「毒戦 BELIEVER」闇社会を束ねるイ先生を追うのは刑事なのかそれとも・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「毒戦 BELIEVER」を観てきました。

 

ストーリーは、

巨大麻薬組織のボスとして悪名をとどろかせながらも、誰一人としてその顔も本名も経歴も知らない麻薬王“イ先生”。麻薬取締局のウォンホ刑事は長年にわたって行方を追い続けていたが、未だにその尻尾すらつかめずにいた。ある日、麻薬製造工場が爆破され、事故現場から生存者の青年ラクが発見される。ウォンホ刑事は組織に見捨てられたラクと手を組み、大胆かつ危険極まりない潜入捜査に乗り出すが・・・。

というお話です。

 

 

巨大麻薬組織のボス”イ先生”。麻薬王”イ先生”、名前は誰もが知っていても、彼に会った者はおらず、経歴も顔も名前も知る者はいない。彼を追っている麻薬取締局のウォンホ刑事は、学生の間でも麻薬が出回っていることを聞き、ある少女に情報を探るように依頼をしたのだが、数時間後、その少女が瀕死の状態で発見される。そしてヒントとして”8”をウォンホに残し死んでしまう。

 

何とかイ先生の手がかりをつかまなければと捜査をしていると、ある日、麻薬製造工場が爆破され、事故現場から犬が1匹と青年一人が助け出される。青年はラクと言い、組織に見捨てられたのだ。その工場では、幹部の会議が開かれるハズであり、遅れてきた女性幹部だけは助かったのだった。幹部でただ一人生き残った女性は警察に保護を求め、イ先生の情報を話すと言うので警察に保護していると、そこで亡くなってしまう。どうやって殺されたのか分からないが、何の情報も聞けないままだった。

 

 

ウォンホ刑事は、残されたラクに協力を求め、麻薬組織にウォンホが潜入捜査を始めることにする。ある組織からの依頼を受け、麻薬を製造するための原材料を受け取り、それを精製して麻薬にし、イ先生の元で売るというのだった。取引に出向くと、ウォンホに麻薬を試してみろと相手のボスが言う。仕事の品はやらないと言うが、やらないなら取引はしないと言われてしまい、強い麻薬をやる事に。ウォンホが麻薬を使った事に満足し相手のボスは帰るが、ウォンホは急性中毒で倒れてしまう。直ぐに冷やすなどの措置をし、何とか蘇生したウォンホは、次に、麻薬を精製する工場にラクと一緒に向うことになる。

 

 

麻薬精製工場の二人は、耳が不自由らしく、手話でラクと話しをしている。精製を頼み、近くの倉庫から見張ることにする。一方、イ先生かと思われていた会社社長が亡くなり、その息子だった男が新興宗教団体の教祖となり、そこで麻薬を売りさばいているという情報が入り、ウォンホとラクが連絡を取り、訪ねてみると、その宗教のシンボルが”∞”のマークだった。”8”を横にしたマークだと気が付いたウォンホは、この宗教団体の教祖がイ先生なのではないかと探り始めるのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、中国映画のリメイクなんですね。観てから知りました。元の映画を観ていないので何とも言えませんが、この映画は、面白いと思いました。でもね、いつも思うのだけど、韓国の警察の描き方って、それこそ”警察だから何してもいいんじゃ!”って感じで、観ていて胸糞悪くなるのよねぇ。お前らが犯罪者だからって言いたくなっちゃうの。まぁ、それがノワールってやつなのかもしれませんが。

 

ウォンホは熱血刑事で、ちょっとウザい感じなんです。それに対して、ラクがちょっと弱そうなイメージなので、バディとしてはバランスは良かったと思います。ウォンホは、頭悪そうなんだもん。ラクが頭が良くて良かった。まぁ、当たり前なんだけどね。

 

 

ストーリーが良く出来ているので、最後の最後まで、イ先生は見つからないし、誰がどうやって社会に麻薬がばら撒かれていたのかという事は、ちゃんと解決するので、表向きはスッキリするんです。でも、この映画は、イ先生を捕まえるというのが、最初からの目的なので、ウォンホは、もちろんこれでは納得はしていません。ちゃんと、追って行きます。良くあると言われればそうかもしれませんが、でも観ていて、スッキリしました。

 

 

このウォンホ役の人、”お嬢さん”に出ていた人でした。ちょっと厭らしそうな、匂いそうな人です。それに対して、ラク役の人は、ちょっと何を考えているか分からないような、そんな細見の男性で、良かったと思います。

 

アクションは凄く激しくて、銃撃戦は凄かったです。あんなに撃たれたら、どこかに当たってそうなんだけど、味方の方は、足とか肩とかに、一発くらいしか当たらないのよね。敵はみんな倒れていくのにさ。ここら辺が、笑っちゃいますよね。でも、カッコ良かったですよ。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。私は、あまり好きなタイプの映画ではありませんが、面白かったです。この系の映画が好きな方には、喜ばれる作品だと思います。今、この情勢だと、どーも韓国映画を観るのに抵抗があるのですが、エンタメは政治とは関係ないと思って、観に行くことにしました。映画は面白いよね。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

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