝えていると思うんですよねぇ。それなのに、何の問題も無く、その地に居座って、まして、軍が傍にいても、バレないんですよ。どーも、腑に落ちないなぁって思いました。
私、エリザベット役のメラニーロランさん、好きな女優さんなのですが、今回は、エリザベットがヌヴィルにやられてばかりで、もっと彼を虐めて欲しかったな。色々、虐めようと画策するんだけど、全て交わされてしまい、どうしようもなくなっていくんです。うーん、悔しい!こんなゲス男、もっと虐めてやっちゃって欲しいです。
私は、この映画、まぁ、お薦めしても良いかなぁと思います。私は、それほど盛り上がらなかったのですが、軽いフランス映画っぽいのがお好きな方には、アフタヌーンティーの合間に良い作品かもしれません。私は、この作品を観るなら、「ダウントン・アビー」を観た方がたのしいなぁ。この時代のお話なら、「ダウントン・アビー」がダントツですもん。とりあえず、気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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