「王様になれ」を観てきました。
ストーリーは、
カメラマンになる夢を抱きながらも、厳しい現実を前に苛立ちと焦りを感じながら叔父のラーメン店で働く祐介。初めて足を運んだ「the pillows」のライブで、思いを寄せるユカリを偶然見かけた祐介は、ユカリと話すようになる。祐介はユカリとの距離が近づいていくにつれ、徐々に「the pillows」の魅力にもはまっていく。
というお話です。
私、あまり音楽に詳しくなくて、この「the pillows」も知りませんでした。この映画で、初めて知ったのですが、音楽、良かったです。映画の色々なところで、the pillowsの曲が入ってくるので、とっても耳障りが良くなっていきました。
ある青年が夢に向かってもがいて行く内容なのですが、祐介役の岡山さんのもがきっぷりが良いんですよ。カメラマンになりたいけど上手く行かず、アルバイトをしているのですが、仕事もいい加減になっちゃってて、ミスをするんです。水をジャバジャバしちゃってたのは、まぁ許すけど、お客様にラーメンを出して、”ネギ抜き”って言ったのに入れちゃってて、そのネギを手で取って、そのままラーメンを出すんですよ。映画の中でお客様は怒ったけど、そりゃそうでしょ。怒るよね。作り直しでしょ。もし、ネギでアレルギーとかあったらどうするの?頼まれたものが出せてないなら、作り直しでしょ。観ている私もムカついたわよ。その考え方があんたのレベルを下げてるのよ。
夢に向かって勉強しているのは解るけど、アルバイトだって仕事なんだから、真剣にやるべきです。それが出来ない人には、夢も叶わないと思うよ。何事も真剣に向き合う事が出来る人間にしか、チャンスも幸運も巡ってこないの。
ユカリは、劇団員なんだけど、ある秘密を抱えているんです。彼女にとっては大きな問題なんですけど、人に話せないんです。自分の事で精一杯の祐介には、特に話せなくて、可哀想でした。祐介は、自分の事ばかりで、ユカリの様子にも何も気が付かないんです。若いからと言っても、もう少し、好きな人の事は気にかけようね。それ、嫌われる典型だから。
「the pillows」って、30周年なんですね。というか、本当に知らなかったので、これから聞いてみます。GLAYとかと同じ年代とのことで、何で聞いてなかったのかしらと不思議に思いました。あの頃、ラジオを聞いたり、CDを買ったりという時代で、色々な音楽を聴いていたのになぁ。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。私は、the pillowsを知らなかったのですが、この映画で初めて聞いて、気持ちの良い音楽だなと思いました。完璧に単館系の大人しい映画ですが、単館系に慣れている方なら、楽しく観られると思います。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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